Quantcast
Channel: 70-80年代アイドル☆ピンク・レディー☆昭和TVワンダーランド
Viewing all 160 articles
Browse latest View live

チャコの葛藤アイウォンチュ~「デンジャラス・ゾーン」 三井比佐子

$
0
0
イメージ 1

禁断症状とは…

中毒性のあるなにかにより慢性中毒を患ってしまった者が、急にソレを中断した場合に起こす精神的、身体的症状

コレである。その要因となるモノはさまざまであることは、コレを読んでる皆様もご承知のことかと思われ。しかも“惚れた腫れた”というアレにも、こういう症状を引き起こす要因があるから厄介なものである。症状のヒドい方になると、ソレが原因で堕ちるところまで堕ち、非常にデンジャラスな状態と化してしまうこともあるから要注意が必要かしらん、ナゾ。といっても容易く「コントロール」できるものであるのならば、そんな問題は生じないワケでゴザイマシて。

それはそうと、80年代アイドルポップスにもそうした症状と悪戦苦闘を繰り広げるお歌がゴザイマシタよね。今回はココにコジつけさせていただき、あの方が放ったこの1曲をレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「デンジャラス・ゾーン」は三井比佐子嬢のシングル第2弾として、1982年9月1日に発売された楽曲である。

三井比佐子嬢と言えば、北原佐和子、真鍋ちえみという、モデル事務所(オスカー)に籍を置く見た目的にも上々なお嬢さん等とともに組んだパンジーというユニットの一員としても知られる方。パンジーは当時“女たのきん”とも呼ばれ、芸能界では猛威をふるうソレになるのではないかとの予報が出されていたもの。しかしフタを開けてみたら商業的には見事にカラぶり~となってしまったこともあり、その失態劇によってキオクに色濃くとどめられている~なんて方も多いのかと思われ。

本レビューの主役、三井比佐子嬢はパンジーにおける3番目の娘というフレコミにより、同年6月1日に「月曜日はシックシック」という曲で満を持しての歌手デビュー。オリコンでは最高93位、100位以内には5週、200位以内との合計で13週も留まるなど、コアなファンのハートをムギュっとわしづかみにした比佐子嬢。このデビュー曲に関しては色々な意味でとても有名になっているようであるからして、ココでの詳しい解説はハショらせていただくことにする。

そんな比佐子嬢の次作だものネ、期待せずにはいられないといトコロでありまして。表題曲の作家陣はデビュー曲のソレとまったく同じ布陣、作詞は高平哲郎氏、作曲は筒美京平氏というコンビ。高平氏は「笑っていいとも」などを手がける放送作家さんとしても著名であるが、アイドルポップスの世界では比佐子嬢の作品くらいでしか、そのお名前を見つけることはできない。そもそも高平&筒美という妙なコンビがどのような道程により実現し、なぜに比佐子プロジェクトに関わることになったのか…色々と知りたいことは尽きないものでゴザイマスよね。

とにもかくにも…ひとまずソレはさておき、肝心のレビューを進めまショ。

♪ヂャララ ヂャララ ズ ダンダ ヂャラヂャラ~

膝をカックンカックンさせながら、思わず比佐子嬢と一緒に踊りたくなるようなイントロ。なにか素晴らしいことでも待ち受けているかのようなワクワク感とノリの良さで満載である。京平センセイの作品であるからして、コレもどこかにその下敷きがあるのかしらネ、ナゾ。

♪恋することが 危険なのは知ってるの
 だから これまで
 こどものあそび おしまいだとかんじるの
 だから サヨナラ

そのワクワク感に反比例するかのごとく、一転して否定的なムードへもってく比佐子嬢。イントロではあんなに元気ハツラツだったのに…。一体この主人公の身にナニが起きたというの?

それにしてもココで使われているピュ~↑とかシュ~↓とかいう効果音。なんだかコレ…身に覚えがゴザイマスの。たしかあの時は風邪をコジらせまくり、普段は飲まないような強めのお薬を服用した際、夢うつつとなった脳裏で炸裂したサウンドに…似てるのよネ。アレはなんだったのかしらん…アブナイアブナイ、まさにデンジャラス!アレが過激化すると○薬とか○せい剤と呼ばれるソレラを常用することで現れる白昼夢?というモノになるのか。やはりお薬というモノは使用上の注意をよく読んで正しく使わないとネ。(笑)なにはともあれ…

♪これいじょう わたしのことを こまらせないで
 だから おねがい セフティー・ゾーンでつきあってね

えっ、…コレでおしまい?短すぎてナイヨウがナイヨ~!ってこのセリフはたしか前にもどこかのレビューで吐いたような気もするのだけんど?

♪立入禁止 立入禁止
 ここから先は はいっちゃダメダメ
 デンジャラスだぞ
 立入禁止 立入禁止
 もうこれいじょう わたしのことをこまらせないで
 だから おねがい セフティー・ゾーンでつきあってね

あっ、まだ続いていたのか…早合点しちゃってゴメンなさい。(笑)それにしてもどこからどこまでがサビなのか、まったくもって摩訶不思議な曲である。終わったと思ったらまだ続いてて…起きあがり小法師(コボシ)みたい。

まぁ、ソレはさておき…これまでの歌詞から受ける印象によれば、このお歌の主人公…色恋沙汰から身を引こうとしている?なぜならソレはセーフではない行為であり、すなわちデンジャラスとなり得るからして…という証明を自らでやってのけ、自己円満解決へ事を運ぼうとする無理ヤリ感が見え隠れ。ここから先はダメ!立入禁止ヨ!と防波堤をこしらえて清い男女交際を幾度となく考えてはみたものの…完全に断ち切るおつもりはないご様子。その本音とやらが…

♪だから おねがい

このクダリにおけるコーラス隊のお姐さま方のソレにお耳を傾けていただければ…

♪(ユゥノウ~)(アイ ウォンチュ~)

合点!ということになるのかと思われ。英語が不得手という方のためにおせっかいながらも説明を加えておくと…

♪(えっと だから そのね)(あなたがほしいの)

という意味になるからである。コレをお相手(男性)の叫びと解釈するムキもあるが、その場合は男声コーラスの方がナチュラルであるからして…やはり主人公さまのココロのお声?(笑)

♪あぶないゲーム やめられないと
 かんじたの だけど サヨナラ

どうやらこのお歌の主人公、惚れた腫れたの恋のお遊びにどっぷりハマってしまい、すっかり患っておられる模様。ダメダメ困らせないで!と言いつつもアイウォンチュ~なんだもの…建前では「こんなことダメ」、本音では「ガマンできないわ」という葛藤にもがきまくるというアレ。要はソレって…完全なる禁断症状でゴザイマスよね、おそらくは。(笑)それでも諸症状に逆らうよう必死に清純を取り戻そうとするあたりに、アイドルとしての誇りを見た!という感じが無きにしも非ず?

それにしてもコーラス隊の姐さんたち…ハリきってますな。彼女らのソレは比佐子嬢におけるミルクキャラメルように甘い歌声をよそに…どんどん凶暴化。曲中2分40秒あたりのクダリからはソレがどんどん顕著となり…

♪立入禁止(スタァ~ップ スタァ~ップ)

♪立入禁止(アァ~ウォ アァ~ウォ)

♪立入禁止(スタァ~ップぅ スタァ~ップぅ)

♪立入禁止(ギャぁ~~~オゥ)

文字として書き表せないほどの奇声を発するほどに。そういう症状を患うと、理性もナニもどこかにスっ飛んでしまい、こういうお声を発するハメに陥るのかしらん、ナゾ。おまけに…

ピ~ポ~ピ~ポ~ピ~ポ~

救急車まで出動中って…一体なんてスゴい歌なの、コレ。(笑)凶暴化ならパトカーの方が適切だったかとも思うけんど、まぁ、アソコも患っている?ということを想定しての救急車両出動と相成ったのかしらん、ナゾ。ってか別にこれら猛獣のために呼ばれたものではなく、禁断が出まくってる主人公さまのためにお呼びしたモノでは?編曲された船山基紀センセイ、真意のほどは?(笑)

と…なんだかんだ書いたところで、この曲がスキでたまらないワタクシメ。それこそ日に一度は聴かないと禁断症状が…というのは冗談でゴザイマスがネ。このチューンはヒットメーカーとして知られる京平センセイがお作りになられたものだもの、駄作なワケがありませぬ…というフォローアップの割りにこのレビュー内容?それこそセフティー・ゾーンもなにもあったものではないといったトコロ。でもケなしてるワケでもなんでもなく、ホントにスキなんだから…ノリノリで覚えやすいメロにユニークなアレンジ、とろけるように甘い比佐子嬢の歌声…と書けば書くほど弁解がましくなるから困るのことヨ。クチは災いの元…まさにデンジャラスでゴザイマスよね。(笑)

この曲はオリコン…記録が見当たりませぬ。デビュー曲では健闘を見せていた比佐子嬢だったが、この曲ではどうやら圏外も圏外…撃沈しまくってしまったようである。デビュー曲に負けず劣らず、こちらもクセになる中毒性をはらんだ楽曲であり、ソレと比較しても出来栄えの点で劣るとは思えず、クビをかしげざるをえないものだが。この結果が要因となったのか、比佐子嬢の歌手活動は先立って発売されたアルバム1枚とコレにて終焉となってしまった。

比佐子嬢に関してはネット上で色々と…ココロないことを書きたてておられる方もチラホラで、コラっ!たしかにお声が歌手向きのソレでないことに関してはクビをタテに振らざるをえないトコロでゴザイマシて。しかも必要以上にお声が大きいってのも^^;。しかしながらこの美貌を見よ!

イメージ 2
表題曲のプロモ広告。ニックネームはチャコ。「強力第二弾!」にウソ偽りはないようで(色々な意味で)。このプロモ広告は2週に渡り堂々掲載!ゼニはかかっていた模様。

パンジーの中ではイチバンの美系べっぴんさんであることは一目瞭然といったトコロ。それこそ和服美人にでもなりそうなお顔立ち。フリツケに関しても教えられたことをキッチリと実行する、とても素直で従順な性格の持ち主と見た。これだけのフリを笑顔キープでやってのける…簡単そうに見えて意外と難しいことこの上ないものでゴザイマシて。ソレを小気味よくきちんとカマせていた比佐子嬢…実はなかなかの才をお持ちだったのでは...と。

♪ここから先は はいっちゃダメダメ デンジャラスだぞ

こういうことを書き連ねると色々と...アブナイアブナイ、これまたデンジャラス?比佐子嬢のために援護射撃はカマしつつも、そんなゾーンにハマりこむのはゴメンこうむりたいもので、今回のレビューはこの辺りでお開きとさせていただきたく思うのでありまする。(笑)

☆作品データ
作詞:高平哲郎 作曲:筒美京平(1982年度作品・VAPレコード)

【まとめ】82年組・春・色とりどり【前編|永久保存版】

$
0
0
1982年という時代…コレは懐アイドル同盟(笑)に所属される方であれば、ソレを欠かして語ることはできぬ!それくらいに重要な意味合いを持つ年度なのかと思われるのである。そもそもなぜにこの年度がそれほどまでに重要年度なのかと言うと…

花の82年組

コレでゴザイマスよね。1982年という時代にキラ星のごとく現れた多くの女性新人歌手たち。彼女等の存在こそ、かれこれ30年以上もの時が過ぎ去っているにもかかわらず、未だ語り草になっているというワケでございまして。

当時のニッポン芸能界は80年組(松田聖子、河合奈保子、柏原よしえ、岩崎良美、田原俊彦など)の商業的成功により、第二次アイドルブームが沸き起こっていたもの。その煽りをモロに受けてしまった81年度デビューの女性アイドル陣は、ごく一部(伊藤つかさ等)を除きジリ貧の大不作という結果を喰らうハメに。だけどソレはさらに新しく、そしてもっとフレッシュなナニかを時代が模索していたことの表れだったのかもしれないと。こうしたタイミングで大手レコード会社各社から次々とデビューしていったのが、俗に言う“花の82年組”と呼ばれる方々だったということになるのである。まぁ、この説明は当ブログの常連様方にとっては全くもって不必要なソレかとも思われるが、ご存知ない方のために念のため。

あれから32年の時が流れに流れた2014年の春、改めてそのムーブメントをふりかえってみたい!そんな風に奮い立つ思いがありましたのと、また多くの方よりご質問を受けるアレ…そうそう、あのヒトのデビュー曲はどれくらい売れたの?最高順位は?初登場順位は?そしてマニアの方にとりましてはとっても気になる101位以下の水面下アイドルのゆくえは?などなど…。

今回の記事ではソコラ辺をクローズアップぅ!皆様の疑問を払拭し、晴れ晴れとしたおキモチで今春を迎えていただきたいと…このように思った次第なのでありまする。名づけて…

【まとめ】82年組アイドル・春・色とりどり【永久保存版】

こんなんどうでしょ?

巷で流行ってる?「まとめ」にコジつけさせていただき、この華やかなりしムーブメントの記憶が風化しませぬよう、シカリとまとめあげていこうと思うのでありまする。

注:このまとめはチャート成績での上下を晒すものでは決してありません。82年組としてデビューされ、あの頃の少年・少女たちを楽しませてくださり、素敵な思い出を作ってくださった方々を称えるのが最大目的の【まとめ】でゴザイマス。

それでは早速開始!とイキましょか。

まず、今回は前編にあたる第一回目。おそらくはマニア諸君の間以外ではあまり語られることのないアレ。そそっ、水面下の動きと呼ばれる101位以下で蠢いた82年組の動向からまとめていきまショ。

【101位-200位|チャート動向】

イメージ 1

※NM系、男性歌手は割愛
※グラフの見方は左から右へ
※100位以下圏外という扱いのため、詳細な売上データなし
※データはオリコン調べ(詳細な各週順位は表記いたしません)

【つぶやきメモ】

イメージ 2川上麻衣子
デビュー曲「白夜の世代」
ラジオシティレコード
81年11月21日

最高順位158位。ドラマ「3年B組金八先生」のマドンナとして人気を得てのデビュー。タイトルにもなった白夜は、出身地のスウェーデンにおけるソレをイメージしたもの。82年組における期待の新人として早々と登場するも、歌手としては低空飛行が続き、シングルは4枚でエンドってしまう。レコーディングに時間を割いてもらえず「こんなんで感情移入なんかできるか」とイライラが連続の歌手時代だったらしい。アイドルというよりも夜がお似合いの色っぽい風貌。2ndシングル「サンデーサイクリング」における白昼劇がどうりでお似合いでないワケネ。

イメージ 3白石まるみ
デビュー曲「オリオン座のむこう」
ビクターレコード
82年1月21日

最高順位155位。ドラマ「ムー一族」の郷ひろみ相手役オーディションで2位になったのが芸能界入りのキッカケ。デビュー曲は呉田軽穂&松任谷正隆コンビによる豪華盤で話題を呼んだが、19歳という年齢が足をひっぱった感も。歌手デビュー前からドラマやCMでお茶の間の人気者。ご本人も陣営もオトナの魅力で勝負を企てていたようだが、あいにく時代はローティン化の方向へ、残念!アイドル歌手としてはシングルが3枚で終焉したが、アルバムともども傑作多し。新人賞レースは「歌謡大賞新人まつり」のみ参戦。

イメージ 4山田由紀子
デビュー曲「ルージュの気持ち」
テイチク
82年1月25日

最高順位は193位で登場週数は1という、紛れもないすべりこみセーフ組。モデルとしてスカウトされ、1980年春に資生堂「エクボ」のCMに出演して話題に。当初はこのヒトが松田聖子だとの勘違いが流布。当時開催のイベントなどにおいても聖子さんは「あんただあれ?」状態、完全に蚊帳の外になっていたと聞く。その頃にとっとと歌手デビューしていれば…といった後悔雨あられ感も。歌手としてはシングル3枚で終焉したが、女優として「それゆけ!レッドビッキーズ」などに出演し気を吐く。が、時すでに遅し感は否めず。

イメージ 5川島恵
デビュー曲「ミスター不思議」
東芝EMI
82年2月21日

最高順位は140位と低めだったものの、15週もの間水面下でネバリ続けたロングランが特筆。デビューのキッカケは「第2回東芝EMIスカウトキャラバン」での優勝、後に「レッツゴーヤング」のサンデーズとしても選出され、日曜夕刻のお茶の間で笑顔をふりまいた。伸びのあるさわやかな声質からフルーティーボーカリストとも呼ばれ、歌唱力では同期の中でもトップクラス。未だに根強いファンに支えられ、評価も高いのが特徴。それにしてもデビュー時点でのビジュアル…スタイリストさんにはもちょっとガムばってほしかったトコロか。担当したの…だあれ?

イメージ 6松居直美
デビュー曲「電話のむこうに故郷が」
日本フォノグラム
82年2月25日

最高順位は199位。デビューのキッカケはテレビ番組「歌まね振りまねスターに挑戦!!」でのスカウト。デビュー曲は高田みづえさんの没曲で、作曲した武田鉄矢氏は「みづえさんが唄ってくれていたらナ」と恨み節を連発。歌手としてのスタートは苦戦モードだったが、よせなべトリオとしてリリースした曲でベストテン歌手に。ソロとしても「微妙なとこネ」で25位を記録するぷちヒットを放つなど、底ヂカラを見せつけた。しかしソロでの大ヒットにはなかなか恵まれず、大映ドラマ主題歌で最後の砦?「TALK TO ME」も大胆にカラぶり。女ものマネ四天王としては一時代を築いたが…。

イメージ 7シャワー
デビュー曲「DO UP・愛ING」
ビクターレコード
82年2月21日

最高順位は135位。資生堂「シャワーコロン」用CMのために選ばれた7人組。中心メンバーは村上里佳子、矢野有美、尾上千晶など。俳優の陣内孝則現夫人も在籍。メンバーそれぞれに7色のイメージカラーが割り当てられ、カラフルなシャワーを浴びせますというコンセプト。80年代初頭における大人数アイドルの元祖であり、おニャン子くらぶのプロトタイプと言われることもある。歌手活動としてはシングルは2枚で終焉...コレは企画モノの性まるだしで想定内か。アルバムでもソロ曲が収録されたが、中心メンバーは後にソロデビューもカマした。

イメージ 8ヒーロー・キャリー
デビュー曲「恋のティーンエイジ・ブギ」
ポリドール
82年2月1日

最高順位は192位。高校を卒業したばかりの女子9人組で構成、しかも全員が同じ学校出身というものスゴさ。このため選りすぐりがなされずに?ビジュアル面で光る素材が見当たらないまま撃沈モードへ。コチラも9人という大所帯で「したくてしたくてキックオフ」なる珍盤も存在。そういう意味ではおニャン子のプロトタイプと言えるのカモ。ポリドールにおける女性アイドル育成不得手加減がにじみまくってしまった一例か。それでもシングル3枚にアルバムまでリリースしてしまうという、人数にモノを言わせた暴れっぷりにはアッパレか。

イメージ 9伊藤かずえ
デビュー曲「哀愁プロフィール」
日本コロムビア
82年4月21日

最高順位は131位。子役時代のプレデビュー盤として「ひとりぽっちの村祭り」を神奈かずえ名義でリリースしたご経歴も。子役時代から数多くの映画やドラマに出演、デビュー年にはテレビ版「ねらわれた学園」でナゾの美少女役を演じ話題に。その後も大映ドラマなどで人気を博し大暴れするものの、歌でのヒットにはなぜか縁遠く。ドラマ人気にあやかり、85年にリリースした「17歳のテロル」がようやくぷちヒット(56位)。シングルもアルバムも数多くリリースしたが、チャートインしたのはシングル2枚、アルバム2枚。

イメージ 10吉成香
デビュー曲「はにかみ天使」
東芝EMI
82年4月21日

最高順位は192位。小田急百貨店における創業20周年記念のイメージガールとして、3000人の中からその栄冠を勝ち取る。歌手デビュー時には小田急沿線各駅や車内に告知用ポスターがソコラ中に貼られるほどの大プッシュ体制。持ち前の童顔で若作りして挑んだものの、同年度のローティーン化の波にのまれまくりあえなく撃沈モードへ。結果アイドル歌手としてはシングル3枚で終焉に。その後は芸名変更をたびたび繰り返し、大竹まこと氏に正体を暴かれながらもしぶとくご活躍。

イメージ 11佐々木よしえ
デビュー曲「エピキュリアン~楽天少女~」
徳間音工(クライマックス)
82年6月23日

最高順位は195位。芸能界入りのキッカケは資生堂「花椿」ブランドにおけるモデル募集での合格。東亜国内航空のキャンペーンガールなども経験。歌手デビュー時にはゴールデンタイムでデビュー曲告知CMがオンエアという大プッシュぶり。当時よくいたモデルあがりの…といった風貌の持ち主だったが、アイドル歌手としてはシングルは3枚で終焉…というか3枚もお出しに&アルバムまで...スゴっ!と仰天。外国人プロレスラーと数年にも渡る遠距離恋愛の末にゴールイン。現在はホノルル在住、観光船ビジネスをワイキキビーチで展開中。ビーチでの客引きが日々のお仕事とか。

イメージ 12百瀬まなみ
デビュー曲「少女時代」
エピックソニー
82年7月21日

最高順位は187位。82年度開催「ミスセブンティーン」における特別賞受賞者というフレコミ。デビュー時にはロッテ「パイの実」CMで郷ひろみ氏と共演し、お茶の間に顔を売る作戦で打って出た。しかし7月という遅いデビューがアダとなったのか、新人賞レースでは蚊帳の外。シングル2枚ポッキリで終焉してしまった泡沫アイドル。大瀧詠一氏の「カナリア諸島」(原題は「カナリア諸島にて」)をカバーして気を吐いたことも。しかし女優としてはフンバリを見せつけ、大映製作のドラマ群では脇役として、マニア間では欠かせない存在に。

さぁ!101位以下で蠢いた水面下82年組の【まとめ】いかがでしたかしらん?

当時のチャートで100位前後の売上レベルは2000枚。ということは1週間に2000枚かソレ以上をサバかないと100位入りの壁をブチ破ることはできなかったのでありまする。こういう数値から考えるに…101位以下になると、単純計算しても1000枚単位の売上が中心だったのかと思われ。1週間に1000枚単位のレコードを売りさばく…コレはタイヘンなことでゴザイマスよ。だから皆様…上記82年組女子アイドルさん達における功労をねぎらってあげてくださいませネ。あいにく水面下にはなってしまったけれども…誇りを持つのヨ、みんな~!アナタたちはアイドル戦国時代を駆け抜け、時代に翻弄されながらもベストを尽くされた方々なの。そしてなによりも...テレビの前にいた僕等を十二分に楽しませてくれた方たちなのですからん。

それでは…引き続き「中編」でお会いいたしまショ。

【まとめ】82年組アイドル・春・色とりどり【永久保存版】の前編はこれにてお開き。

ごきげんよう、さようなら。

【まとめ】花の82年組・春・色とりどり【中編|永久保存版】

$
0
0
さて、前回の前編では想定外のご好評と相成りました...

【まとめ】82年組アイドル・春・色とりどり【永久保存版】

中編となる今回は、花の82年組というククリの中で「その他大勢」というトコロに属される方々をご紹介していこうと思うのでありまする。単刀直入式に申し上げてしまえば…コレラの方々というのは水面下(101-200位)どころか、更にその下のヨドみ部分に沈殿?いえいえ…前回も散々パラ言及いたしましたが、自身の名前、顔、そしてお声の入ったレコード盤を、あの凄まじかったアイドル戦国時代の真っ只中に放たれた!こういう事実だけでもスバラシイことではないですか、それこそ賞賛に値するというものでゴザイマスよ。なんせこの「その他大勢」組には、ワタクシメのダイスキな方々がゾロリンコンというトコロでゴザイマシて。

それでは早速イキましょか…とヤケに短い導入部。だってネ、今回は人数がスゴイからさっさとイカないと【まとめ】られませんのヨ。(笑)

【つぶやきメモ】

イメージ 1あおきあい
デビュー曲「アンドロメダの異星人」
テイチクレコード
82年(詳細日不明)

宇宙と交信可能なエスパーアイドルがニッポン歌謡界へ殴りこみ!って…それだけの能力があるならばソチラ方面でご活躍されていた方が?といった懸念も。ポップス?演歌?セクシー歌謡?その判断がとてつもなくムズカシイ、自称ミラクル歌謡の女王さま&和製シンディー・ローパー。ラインナップとして「クスグルジョーのサンバ」「焼き鳥サンバ」など、女王さまはやけにサンバものがおスキなご様子。VAPに移籍した頃にリリースした「うそっぱち」では深夜の時間帯だが告知スポットが打たれたことも。発売したシングルB面の多くで「四次元酒場」が使いまわし…コレは一体。ところで四次元酒場ってなんなの?(笑)

イメージ 2青葉久美
デビュー曲「恋はティニィ・ウィニィ」
ポリドール
82年5月1日

歌手デビュー前はスクールメイツの一員として、またテレビドラマ「俺んちものがたり」「ただいま放課後」、バラエティ「たのきん全力投球」でも活躍し人気者に。デビュー曲では得意のダンスをちりばめ、傘を片手の大暴れ。脇には二匹の着ぐるみを従えるなど、割と銭はかけられていたのか?とおぼしき展開がチラリンコンと見え隠れする久美プロジェクト。実はこのブログにもよく出没してくださる元スクールメイツ(元ストロベリー)、SAYUMINの先輩にあたるお方なの。

イメージ 3かとうゆかり
デビュー曲「シュガーぬきのSaturday Night」
CBSソニー
82年8月25日

和製コニー・フランシスとして、ド迫力の歌声とオールディーズのりチューンをひっさげデビュー。テレビ番組「アップルシティ500」ではパーソナリティーも務め、司会もこなせる器用なトコロも見せつけた。シングルでは「放課後ロック」「ダイナイマイトチャンス」など佳曲揃い。83年発売の勝負曲「熱風半球」は東亜国内航空のキャンペーンソング、後発でラストシングルになった「STAY」はTBSドラマ「ポニーテールは振り向かない」挿入歌…これだけやっても100位の壁がなぜかブチ破れずの、埋もれに埋もれてしまった実力派歌姫。

イメージ 4きゃんきゃん(キャンキャン)
デビュー曲「あなたのサマーギャル」
テイチク
82年6月25日

そのユニット名からもお察しがつくとおり、キャンディーズのフォロワーとして遅ればせながらのデビュー。なのにデビュー曲の作曲者が都倉俊一氏というちぐはくぶりが露呈。途中からご本家に見習いセンターを桜井(写真中央)→山本(写真右)に変更するも特にコレといった効果があらわれず、最後は「おはスタ」で解散式。3人ともキュートなのにどして売れないの?山本博美チャンは京本政樹夫人、写真左の唐沢美香チャンはつい最近になって芸能界復帰&CD発売…恐れいったワ。

イメージ 5嵯峨聖子
デビュー曲「シンデレラ・リバティ」
エピックソニー
81年10月21日

ザ・バーズ出身の美人姉さん。デビュー曲では作詞も手がけるなど、そこらのガキン子アイドルには決してマネのできないキャリアと色香で勝負に出た。ご本家の聖子チャンに負けじとばかり、純度の高い聖子カットがトレードマーク。デビュー曲衣装では若作りのためとおぼしき可愛いカチューシャも頭にのっけての熱唱。実に可愛らしい方でありながらもソロでは鳴かず飛ばずとなり、後にデュエットを薦められロス・インディオスの女性ツインボーカルとして加入。現在はレポーターとして活躍中だが、売れなかったアイドル時代を決して隠さない、誇りに満ちみちあふれたお方なの、ステキよ~ん。

イメージ 6佐藤弥生
デビュー曲「ト・キ・メ・キ SUNSET」
日本フォノグラム
82年(詳細日不明)

ナゾのアイドル第○号に属するお方かと思われ。調査によればヤマハのポプコンで入選、その後に歌手デビューと相成った模様。新潟ご出身とおぼしきお方で、当時はローカルで番組も持たれていたらしい情報もチラリ。ソレ系の掲示板で地元民から「ナツカシイ」が連発されていることから、お膝元ではそこそこのスターさんだったのかと思われ。

イメージ 7清水舞子
デビュー曲「蒼い日記」
SMS
82年6月21日

どこだったか、ローカル劇団の雑誌広告で西陽子(「君は黄昏の似合う人」でデビュー|幸運の矢を射止めた少女というのが当時の宣伝文句)とともに盛んにプッシュされていたお方。ソレラ広告は「平凡」などにも掲載され、社のイチオシだった西さんは後に飛鳥あおいに改名、思い切りの若作りをカマしまさかの乙女隊一号のセンターポジションへ。表題曲では歌謡曲風ビジュアルに収まる舞子チャン、しかし2nd「恋人塚」ではアイドル顔に大ヘンシ~ン。その2ndでは関東でもちょこっと話題になったとキオク。SMSのニューユースレコード第一号歌手とのフレコミによるデビューだったが、そのように説明を受けてもあまりピンとこないのが悲しいトコロか。

イメージ 8聖子ちゃんず
デビュー曲「おもわせ気分のBaby Face」
トリオレコード
82年5月21日

テレビ東京のモノマネ番組から選抜された松田聖子のそっくり娘3人組。当初はセンターを務めた女性を含める2人が従来の聖子ちゃんカット、残りひとりはショートの聖子ちゃんカットだったが、後にセンター以外はショートへ変更。ユニット内でのよくある差別化が断行された模様。中央の女性がメインというのには、自然とクビがタテに動くものか。企画モノゆえ、発売されたレコードは表題曲のみの一枚ポッキリ。しかもトリオレコードは後に倒産。

イメージ 9沢田純
デビュー曲「キドッテProfessional」
RVC
82年7月21日

豊満なボディとド迫力の歌声を武器にデビュー。表題曲の他、アルバム1枚をリリースしながらも鳴かず飛ばず、翌年にはそそくさと演歌へ転向しちまった純姐さん。そういうなりふりまかわぬトコロも魅力のひとつか。歌唱力は極上でしごく本格派のため、演歌転向は満場一致か。なにせ現在も堀内美和として現役続行中なんだから…見直したワよ。

イメージ 10鈴木美江
デビュー曲「気まぐれONE NIGHT」
徳間音工
82年4月25日

子役のカワイコちゃんが歌手としてもデビューしちゃった~という雰囲気。同じミノルフォン所属、西崎みどりのパターンを踏襲か?にしても1982年デビューにしてこの楽曲…時代を数年さかのぼってしまったかのような70年代型のティピカル歌謡曲といった趣き。1976年放映の子供向けドラマ「円盤戦争バンキッド」で演じた白鳥ほのか役がマニア間で人気とか。現在は鈴木淑恵に改名し、女優業を続行中。

イメージ 11トミー・ジュン
デビュー曲「倖せの黄色いティッシュ」
ビクターレコード
82年6月21日

元ゴールデンハーフ・スペシャルの人気者だったトミーがひそか~に再デビュー。70年代末期の遺産が82年にふたたび息を吹き返すとは誰が予想したかしらん?再デビュー曲はゴールデンハーフ時代を彷彿とさせるノリノリのディスコチューンで、エレキのキュッキュがナツカシイ、ベンチャーズ風か?にしてもタイトルに使われた「ティッシュ」とは一体…安っぽさがハンパないのだけんど。あの…ソレってナニに使うモノなの?

イメージ 12ドリーン・ボイド
デビュー曲「シルバー・ムーン・スキャンダル」
東芝EMI
82年8月21日

ワイハ出身のハーフモデル。東レのキャンペーンガールを務めたり、テレビ「11PM」のカバーガールもカマしていたというから、おそらくは殿方のまたぐら刺激用アイドルか?この洗練されたお顔にこのダイナマイトボティだもの、業界の男性諸君がほうっておくはずもありませぬ、という成り行きによる歌手デビューといった感じの歌声。かる~くゆる~くサンバのリズムにのせちゃいましたといった風。

イメージ 13中野美紀
デビュー曲「未経験」
ビクターレコード
82年3月1日

「スタ誕」でグランドチャンピオンになった実力者。作曲家の都倉俊一氏をドッキリさせ、舌をも巻かせた少女。そこにいるだけでなにかを感じさせるという独特の存在感がウリ。同じビクターのキョンキョンよりも早いデビューで、当初のメインはコチラだった。ビクターでもイチオシとして扱われテレビ用告知スポットも打たれたほどの猛烈プッシュ体制。カンパの紙がぐるぐる回る教室内…衝撃の妊娠中絶ソングは歌詞の過激度からいくと「少女A」の比ではなく、遥か上に君臨する内容。「社会派アイドル」として大きく期待がかかったものの、なぜかしらカラぶった。

イメージ 14ナンシー・ルー
デビュー曲「愛のかげろう」
CBSソニー
82年9月1日

台湾からの刺客。現地では人気歌手として有名だったらしいナンシー。しかし日本ではそう簡単に事は進まず…シングル3枚でエンドった模様。2ndシングル「旅の続き」はビールのCMソングとして使われた佳曲。アイドルというよりも、ちょいとオトナのお姉さまといった雰囲気でボーカリスト寄り。

イメージ 15二科恵子
デビュー曲「恋のキラキラダンス」
クラウン
81年10月25日

クラウンの歌姫、ここに参上!このオトナびた美しい風貌から81年組と誤解され続け、すでに四半世紀が経過…今こそ「イイエ、ワタクシもリッパな花の82年組なのヨ」とノロシを掲げる時来たり!表題のデビュー曲と2nd「夢のメイクLOVE」は当時ブームになっていた欧風ペパーミントポップのカバー作品。どちらも恵子姐さんの躍動感がほどばしる傑作。3rdでは自慢の黒髪をバッサリコンコンしたかと思いきや、4thではまさかの「みちばちマーヤの冒険」(チータ作品カバー)に挑戦するなど一貫性ゼロ。只者ではない気配をムンムンさせた実力派べっぴん姐さん。

イメージ 16星ひろみ
デビュー曲「恋の家なき子」
センチュリー
82年(詳細日不明)

沈殿組にまさかの大物が紛れ込み。実はこの方、苦節時代の伍代夏子さん。テイチクから引き抜いた演歌の女王、八代亜紀を大黒柱に据えて立ち上げた新レコード会社、センチュリー。ソコの新人歌手&花の82年組としてポップスデビューを飾っていたもの。結果は苦節の文字が表すとおり全くもって芳しくなく、この後は加川有希→中川輝美へと改名するもまたもや撃沈。87年に伍代姓へまたまた改名して再デビュー、ようやくお鉢が回りはじめた模様。今に行き着くまでにちびりちびり…長らくご苦労されたのねぇ。

イメージ 17真柴えり
デビュー曲「涙のサンバーン」
RVC
82年(詳細日不明)

デビュー当時20歳、ちょいとおニャン子美奈代風?キュートなルックスのカワイコちゃん。82年組におけるミス・ミステリアス?といった正体不明系。この見た目とこの年齢でのデビューという事実から察するに、おそらくはモデル上がり?アイドルなのかボーカリストなのかハッキリしないコンセプト。どういう需要にあてこんで繰り出されたヒトなのか興味シンシン。「涙のサンバーン」って…そりゃ度が過ぎればナミダ目、ヒリヒリ痛いわナ。

イメージ 18南マリア
デビュー曲「湘南アフタヌーン」
ポリドール
82年4月25日

リンリンランラン?はたまた黒木真由美リターンズ?といったエキゾチックな風貌の、コチラもナゾのカワイコちゃん。テレビは「カックラキン大放送」への出演暦ハケーン、でも見たキオクは一切合切ゴザイマセン。この見た目はどちらかそういうトコロ出のムスメさんだったのか、はたまたコンセプトとして無理やりにやらされていたモノなのか、ナゾは深まるばかり。それなのにデビュー曲は「湘南アフタヌーン」とキたもんだ、これまたポリドールの血迷いか。この風貌で湘南とはなんとも似つかわしくなく…一体どういうコンセプトぉ?いっそのこと赤土の荒野でもお歌いになられた方がシックリきたのかと。

イメージ 19ミルクパン
デビュー曲「恋するシェリー」
ポリスター
82年1月25日

フォーシーズンズのヒット曲「シェリー」の日本語カバーでデビューした3人組。センターの女性はメガネっこアイドルとして先駆け的存在の、まさしくザ・パイオニアと呼べるような方。なんといってもセイント・フォーより3年も早くにやったのヨ!と、鼻息の荒さが今にも聞こえてきそう。ミニスカ穿いて三者三様の美脚ジマンをカマしたものの、表題曲一枚ポッキリで終焉。3人もいるのにハモリがほとんど成されてないってのもねぇ。ユニゾンをカマすわよユニットの元祖ここに参上!かしらん、ナゾ。

イメージ 20ラジオっ娘
デビュー曲「やったねMARIKO!」
キャニオンレコード
82年2月21日

ニッポン放送「電話好きっ娘 ラジオっ娘~男の子にはナイショなの~」における赤裸々トークで話題を呼んだ三人娘。3rdシングル「茅ヶ崎サンライズ」は新田一郎、堀江美都子との競作盤。この曲からユニット名をラジオからモジったLady oh!(レディー・オー)に変更。改名時にはエピックソニーへの移籍予定もあった模様。徐々にテレビへの露出も増えていったものの、次作「あいつBye Bye」がラストとなりシングルは4枚で打ち止め。文字どおりバイバイになってしもうた。

イメージ 21渡部まさみ
デビュー曲「小舟のようにLoving You」
エピックソニー
82年6月21日

デビュー曲は尾崎亜美書下ろしという豪華盤。しかしながらメディアにはまるで出没せずという…ワタクシメのようなマニアですら唄っているお姿を目にしたキオクなしという幻のアイドル。せっかくの良曲でありながらも埋もれまくってしまったのが残念なトコロ。見た目だけの判断だとアイドルというよりはボーカリスト寄り?歌唱力も申し分ない実力派だったというのに、宣伝しないから認識されない=売れるワケもないというスパイラレルにハマりまくってしまった一例か。

【番外編|花の82年組になりそこねたワ】

イメージ 22島田あゆ子 日本コロムビアよりデビュー予定だった方。沢村美奈子さんと同じ事務所の後輩にあたるが、例のドラマ降板事件に巻き込まれる形となり、歌手デビューの話はそのまま立ち消えに。あまりに哀しすぎるというかなんというか…かけるお言葉が見当たりませんワ。可愛らしい方だっただけに、82年組としてデビューしていたらイイ線イケていたのでは?ちなみにデビュー曲になるはずだった曲は「ときめきフォーリン・ラブ」。
イメージ 23田口トモ子 日本コロムビアよりデビュー予定だった方。「レッツゴーヤング」のサンデーズとして活躍。それ以前にもNHK大河や「GO!GO!チアガール」など多数のドラマにも出演。歌手デビューはいつ?と期待されていたものだが、81年の時点でもデビュー予定、82年の時点でもデビュー予定…それがいつしか白紙となり、そのまんまフェイドアウト。こんなことってアリ?彼女に一体ナニがあったの?コロムビアって意外と冷たいのネ、音羽ゆりかご会を抱えるレコ会社なのに…ゆりかごもナニもあったものじゃなくってよ、プンプン。

さぁ、今回の水面下より下の沈殿組(失礼)における82年組の【まとめ】いかがでしたかしらん?アナタの気になった方はどなた?

運悪くたまたま沈殿組に成り下がったからといって、この方々に魅力がないと判断するのは誤っておりますのヨ。レコードが売れる否かはそれこそ色々な要素が絡みに絡み合い…そして時の運も大きく左右してくるもの。デビュー当時は沈殿組でもベストテン歌手に成り上がった方だっていらっしゃるんだから。それにこうした沈殿曲の中にだって「これは!」と思わせる傑作がズラリンコンと存在するのも事実。だから皆様…上記花の82年組における功労を今回もねぎらおうではありませぬか。水面下組ともども…皆さん誇りを持つのヨ!アナタたちはあの凄まじい時代に、ご自身の名前入りレコード盤をごリッパにも世に送り込んだ方々なのだから。

ってなワケで…次回は中編に引き続く「後編・その1」でお会いいたしまショ。

【まとめ】82年組アイドル・春・色とりどり【永久保存版】の中編はこれにてお開き。

ごぎけんよう、さようなら。ながら

チェリーのiphone、♪はな~ざかりぃ~

$
0
0
こんなトコロからコムばんは。

先週末は「恋はご多忙申し上げます」(←別に恋じゃないけんど)の身となってしまい、ブログ記事の更新ができずにゴメンなさい。ってか「いつも遅いから特に気にもしておりませんでしたワ」なんてご意見もチラホラかしらん、ナゾ。

それでも夜な夜な、実にたくさんの方にご訪問いただいているようでもゴザイマスので、ナニか書かなくては...と思った次第でゴザイマシテ。ただ花金の夜のこんな時間帯に大がかりな記事をカマすってのもネ、疲れてヘトヘトになるのがオチでゴザイマスものネ。ってなワケで今回はちょいとめずらしく?閑話休題としてこんなモノを公開してみることにいたしましたノ。名づけて...

チェリーのiphone、♪はな~ざかりぃ~

コレなのでゴザイマス。モチこの引用は皆様もお気づきのとおり...アレからネ。(笑)

ところでコレを読んでる皆様...スマホは使われておりますかしらん?まぁ、なんだかOSも機種も色々あるみたいだから、ナオナオみたく「よくわかんな~い」はたまたリンダ嬢のごとく「チェリー、こまぁっちゃぁう~」ってのが本音だったりもするのだけんど。(笑)ってことでワタクシメは俗に「初心者でも使いやすい」と言われているスマホ界のパイオニア、iphoneを愛用しているのでありまする。

ただこれまではメンドーなキモチが仁王立ちになってしまい、壁紙だのなんだのと...カスタマイズなぞはまったくもっての手つかず仕舞い。それこそデフォルト壁紙のまんまで数年も放置していた始末でゴザイマシテ^^;。(笑)

そんなワタクシメが例のごとくのヲタ魂を炸裂させての一念発起!愛用しているiphoneのカスタマイズに着手してみたのでありまする。随分と古い機種使ってんナ...まぁ!余計なお世話でゴザイマスよ、プンプン。(笑)実は気に入ってるし、特に不便も感じないからそのまんま...という状態なだけなんだけど^^;。

なにはともあれ...カスタマイズに話を戻しまショ。でナニに着手したのかというと...

壁紙(ウォールペーパー)

コレなのでありまする。

♪食べて歩けば~ウォ~キ~スナッキ~

ソレは80年代に発売された森永のスナック菓子「ウォーキースナッキー」のコマソンでは?

♪ウォ~オ~オ~オ~オ~オ~オ~オ~スナッキ~(スナッキー!!!!)

コレは海道はじめさんがスナッキーガールスとカマした「スナッキーで踊ろう」の一節でショ?

コホン、話が逸れましたネ。さて、壁紙と言えば、それこそネットでググれば星の数ほどのソレラが公開されていたりもするありがたい状態ではゴザイマスが、やはりどうせやるならオリジナル!ってことで...ちょいと気合を入れましてネ、当ブログのデザインとお揃いのをこしらえてみようと思ったのでゴザイマス。

それではサラリと手順を追ってみまショ。

【マイ壁紙の作り方】

1:無料の(←有料のでもいいけんど)お絵かきソフトを使って、お好みのデザインで構成してみる

イメージ 1この度はブログとお揃いという任務がゴザイマシタ(ってか「ゴメンね勝手に決めちゃって」なだけなんだけどぉ?)もので、渡辺桂子嬢のデビュー曲で使われた赤盤レコードを軸にこんな風に構成。配置はそこそこテキトー&そこそこ真剣なのだけど、盤に陰影などもつけるとソレらしくなってまいりますネ。それとアイコンがカブらない位置に本ブログのタイトルをアルファベットで入れてみました。

2:この壁紙にワタクシメが敬愛する懐アイドルさん達の顔面を入れたいノ。

イメージ 5お顔の写りが小さいのだと誰が誰だかワケがわかんなくなる恐れアリなもので、なるべくレコードジャケットにお顔が大きく写る、いわゆる巨顔系をセレクト。ソレラをiphoneのアイコン定位置に合わせて配置してみると...こんな風な仕上がりに^^b。右下1枚ばかり小顔系が配置されておりますが、コレは日頃からたくさんお世話になっている方々のデビュー曲レコジャケ(「君の香りでいっぱい」ストロベリー)なもので、ネジコミといたしましたノ。

3:懐アイドル好きにとりましては、これだけでもウホホ状態ではゴザイマスがネ。でもなんだか単にソレラを貼り付けただけ?に見えてしまうキライも無きにしも非ずだったりで。

イメージ 6ってことで次に施しましたるは、アイコン周辺の彩り作業。そそっ...まさに時は「彩りの季節」だもの、はりきって色づけしないとネ!そして出来上がったのがコレ。今回は背景に据えた渡辺桂子嬢の赤盤の「赤」と相性よろしげと思われる「あしたの黄色をつかみ隊」からイエローを選択し華やかでキラリンコンな装飾をインプット。こうしてアイコンに色枠とキラリンコン装飾が入るだけで、随分と垢抜けましたでショ?こういうのは装飾アプリを使うと手間いらずナノ。

4:そして出来上がり図がコレ、ジャジャーン!

イメージ 2

普段はiphoneのレギュラーアイコンに隠れているアイドルちゃん達のお顔が、画面をスライドさせる度にチラチラッ!と見え隠れする仕組み。アイコンの数や配置設定によっては3回目のスライドでほぼ全員のお顔がムキ出しというウレシイ状態にも^^。

あら?それにしても肝心の太陽の女王様が「風とかくれんぼ」しちゃってますけど...これはこれはどうもスンマセン!女王様の位置を全くもって誤ってしまったようでゴザイマスね、滝汗。失礼おばいたしました。なにはともあれ...電源を入れてすぐに表示されるロック画面もお揃いの壁紙で統一すれば「ハーレムノックアウト」!もとい...トータルコーディネイトの出来上がり!こんなんで「い・か・が」?

まぁ、こんなメンドくさいことしたくない!って方は、ソコラで入手できる既成の壁紙を使ってもOK!そうしたものでも装飾の仕方で下記のようにこんなに可愛く、そして華やかに懐アイドルさん達を彩ることもできるのです!

イメージ 3

イメージ 4

「たかが恋」...いえいえ、たかが壁紙されど壁紙。壁紙ひとつで見栄えというモノはこんなにも変わるモノなのでゴザイマスね。コレを参考にぜひアナタも「Try・トライ」で水野ますみってみるのも楽しいカモ?ふむ...水野ますみるのはよいけれど、○ムラコウチることなきよう...あくまでもご参考程度としてお願いいたしますネ^^;。

ってなワケで...今夜の突然発火的な閑話休題はこの辺りでお開きっ!

それでは皆様...「また逢う日まで」ごきげんよう、さようなら。

【まとめ】花の82年組・春・色とりどり【後編その1|永久保存版】

$
0
0
前編、中編とキました...

【まとめ】82年組アイドル・春・色とりどり【永久保存版】

筆者の予想を遥かに超越し、目ん玉が飛びでんばかりの反響をいただいておりますようで…誠にありがとうございまする。この場をお借りいたしまして…って「そんなのいいから早く~」とのお声がチラホラかしらん、ナゾ。(笑)

なにはともあれ、後編その1にあたります今回の記事でご紹介いたしますのは…

100位より上!そそっ、水面上でしぶきを盛んにあげられた方々

でゴザイマス。この辺りになるとマニアックな風情やかほりは一切合財払拭?なにか銀座の目抜き通りにでもいるかのような高級感さえ漂わせる顔ぶれになってまいりますかしらん。

後編その1にあたる第三回目におきましては、そうした方々が水面上で繰り広げた壮絶なる乱闘のご様子、そして【オマケ】として男性アイドル、その他の皆様も一挙にご登場していただきたいと思うのでありまする。

それでは早速開始!とイキましょか。

【100位-1位|チャート動向】

イメージ 1


※女優系、純演歌系、NM系、男性アイドル、後述の特別区アイドルさんたちは割愛
※グラフの見方は左から右へ。データはオリコン調べ。詳細な順位は表記いたしません

【つぶやきメモ】

イメージ 2新井薫子
デビュー曲「虹いろの瞳」
TDKレコード
82年3月21日
初登場:160位 最高順位:45位
売上:4.2万枚
 
歌手デビュー前からNHK「中学生日記」の生徒役などでお顔を売る。歌手デビューのキッカケは「TDKレコード主催|金の椅子オーディション」での優勝。同レコード会社における第一号歌手として華々しくデビューするも、その初登場順位を見るとかなり低めの位置からのスタートだった模様。デビュー後、メディアへの露出が増えるにつれその順位を一気あげ。デビュー曲の衣装は1種、スカート丈がやや中途半端なのが気になったか。シングル第3弾で賞レース勝負曲「赤い靴」までの展開は◎、しかしその盤の演奏がショボく購入者ガックシ?第4弾で麻丘めぐみ嬢のカバー「わたしの彼は左きき」から撃沈水面下へ…曲選びはもちっと慎重にしまショね。

イメージ 3堀ちえみ
デビュー曲「潮風の少女」
キャニオンレコード
82年3月21日
初登場:79位 最高順位:27位 
売上:8.8万枚

数えて6番目のホリプロ娘として同社開催のオーディションで優勝、歌手デビューを果たした。同オーディション第1回大会の優勝者、榊原郁恵嬢以来くすぶりつづけた同社の救世主的存在。デビュー曲ではチャートイン後の4週目まではやや停滞気味で50位の壁が破れずだったものの、5週目で順位ググっと上げに成功、同日デビュー娘たちとの差を縮めて気を吐いた。デビュー曲「潮風の少女」では清楚なワンピースを2種用意、年少組としてウブウブ加減をアピール。一方で楽曲は南沙織嬢の「潮風のメロディ」にやや似?と囁かれたり。

イメージ 4小泉今日子
デビュー曲「私の16才」
ビクターレコード
82年3月21日
初登場:72位 最高順位:21位
売上:9.7万枚

デビュー前の告知広告では一切合財お顔を出さず、少女まんが家によるイラストで代替というユニークな手法を強行。ビクターからはすでに白石まるみ、中野美紀、シャワーがデビューしていたが、バーニング+ビクターという、石野真子嬢と同じ布陣で挑んできた大本命的存在?そのためかデビュー当初は石野真子嬢とのリンク付けに必死な様相を呈すことに。真子嬢のポスターでいっぱいだったあのお部屋は果たしてモノホンだったのか、ナゾ。大本命?の割りにデビュー曲もセカンドもカバーという扱いが興味深いトコロ。デビュー曲では新人ながら3種の衣装が用意され、他同期から羨望の眼差しをあびることになる。アイドル雑誌等では「足が太いからミニはイヤ」と早くもホンネ発言が?

イメージ 5三田寛子
デビュー曲「駈けてきた処女(おとめ)」
CBSソニー
82年3月21日
初登場:60位 最高順位:21位 
売上:8.6万枚

「2年B組仙八先生」のマドンナ、高坂ひとみが歌手デビューと話題に。歌手デビュー前から本体の認知度が高く、デビュー曲も「カルピスソーダ」のコマソン&本人出演となったためか、チャート上でも上々のすべりだし。ソニー所属で担当ディレクターは酒井政利氏、山口百恵嬢の雰囲気を持たせた中での歌手デビューと相成った。デビュー曲の衣装は3種、うちひとつはセーラー服で、紺がお似合いのはんなりとした落ち着いた佇まいが特徴。チャート登場後5週目で21位に到達したものの、あと一歩のトコロでトップ20入りを逃すハメに。シングル第2弾まではトップグループ争い、しかしながら第3弾(南沙織嬢のカバー曲「色づく街」)でケ躓き、新人賞レースでは大苦戦。真夏の陣におけるまさかの落選劇は今も語り草か。

イメージ 6北原佐和子
デビュー曲「マイ・ボーイフレンド」
テイチクレコード
82年3月19日
初登場:54位 最高順位:25位
売上:6.6万枚

モデル娘の寄せ集め、パンジーから期待の星が颯爽とデビュー。他同期とデビュー日がビミョウに異なるのは、誕生日デビューとしたためと言われている。2日前というフライング行動&ハウス「フルーチェ」のコマソン、本人出演としてのタイアップが功を奏してか?初登場順位がこの組の中では堂々のナンバーワン。その後は登場5週目で25位をマーク、ここがピークとなる。レモンを握った黄色のレコジャケ、テイチク仕様の黄色袋、黄色のレコード盤、やまぶきいろの衣装という黄色づくしで、ビジュアル面でも他社デビュー娘を圧倒的にリード。しかしながら当初の勢いの良さは一転、14週目でトップ100圏外へ下落してしまうなど、やや息切れな感じが目立ったか。第2弾以降はまさかの失速モードで期待していたファンはヤキモキ。

イメージ 7渡辺めぐみ
デビュー曲「ときめきTouch Me」
SMS 
82年4月1日
初登場:121位 最高順位:70位
売上:2.1万枚

渡辺プロダクションの系列事務所から歌手デビュー。雑誌によっては渡辺プロダクション所属との記載あり。和製ブルック・シールズと呼ばれたほどの美貌の持ち主で現在も美へのこだわりは相当のものとはご本人の弁。貝殻さんとは大親友だそうな。資生堂の新製品「バーミーウインド」で本人出演&デビュー曲タイアップをやってのけ、大手絡みのお膳立ては万端!また、東大生が選ぶイチオシアイドルにも選ばれ宣伝文句が揃いぶみ。下馬評ではデビュー曲もかなり上位に食い組むのでは?と予想されていたものの、意外と低迷して121位からのスタート。可愛いというよりは、美人なお姉さまタイプといった風貌が特徴だっためぐみ嬢。賞レースで着用したペパーミントグリーンのお衣装がすこぶるお似合い。しかしながら本年度デビュー組としてはそのオトナびた雰囲気がかえってアダとなったか?

イメージ 8川田あつ子
デビュー曲「秘密のオルゴール」
CBSソニー
82年4月21日
初登場:114位 最高順位:82位
売上:0.6万枚

歌手デビュー前から注目の新星としてドラマ「人間万事塞翁が丙馬」で桃井かおり氏と共演。「アンタをスターにするわよ」との強力無比なバックアップの元、CBSソニーより「秘密のオルゴール」で歌手デビュー。ハウス「ゼリエース」で本人出演+コマソンのタイアップも付いて宣伝も上々。3-4月当初の時点ではビジュアル面最強!との呼び声高しだったのはナニを隠そうあつ子嬢。しかしながら歌番組でのアガリっぷり、外しっぷりなどでお歌がアレなトコロがムキ出しに?デビュー曲はわずか2週のみのランクインとなりあっけなく水面下へ。また、デビュー曲はサビまでの導入部分が長く、歌番組では一部がハショられるハメに…。コレも割を食った要因かしらん、ナゾ。デビュー曲では白のバルーンドレスにふくらみ袖、ピンクのカチューシャで男子諸君をイチコロ。

イメージ 9早見優
デビュー曲「急いで!初恋」
トーラス
82年4月21日
初登場:62位 最高順位:36位
売上:6.3万枚

熱海生まれのワイハ育ち、地元のショッピングモールでスカウトされての歌手デビュー。デビュー曲は資生堂の新製品「恋コロン 髪にもコロン ヘアコロンシャンプー」なる前代未聞な長い商品名のシャンプーとタイアップ、本人も出演してお顔売りに一役買うことに。ワイハ生まれの小麦色の肌、事務所先輩の桜田淳子氏が「バタ臭い」と評したその見た目を武器にニッポン歌謡界へ殴りこみ。デビュー曲では2種の衣装が用意され、当初はブレザーが付いたスタイル。初夏に向けてお色直しした新バージョンは黄色と白のストライプ仕様に胸元にはおリボンと…典型的な和製アイドルスタイル。初登場順位も最高順位もそれなりだが、まだこの時点では早見優嬢の魅力全開とはならず。

イメージ 10石川秀美
デビュー曲「妖精時代」
RVC
82年4月21日
初登場:58位 最高順位:31位
売上:6.0万枚

「第2回西城秀樹の弟・妹募集」の優勝者。下馬評にて当確だったらしい森下恵理嬢(1985年デビュー)がヒデキのひと声により情勢激変?その優勝候補者を蹴落として芸能界入りの切符をもぎとった秀美嬢。デビュー曲はハウス「サラダチップス」とタイアップ、本人も出演してさわやかさをアピール。芸能人運動会での活躍により以後は秀美=スポーティーという公式が植えつけられることになるが、意外にもデビュー当初は黄色や赤のフリフリドレスでお披露目、おみ足が完全に隠された妖精スタイル?ソレを取り下げホットパンツへ変更、おみ足ムキ出しスタイルにした作戦が功を奏しはじめたのか、5月下旬を境にチャート上でピークに。

【82年組|男性アイドル】

イメージ 11【シブがき隊】 デビュー曲「NAI・NAI 16」(CBSソニー)は最高3位、25.9万枚を記録。前述の三田寛子嬢と同じく「2年B組仙八先生」から飛び出した悪ガキトリオがジャニーズ事務所から正面突破。デビュー早々にしてベストテン入りを果たし、新人賞へ早くも名乗り上げ。赤、青、黄色の信号機みたいなイメージカラーは役割分担相応といったトコロ?

イメージ 12【新田純一】 デビュー曲「Hop・Step 愛(LOVE)」(キング)は最高28位、4.6万枚を記録。ニセマッチというレッテルを貼られてしまったものの、素材的にはコチラの方が俄然上のイケメンくん。お父様がバンドマンで音楽教育ならびにアチラの教育も満載だったらしいが、そのような側面は微塵にも見せないさわやかキャラがウリ。シブに続く人気男性アイドルとして気を吐いたものの、よりマッチに似せた第2弾でまさかの急激ブイーン失速!

イメージ 13【本田恭章】 デビュー曲「0909させて」(日本フォノグラム)は最高27位、5.8万枚。タイトルの0909はオナオナではなくワクワクと読むノ。コチラも仙八先生から飛び出した美少年アイドルだったが、ご本人的には当初からロッカー志向。なのに賞レースや「おはスタ」にもご演、松居直美嬢の憧れのヒトとして雑誌で対談などなど...お疲れさまでゴザイマシタといったトコロか。

イメージ 14【宮田恭男】 デビュー曲「ガール」(ビクター)は最高67位、2.7万枚を記録してぷちヒット。S&B「パフスティック」のCMでテレまくる少年を演じてブレイク→歌手デビューと相成る。後に俳優として「スクールウォーズ」などで名を馳せることになるが、お歌の方もシングル2枚、アルバム1枚、「おはスタ」や「レッツヤン」に出演するなど、意外なほどにやる気満々モード。第2弾「バースデイ事件」では悶絶歌唱でマニア諸君をクギづけ~。あの1曲を残してくれたことだけでも御の字に値するというもの。

イメージ 15【羽賀健二】 デビュー曲は「街角ロンリー・レイン」(ポリスター)で1月1日のデビューと華やかだったものの、この時点では奇しくも沈殿組に。同年秋からいいとも青年隊へ加入となるからして、ちょっとのタイミング次第でこのデビュー曲もトップ100入りすることができたのでは?本作も安定した歌唱でなかなかの出来栄えだけんど、マザーマザーってヒヨワイのが萎えますワ。ビジュアルは見てのとおりハーフらしい甘いマスクに骨太声質が特徴。しかしこのテのお顔は82年頃の流れだと需要薄?

イメージ 16【四禮正明】 デビュー曲「身も心もスキャンダラス」(キング)は最高59位、6.0万枚を記録。アイドルとククってしまってよろしいものなのかよく分からないお方。デビュー曲も自作曲なのでアーチスト?どちらかと言えばアクター風の見た目で、そういう風貌も手伝ってか歌手活動は早々にエンドって以後は俳優へ。近況はあまりミミにしないが、ご本人様のフェイスブックをハケーン!

イメージ 17【DASH(ダッシュ)】 デビュー曲は「ストロベリー・キッス」(クラウン)だそうだけんど、あんまりキオクにゴザイマセン。82年のクラウンと言えば前編でご登場と相成った二科恵子嬢と一緒。80年代後半のソレとは比較にならないものの、ちょっとしたバンドブームも手伝ってのデビューと相成ったのかと思われ。見た目は70年代のレモンパイ風?ソコに80年代独特のヤンキー色をトッピングした感じ?左ハシの方の髪...膨張加減がスゴッ。メインボーカルはユージンさま(おそらくセンターの方)、ファンサイト(←があってビックリ)によれば2011年頃に再結成した模様。

イメージ 18【St.バレンタイン】 イモ欽トリオのカバー「ハートブレイク・トレイン」(フォーライフ)でデビュー。↑のダッシュと似たような立ち位置のアイドルバンド。TBS「アップルシティ」にレギュラー出演し、ティーン少女たちをキャアキャア言わせていた彼等。1981年11月にデビューして翌年8月に突然の解散というあっけない幕切れに唖然ボウ然。新人賞本格化前にエンドったの?終焉時にはファンクラブ会員へご丁重にも【解体のお知らせ】と残金処理が成されたとか。立つ鳥跡を濁さずをキチンと実行されたのは賞賛に値するか。

イメージ 19【尾形大作】 デビュー曲は「倖せなみだ色」(ポリドール)で最高79位、2.7万枚。デビューしたばかりの頃にナマウタ体験ありましたワ。その際は近所の兄さん風チョッキスタイルでご登場されたとキオク。演歌臭はあまり感じさせずアイドルに見えなくなかったカモ。なのでココへのネジコミも許容範囲?ジャンルとして演歌になるのは理解しているけれども。某男性アイドルとのガチンコ勝負やら、色々と武勇伝が伝えられたものだが、「無錫旅情」のヒットにより「紅白」に出場しているのはごリッパなトコロ。

イメージ 20【渡辺徹】 デビュー曲は「彼<ライバル>」(エピックソニー)で最高54位、2.3万枚。この服にこの髪型だもの…アイドル風情でいっぱ~いな徹ドノ。一連のヒットで大化けする前の頃だけんど、別人?と思わされるほどのイケメン具合にシビれますワ。ブレイクしてからは上つきだの下つきだのって下ネタ満載兄さんへと変貌。ソレと同時にお体の方もフクラミはじめ…以下自粛。喋んなきゃ二枚目のままだったのにぃ。

イメージ 21【河合拓実】 デビュー曲は「ミスティーLOVE」(コロムビア)。当時大人気だったフツオ(長江健二)似で、ライブハウスかなんかで注目→雑誌「セブンティーン」で持ち上げられてのデビューだったようなキオク。今となってはデビュー日も曖昧?ギリギリ81年組?それとも82年組?それすらも情報がカクニンできない有様(でも入れちゃう)。草食系ビジュアルでソコソコ人気があったハズだがヒットした形跡ナシというつかみどころの無さ加減に泣っ。調査によればコーラス時代の浜田麻里嬢が彼の音楽活動をバックアップ?現在は美容師サンにおなりあそばせ、たまに麻里嬢ライブのアシストなどもされているご様子。かつての「セブンティーン」読者たち(今40-50代?)が、こぞってその美容室におしかけ状態なのかしらね、ナゾ。

ひょえ~さすがにヅカレましたがナ^^;。だけど上記の皆様以外にもまだまだ蠢いてらっしゃる方々がいるもので…残りは後編その2でネ。(笑)

【82年組|男女混合ユニット】

イメージ 22【ストロベリー】 デビュー曲「君の香りでいっぱい」(ラジオシティ)で1982年8月21日にデビュー。このブログの常連さまであれば今さらの説明はご不要?かと思われ。メンバーはリキマル、サユミ、ミニー、モモコの4人構成。リキマル氏は後に作曲家の瀬井広明氏として国生さゆり嬢の「バレンタイン・キッス」でゴールドディスクを受賞!モモコ嬢の実娘3人はダンスユニットの三姿舞(サンシマイ)として瀬井氏のプロデュースにより活躍中。サユミ嬢はsayuminとして当ブログでもおなじみ!現在は熟女ユニットのClub Mのメンバーとしてブイブイ前進中!メンバー3人は当ブログのオフ会にもご参加してくださったのでありまする^^。

さぁ!100位以内の水面上82年組、そして男性アイドル、その他組の【まとめ】いかがでしたかしらん?

このあたりのメンツがズラリンコンとこのように一同に介していただきますと、華やかさがこれまた一段と…といった感じでゴザイマスよね。特に3月デビュー組のデットヒートは見もの!それこそ手に汗握る展開で、週一で発売されていたオリコン誌面を開く手がブルブルとふるえまくるほどでゴザイマシタもの。今回ご登場と相成ってくださいました82年組の中では、小泉今日子嬢が粘り強さではナンバーワンだったのも意外なところでゴザイマショウかネ。だってデビュー曲の雰囲気…並み入る82年組の中でもっとも古臭かったような気も…これまた本音大爆発でシッケイシッケイ。でも「好きよ」だからご心配なきよう。(笑)

それでは…次回は引き続き「後編その2」でお会いいたしまショ。

【まとめ】82年組アイドル・春・色とりどり【永久保存版】の後編その1はこれにてお開きといたしまする。

ごぎけんよう、さようなら。

【まとめ】花の82年組・春・色とりどり【後編その2|永久保存版】

$
0
0
前編、中編、後編その1と続きました...

【まとめ】82年組アイドル・春・色とりどり【永久保存版】

今回はそれの最終回にあたる「後編その2」をお届けしたいと思うのでありまする。前編からお付き合いいただきました皆々様方…誠にありがとうございました。ダラリンコンとした長文記事を読むハメにさせてしまい、さぞかしお疲れモードへ突入されていることか思われ。この場をお借りいたしまして深々と陳謝とさせていただきまする。

なにはともあれ、後編その2にあたります今回の記事でご紹介いたしますのは…

100位より上!水面上でしぶきを盛んにあげられた方々

の続きでゴザイマスね。後編その2にあたる第四回目におきましては、そうした方々における水面上での壮絶な斗いのご様子ならびにその他大勢さまにも一挙ご登場と相成っていただこうかと。まさしくオーラス、総まとめの色濃い回となりそうでゴザイマスね。
それでは早速おっぱじめまショカ!

【100位-1位|チャート動向】

イメージ 1

※女優系、純演歌系、NM系、男性アイドル、後述の特別区アイドルさんたちは割愛。
※グラフの見方は左から右へ。データはオリコン調べ。詳細な順位は表記いたしません。

【つぶやきメモ】

イメージ 2真鍋ちえみ
デビュー曲「ねらわれた少女」
CBSソニー
82年5月1日
初登場:126位 最高順位:91位
売上:0.5万枚

北原佐和子嬢に引き続くパンジーにおける二番目の刺客、ちえみが参上。デビュー曲はYMOの細野晴臣氏が手がけた豪華盤。テクノサウンドに乗せたオドロオドロしい楽曲が異色を放った。ビジュアル面でも構想が練られまくったようで、黒子二人を従えての歌唱に。ちなみにB面に収録された「蒼い柿」は当初のデビュー予定曲。ギリギリの攻めぎ合いにより「ねらわれた少女」でイクことに決定されたらしい。衣装は赤と青のパンツスタイル計2種。バックにいた黒子の堂に入った踊りっぷりに対し、やや気後れ気味?になってしまったとおぼしきちえみ嬢。もうちょいやぶれかぶれにハジけることができていたのならば、この秀作をもってチャートの上位も十分に狙えたのカモ。楽曲が優れていただけに、なんとももったいのうゴザイマシタといったトコロ。

イメージ 3中森明菜
デビュー曲「スローモーション」
ワーナー・パイオニア
82年5月1日
初登場:58位 最高順位:30位
売上:17.4万枚

今さら解説をつける必要のないほどの威厳を誇る女王さま。しかし82年組における乱闘レースの序盤戦においては、その存在自体がかなりおジミにもなっていたのも知る人ぞ知るといったトコロなのか。初登場順位こそ58位となかなかの好調ぶりを見せたが、4週目以降にいきなりの急降下&低空飛行を喰らうなど、他好調同期のソレラと比較しても華やかさには欠けるチャートアクションを描いた。ただし、その息の長さにおいては異色中の異色であり、セカンドシングル「少女A」の発売時にピークの30位に達するなど、その楽曲の良さと確かな歌声、そして演歌のような粘り強さにより100位以内に39週も留まったことは特筆に価する。↑のグラフは一定期間で区切ってあるため、すべてのアクションは記載していないのであしからず。デビュー時のお衣装は青のセーラーカラー付き、ヒラヒラは一切合財ナシのデザイン。ご本人いわく「太ってみえるからダイキライ」。ソレがビリっとなって(故意に?) 徐々に好みのヒラヒラ衣装を手中に収められたというしたたかさもチラホラ?

イメージ 4水谷絵津子
デビュー曲「キラリ・涙」
日本コロムビア
82年5月21日
初登場:174位 最高順位:90位
売上:1.4万枚

↑の中森明菜嬢と同じく「スタ誕」出身、いかにも日本コロムビアが好みそうなまんまるのお顔つきが特徴の絵津子嬢。デビュー曲のレコジャケには賛否両論があるようだが、盤は青で彩られ、レーベルには黄色の背景で微笑む絵津子嬢の画像入りと、かなりのお金は注ぎ込まれた上でのデビューと相成っていたご様子。テレビでの歌お披露目時にはすっかり伸びて落ち着いた髪形におなり遊ばせ、よりアイドルらしい風貌へとヘンシ~ン!チャート上では初登場順位こそ低めだったものの、徐々にその順位をあげ4週目でめでたく100位入りを達成。以降は5週間もの間、100位以内にとどまり続け気を吐いたのはごリッパといったトコロ。デビュー曲のお衣装は3種?デザイン一緒で素材のみが異なる青色が2種、残りは賞レースで着用していたフリフリ黄色だったが、ソレがとても可愛らしかったことが今もなおセンレツ。

イメージ 5伊藤さやか
デビュー曲「天使と悪魔(ナンパされたい編)」
ビクター
82年5月21日
初登場:84位 最高順位:36位
売上:9.2万枚

歌手デビュー前は「スタ誕」のマスコットガール、キャロットとしてお顔を売り、その後はドラマ「陽あたり良好」における棚ボダかすみ役で竹本孝之クンと共演し人気者に。歌手デビュー当時からロック志向を公言し、アイドルというよりは「姐さんはロックがお好き」といった風貌とこザッパリしたサバサバ行動が特徴。このため男子諸君のファンよりも女性ファンが多く、ドラマでのかすみ役のイメージそのまんまを期待していた輩にとってはちとガックシコンコンなアイドル活動になったか。某女子レスラーといいお仲になりかなりのモノを貢がせた云々、色々な噂が立ち上ったのも、容姿端麗ならびにそのお人柄で魅力をふりまいた姐さんならではといったトコロか。チャート上では意外なほど(失礼)の健闘モード、明菜嬢のソレに次ぐロングランは特筆に価する。

イメージ 6水野きみこ
デビュー曲「私のモナミ」
ポリドール
82年5月25日
初登場:196位 最高順位:57位
売上:2.5万枚

元スクールメイツで渡辺プロダクションのイチオシとして躍り出たキュートっ娘。愛称はキミーで「ガンバ」というキミー語録も持っていた女の子。デビュー時のプッシュものスゴく、新聞に一面広告が打たれたことも。デビュー曲の盤はカレーレコード、若草を思わせるグリーンで彩られたモノ。チャート上の初登場順位は非常に低かったものの、2週目には61位まで一気にジャンプアップ。82年組のチャート合戦における高跳び女王の称号がキミーの頭上で輝くのは間違いナシか。しかしながら、あともう一息のトコロでチャートの左側(50位)入りを逃したのはもったいのうゴザイマシタといったトコロ。ビジュアルは可愛いことこの上ないのだが、声質が歌手向きのソレでなく、楽曲等において展開しづらかったであろうことが推測される。デビュー時のお衣装は3種あり、初期型白と緑の色違いが印象的。「歌謡大賞新人まつり」や「日本テレビ音楽祭ノミネート」にて着用された、白地に赤リボンを配したミニがキュートでズッキンドッキンもの。

イメージ 7三井比佐子
デビュー曲「月曜日はシックシック」
VAPレコード
82年6月1日
初登場:123位 最高順位:93位
売上:1.1万枚

パンジーの最終兵器として満を持してのデビューと相成った比佐子嬢、愛称はチャコ。パンジーの中ではイチバンの美少女で、歌手デビューに際しての期待値はボーイッシュな風貌で先に売り出した真鍋ちえみ嬢より大きかったとも。放送作家の高平哲郎氏をひっぱりだして作詞をさせたあたり、正統派なアイドル売りというよりも、白○美的な売出し方が見え隠れ?そのようにされてしまったご本人様にはなんの責任もないことをこの場をお借りしてハッキリとしておこうではありませんか!それでもチャコちゃんが日々是ガムばった啓蒙活動が日の目を見て、当時よりも現在においてその評価が急上昇になっているのは、ある意味82年組における裏女王はチャコに決定でよろしいのかしらん?それはさておき、デビュー曲のお医者モチーフは米60年代初頭のティーンポップ「すてきなお医者さま」(スミッティ・ウィリアムス)あたりが元ネタなのか、ナゾ。ずっと考えあぐねていてシックシック、つらいの~。

イメージ 8つちやかおり
デビュー曲「恋と涙の17才」
東芝EMI
82年6月21日
初登場:84位 最高順位:43位
売上:4.9万枚

ドラマ「3年B組金八先生」よりかなり出遅れ歌手デビュー。当初は2月にデビューが予定されていたが、なんらかの都合(おそらくは同じ東芝EMI所属の川島恵嬢とのバッティング避け?) により、6月下旬まで引き伸ばし。小さな体にLサイズの歌唱力と評された歌声は折り紙付き、難曲のデビュー盤(元ウタは米60年代初頭にヒットしたレスリー・ゴーアの同名曲)を軽々と歌いのける姿には将来の大器を感じさせ、82年組の中でも明菜嬢や恵嬢あたりと肩を並べるレベル。チャート上では遅れたデビューというハンデをものともせず、先デビュー組に肉薄。このまま突っ走るか?と予想されたものの、セカンドから失速しはじめ、新人賞レースにおいては活躍する場が与えられなかったのは残念。劇団所属という別ハンデも背負ったが、それでも5作目まで100位以内にチャートインさせ、ある程度のかおりフリークを作り出したのはごリッパといったトコロ。

イメージ 9スターボー
デビュー曲「ハートブレイク太陽族」
ポリドール
82年7月7日
初登場:193位 最高順位:98位
売上:0.7万枚

7月7日の七夕にテレビスポットを配したどハデな宣伝をひっさげげニッポン芸能界に華々しくデビューした三人組。宇宙からA・I(愛)を伝えるためにはるばるとやってきたというフレコミ付きで、地球外生命体というコンセプト。遅いデビューをモノともしないハデなプロモーションやパフォーマンス、作家にYMOの細野氏を迎えるなど、ポリドール所属の女子アイドルとしては異例のプッシュ体制。チャート上では193位に初登場し、翌週には一気に100位入りするなど、人間ばなれした跳び技を見せたものの、その後の伸びがだらしなくなってしまったのはテレビでお三方の魅力を十分に伝え切れなかったことが原因だったのか、ナゾ。それでも100位以下のスレスレ水面下を数週に渡りウロチョロ、なので実売はもっとあったものとスイソク。

イメージ 10坂上とし恵
デビュー曲「き・い・て My Love」
ビクター
82年7月21日
初登場:159位 最高順位:82位
売上:1.1万枚

渡辺プロダクション所属でNHK「レッツヤン」のサンデーズ、映画「胸さわぎの放課後」ではひかる一平クンと共演…と大手ならではのお膳立てを武器にト・シ・エ参上!同事務所では系列の渡辺めぐみ嬢、直属の水野きみこ嬢に続く三番目の船出となったが、7月21日という遅いデビューで新人賞は完全に蚊帳の外。最初から参戦する気ナシだったのか、はたまたホントにお呼ばれがなかったのか、ナゾは深まるばかり。デビュー曲は「レッツヤン」で毎週のように歌唱した甲斐あってか、見事に100位入りを達成!とし恵嬢のユニークな声質を生かした楽曲は乙なものではあるのだが、テレビサイズにしてしまうとその造りによっていまひとつ魅力が伝わりきらないのも不利なトコロだったか。よりアイドルらしいキラキラ感が満載のセカンド「黒い瞳」は秀作、渡辺プロの先輩アイドルだった和泉友子嬢作品のおさがり「ラスト・キッス」でのロッカバラードもおすすめで、もう少し歌手としての展開を楽しみたかったトコロ。

【アイドル特別保護区|その1】

イメージ 11松本伊代
デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」
ビクター
82年10月21日
初登場:16位 最高順位:9位
売上:34.0万枚

当時の歌謡賞レースの括りより、前年度10月デビューでも82年組扱いになった伊代嬢。彼女における滑り出しは絶好調のひとこと!なにしろデビューしたばかりの新人歌手で34万枚も売りさばいてしまったというものスゴさが際立つお成績から、特別区内にて手厚く保護してのご案内とさせていただきたく。都会的で洗練されたビジュアル、蛍光ピンクで彩られた名前ロゴ、胸元にリボン&一糸乱れぬレイヤーカット、非の打ちドコロが一切ゴザイマセぬ。当時のアイドルの売出しとしては完璧な部類であり、その領域には同期の誰も入り込めないすばらしさを誇ったもの。すでにベストテン歌手になっていた伊代嬢は、同期娘たちからも「伊代さん」と呼ばれ神々しい光を放つ存在だったとか。しかしそんな彼女になぜかキビシかったニッポン芸能界、最優秀新人賞はおあずけ状態が延々と続き、ご本人さまもシビレを切らす状態に。やっとこさ手が届いた「歌謡大賞」では思わず本音がポロリンコンとなる場面も。

【アイドル特別保護区その2|角川二姉妹+1(プラスワン)】

イメージ 12

薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」 最高順位:1位 売上:86.5万枚
原田知世「悲しいくらいほんとの話」 最高順位:41位 売上:5.7万枚
ひょうたん三銃士「センセーショナルヒロコ」 最高順位:40位 売上:4.9万枚

こちらも今さら言及する必要性が感じられないほどのお二方。薬師丸ひろ子嬢はショッパナからベストテン入り、以降もヒット連発の押しも押されぬ人気女優に。その人気から「センセーショナルヒロコ」なる応援ソングまで発売され(柳沢慎吾他、ひょうたん三銃士)、企画モノでありながらコチラの面々も花の82年組ナノ。一方で原田知世嬢は滑り出しこそイマイチだったものの、83年「時をかける少女」で大ブレイク、以降もヒットを連打し続けた。あくまでも女優がメインのため、新人賞レースなどにはお顔を出さなかったお二人だが、歌手本業のアイドル顔負けの人気と売上を誇った功績は書き記しておくべきソレなのかと。

【女優は歌うよ】

イメージ 13

大竹かおる「ジェラシー・ゲーム」193位
賀田裕子「素肌感触」圏外
叶和貴子「冬の蝶」101-200位入りあり
烏丸せつこ「ジンクス」76位 2.3万枚
熊谷真実「グロリア」圏外
斉藤慶子「もの想いシーズン」圏外
西脇美智子「ハードボイルド・レディー」圏外
原日出子「約束」圏外
松原千明「涙の円舞曲」圏外
宮崎美子「NO RETURN」60位 1.9万枚

まぁ、こうしてズラリンコンと一堂に会していただくと、色々なお方が歌の世界に足をつっこまれていたご様子がムキ出しに。ボディビル界の百恵ちゃんと呼ばれた西脇美智子嬢も歌手デビューとは…コレはコレは恐れいりました。(笑)宮崎美子嬢人気にあやかり、二匹目のどじょうとして歌手デビューと相成った斉藤慶子嬢。彼女におけるタガが外れた奔放歌唱も必聴モノなのだが、ソレとは別にその言動から奔放女優とも呼ばれた烏丸せつ子嬢が、アイドル陣に負けじとばかりの売上を誇られていたのも要注目なトコね!ワタクシメ的おすすめは「冬の蝶」の叶和貴子嬢。なんといってもこの方こそが元祖・叶だし、「横浜音楽祭」で新人賞レースにもご参戦してくだすったノリの良さが特筆モノ。

【ピンクの国からコムにちは】

イメージ 14

寺島まゆみ「恋愛硬派」圏外
松原留美子「一夜恋」圏外
美保純「裏切り人形」圏外
森村陽子「Good-bye Jimmy Good-bye」圏外

この頃はこうテのお世界からもアイドル誕生!と相成っていた模様。その業界における聖子ちゃんと呼ばれた寺島まゆみ嬢はなかなか良きお歌を唄ってらしゃるぅ。どさくさにまぎれて歌手デビューしてしまった?かのような森村陽子嬢…しかも洋楽の古曲をひっぱりだしてカバーするとは…やるわネ、アンタ!美保嬢は言及するまでもなくご活躍中のご身分…松原留美子さま、今でも女性のお姿で世の男性の股ぐらを熱くさせてらっしゃるのかしらん、ナゾ。

【われらヤンキー同盟】

イメージ 15

紅麗威甦「ぶりっこ」6位 16.6万枚
嶋大輔「SEXY気分の夜だから」7位 16.2万枚
Johnny「ジェームス・ディーンのように」3位 50.2万枚
ミッキー「やめてクレ...ROCK'N ROLL!」37位 3.5万枚
麗灑「ROCK'N ROLL恋占い」39位 3.6万枚
TROUBLE(THE虎 舞竜)「Mr.リッケンバッカー」圏外

手に包帯ぐるぐる巻きで悪さも目つきもイキまくってた杉本哲太さまはすっかり更正されましたようで…なによりでゴザイマス。麗灑姐さん…歌映像みてると女子プロレスの大森ゆかりさんが唄ってるみたいなご風貌。でもおヒト柄がとっても良さそう!現在は居酒屋勤務とか。ミッキーくん…ツイストがとってもお上手だったけんど「君はどこにいるの?」「あどくな~」。(笑)THE虎 舞竜になる前のTROUBLEさんも82年組でゴザイマシタのね、まったく存じ上げませんでしたワ。それにしても皆さん...ソロいもソロってROCK'N ROLLがお好きだこと!

【アタシたちもアイドルしたかったワ|演歌界の七姉妹】

イメージ 16

祝友子「あなたのための女です」圏外
小巻寛子「出船前」圏外
仁科ともみ「浮き草」圏外
原田悠里「俺に咲いた花」75位 1.6万枚
日野美歌「私のあなた」圏外
宮崎寛子「日暮れ橋」圏外
山口順子「しあわせ坂」圏外

ここには若干名の大物が潜伏。なんといってもお二方とも「紅白」歌手でゴザイマスものね、やっぱ演歌はスゴイわ。油断もスキもあったもんじゃないワ。アイドル並みに可愛かった祝友子嬢、アイドル演歌の女王になると豪語した小巻嬢、16歳で演歌デビューの宮崎寛子嬢、みなさんお元気?仁科さん...浮き草暮らしをお歌いになったワリにはどっかのお妾サンみたいな豪華なお召しモノ。ここでのツボ女王は「あんたダアレ」(セカンドシングル)なる珍盤を残した山口順子嬢かしらね、ナゾ。おはスタの新曲自己アピールにて「みなさんにあんたダアレと言われないようガンばります!」と、朝っぱらから抱腹絶倒のご発言…未だ忘れなくってよ。

【ウチらも入れてケロ|NM系、お笑い、アニソンなど、その他大勢】

イメージ 17

山田邦子、おぼんこぼん、鳥羽一郎、あみん、北川真一郎、沢木けんじ、定岡正二、平松政次、シュガー、カプチーノ、稲垣潤一、安全地帯、加茂晴美、三遊亭円丈、田々夢詩、手風琴、岸正之、ガンジー、東京乾電池、ひょうきんディレクターズ、うなずきトリオ、市村正親、オール巨人、宇佐元恭一、ニックじゃがあず、キンヤ、芦部真梨、三好鉄生、村田和人、よせなべトリオ、平松政次、ゲルニカ、まりおん、相曾晴日、佐々木好、中原めいこ、タンゴヨーロッパ、東京JAPなど

あらまぁ、ホント!キリがなくなるほどたくさんの方がいるものでゴザイマスね、82年組。詳細なデビュー日がハッキリしない方もゴロゴロおられて…果たして賞レース基準分けの82年組に該当するのかしないのか、詳しい資料もこっぱみじんで今となってはわかりゃしないといったトコロ。それにしても82年というご時勢になってもなお、フォーク系の歌手がチラホラなのも要注目?田々夢詩と書いて「でんでんむし」、手風琴と書いて「てふうきん」とお読みするご様子。(笑)潮の香りかぐわしい鳥羽一郎兄さんも花の82年組でゴザイマシタのね!船のお上で一糸乱れぬパンチパーマが風流でゴザイマスよ。

ブレイク前の安全地帯、中原めいこ嬢、稲垣潤一氏もここで語ってよろしい方でゴザイマシタか。めいこ嬢…アイドルになりたかったのよネ…こんな枠でゴメンなさいね。稲垣氏のなりきりポーズ…キマってらっしゃるぅ。雨に打たれた後を表現してみたのかしらん?(笑)野球界からも定岡&平松のご両人が。まさにやりたい放題の乱れ打ち…?でゴザイマスね(失礼)。それにしても定岡氏…「男が一人」を唄い、ソレを今でも実践中とは!これまたごリッパではないですか、スジが通りまくってるワ。平松氏は82年にもなってこの格好…堂に入ってらっしゃるぅ!気合ハイッテマンナ。ここでのイチオシは意外なトコロでおぼんこぼん?(笑)「渚のミステリー・ギャル」はドゥーワップ歌謡における傑作ナノ!

さぁ!花の82年組の【まとめ】いかがでしたかしらん?

とにもかくにもたくさんの方がデビューされ、そしてブレイク率が顕著に高かったのが「花の82年組」と呼ばれる所以でゴザイマシて。カバーしきれていない方々も多々いらしゃることかと思われますけんど、もう身がもちませんのでこの辺りで勘弁しておくんなまし。読者の皆様も一読するの…ヅカレたでしょ~いい加減。(笑)

今回の【まとめ】記事により…

「こんな方もいたんだ、ゾクっ!」
「こんなエピソードもあったんだ、ウロコ!」
「水面下アイドルたちのチャート動向が見れた、シアワセ!」
「えっ、この人ってこんなに売れてなかったんだ…泣っ」

などなど…悲喜こもごも?それこそ一喜一憂されたことかと思われ。

されど売れた売れないなんて関係ないのヨ。どの方もテレビやラジオの向こう側から、こちら側にいた僕等を十二分に楽しませてくだすった…まずこれがひとつめの感謝。なにしろ自身のお顔やお声が刷り込まれたレコード盤というものを世に出回らせたという事実…凡人にはマネのできないことでゴザイマス。なので今回ご登場してくださった皆様には自身がカマされた活動に関しては大いに自信を持っていただきたいナと思うのでありまする。

そしてあれから四半世紀以上ものなが~い歳月が経過した今、それでもこうして「あでもないこうでもない」と語り草になる素晴らしさ!このブログだってアナタ方がいなかったのであればおもしろみは半減いたしましたことでしょうヨ。(笑)だからホントにホントに感謝しているのでゴザイマス…冷やかしじゃないんだから、そこのところどうかご理解くださいませネ。あなた方をリアルで体感できたことがとってもシアワセでゴザイマス!なのでコレをふたつめの感謝にしたいナと。

82年組としてニッポン芸能界に颯爽とご登場された皆々様方へ、ココロからの感謝をここにお贈りいたします。

【まとめ】82年組アイドル・春・色とりどり【永久保存版】の後編その2は↑のような感謝の念を抱きながら、これにてお開き!

それでは皆様…また似たような記事でお会いする日まで。

ごぎけんよう、さようなら。

ファイルNo.17|キャッチフレーズ辞典|田中久美

$
0
0
イメージ 1

さてさて、前回の更新を最後に随分と間ノ~ビしておりました『キャッチフレーズ辞典』。こんな状態だったから「ここは廃書庫かネ?」なんてうわさもチラホラなのかしらん、ナゾ。だけどそのようなご判断は時期尚早というモノよ…だって本日はこのように、ゾンビのごとく復活したではないですか!(笑)それこそいつ復活してくるか分からない…スリリングなトコロがこの書庫における魅力のひとつ!と、ひとまずは自己弁護でもしておくべきなのかしらね、こういう場合。(笑)

まぁ、そんなコトは置いておき…せっかく復活したのだもの~カリっと音を立てながら爽快にイキたいものでゴザイマスよね!

ということで今回の『キャッチフレーズ辞典』は「スリリング」と「カリっと」にコジつけし、ソレラと合致しまくるこのお方にご登場していただこうかナと思うのでありまする。

でもってそのお方とは…

田中久美さん

でゴザイマス、ジャジャーン!

田中久美さんと言えば、ホリプロ主催のHTSCにおける8番目の栄えある優勝者。以前にもこの書庫にご登場いただいた岡村有希子さん(84年デビュー|久美さんと同期)ともご交流がお深い方としても知られておりますよね。更にはこれまた同期の桜で若くして命を絶ってしまわれた岡田有希子さんとも親友関係だったという、いわばふたりの有希子嬢に挟まれサンドイッチ状態だったのが、本記事の主役である田中久美さんということになるのでありまする。久美さんは今でも岡田有希子嬢との想い出をとても大切にされ、自らがDJを担当するコミュニティ局のラジオ番組におきましては、放送の度に有希子嬢の曲をオンエアしてくださるという…実に心優しく情のお深い方とお見受け。

そんな久美さんにおけるデビュー時のキャッチフレーズというのがこちらナノ。

きらめき eye-teen(アイティーン)

eye-teenとはナニを意味するの?ってアナタ…そんな野暮なことは聞かないでというものヨ。↑のデビュー曲におけるレコジャケを見れば一目瞭然といったトコロでゴザイマしょう。久美さんのチャームポイントと言えば、なんといってもその大きなお目々…でゴザイマシタものね。大きくてパッチリ!まるで少女マンガの主人公のような輝きを放つの。当時はサイン色紙にも「おっきなお目々の田中久美です。よろしくおねがいします。」なんてメッセを自らが書き記していたことも判明済みであるからにして…そのお目々を最大の武器として活用するにはもうこれしかありませぬ!久美プロジェクトの「ご意見を伺う会」において(←そういうものがあったのであればの話になるけんど)満場一致を確認した上での“eye-teen”だったのであろうと推測してみたりで。

イメージ 2
デビュー時の二色刷りプロモ広告。とにもかくにも久美目にこだわりまくった展開が成されていた模様。
イメージ 3
デビュー曲「スリリング」のレコジャケ裏面。ピンクをモチーフにした久美の三面相写真でコムにちは。上部には久美ロゴも。
イメージ 4久美ロゴと一緒に使われていた自画像風イラスト。似せようとしすぎてリアルになりすぎたキライも?ドナタが描かれた絵なの、コレ。ご本人がよく描いていたデフォルメちっくなイラスト使用の方がかえってよかったような気も...。

そしてデビュー告知用のプロモ広告を更に観察してみたところ…

‘84ダントツのニュー・アイドル

なんて…遠慮というものを全く存じ上げないのネ、とおぼしきどデカい植字がワタクシメのお目々に飛び込んでまいりましたノ。まぁ、なんといっても大手ホリプロから鳴り物入りデビュー&柏原芳恵嬢というトップアイドルを抱え余裕もあったとおぼしきレコ会社(日本フォノグラム)からの新人ってことで…その期待値はハンパなモノではなく、膨張もとどまるトコロを知らない…というモノだったようでゴザイマスね。

それにしても陣営における“久美目(クミメ)”へのこだわりは尋常ではなかったご様子でありまして…

●プロモ広告左下にはお目目を模ったデザイン
●「春休みふれeyeキャンペーン」と銘打った全国縦断キャンペーンを開催

と、とにもかくにもお目目づくしだったご様子。そして更にワタクシメの瞳孔を大きく開かせたのが…

めざせ!ふれeye・久美nity

これまた久美目(クミメ)にコジつけたもの。(笑)

それにしてもよく考えましたナ~久美陣営!それこそ久美さんのデビュー曲「スリリング」からの一節である…

♪ファン ファン ファン ファン

ココに沿わせるかのようなファンファンファン!なんとも楽しい~が満載でゴザイマスね。ってか↑のファンファンファンってのはfantagicからの頭文字であるからして、あんまり関連性はないのでは?(笑)でもって「コミュニティ」をモジって「久美nity」ですって!コレって最強~!と、ひとり喜びをかみしめるワタクシメを尻目に…

♪ストップ ストップ ストップ ストップ とめて~

「コミュニティ」転じて「久美nity」だなんて…おじさんたちが頭ひねって必死で考えた図がムキ出しじゃない~恥ずかしいからやめときなはれ!という手厳しいご意見もチラホラ?(笑)

まぁまぁ…皆様。論争の最中ではゴザイマスがね、ちょっと言わせてちょうだいヨ。

こうして賛同のご意見とそうでないご意見が交錯し、火花散らしてスパーク!これこそがまさに「スリリング」と呼べる状態なのではないかと思うのでありまする。それこそ久美さんのデビュー曲「スリリング」にピッタリコンコンでゴザイマスよね。皆様の想いが交錯しスリリングな状態&ヒートアップへ!このような奥深いシナリオまで熟考された上での「久美nity」だったのであれば、これはまさしく秀逸に値するというものヨ!名前と顔を覚えてもらうには最適といったトコロ?それこそ久美陣営の頭脳がどれほど明晰であったのかを物語る…というものでゴザイマシて。陣営の皆様による勝利の雄叫びとやらチラ見したいトコロではゴザイマスがネ。まぁ「ソレは思いつきとノリでキメた」という当時ふりかえりアンサーが戻ってきそうな悪寒もゾクゾクだったりするのだけんど。(笑)

ってなワケで「深読み終了のお知らせ」。読者の皆様から色々とツっこまれる前にそそくさと退散しとくことにといたしまする^^;。

それでは今回の『キャッチフレーズ辞典』はこれにてお開き!

またまたお付き合いくださいまして、ありがとうございましたん^^。

妖精のままでいてPiPiPaPiPo!「妖精ポピンズ」 ポピンズ

$
0
0
イメージ 1

ついこの間♪チェリ~ガ~デンはな~ざか~り~な季節が到来したと思いきや…あれよあれよという間に初夏の陽気に包みこまれてしまったようでゴザイマスね、ニッポン列島。このように考えると本格的な春を味わえる期間というのはしごく極短なことに気づかされるのでありまする。暦の上で3月は早春と呼ばれるものの、風はまだ冷たく春まだ浅いといった気候だし、かといって5月になれば夏日が怒涛のように押し寄せ、街角はパイナップルの風で染められる…あら、春ってこんなに短かったかしらん?♪いじわ~るはるぅ!とカマされている方も多いのではないかしらん?

それはそうとパイナップルの風と言えば…そそっ、80年代アイドルにもソレに関連する方々がおりましたよね。ってなワケで今回はココにコジつけさせていただき、いつものようにレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「妖精ポピンズ」はポピンズのデビュー曲として1986年4月21日にCBSソニーより発売されたチューン。

ポピンズは金子恵実チャン(写真左)、芳賀絵巳子チャン(写真右)という可愛らしい女の子二人により構成されたアイドルデュオでゴザイマシて、なんでもお二人は小学生の頃からひとつの夢に向かって結託、絶対にアイドル歌手になろうね!という目標を掲げ、そのキッカケ作りに日々いそしまれていたそうな。名古屋出身のお二人はお名前も似通っており、また、身長も体重もほぼ同じサイズ…なのでパっと見は双子ちゃんのように見えてしまうという、まさに♪生まれる~前から~結ばれていた~瀬川瑛子さまもビックリ仰天とおぼしき運命を持ちあわせていた少女たちだったようでゴザイマス。

それにしてもこのお二人がデビューしたのはまだ15歳の高校一年生の頃…ということは成長期の真っ只中にその身を置かれていたワケでゴザイマシて…その状況下で体型をピッタリコンコンに揃えるというのは至難の業だったはず。ソレに逆らうことができず、劣化の道をまっしぐら~になってしもうたアイドル歌手の方もチラホラいらっしゃったりで。それこそ成長抑制剤でも服用されていたのかしらん?としか思えないような神業だったりもする。まぁ、そこは生まれる前から云々のお二人様だもの…苦労知らずの朝飯前ってトコロだったのかしらね、ナゾ。(笑)

こんなお二人のデビュー曲は作詞を売野雅勇氏、作曲を井上大輔氏、編曲は清水信之氏という、当時のアイドルポップス界でときめいたお三方がガッツリと組み合って手がけた豪華盤。しかしまぁ…時の流れというものは残酷でゴザイマシて…内お一人がすでに他界というこの現実!悲しくてやりきれなくなってまいりますワな。当時の制作秘話を聞きたくても生き証人は減る一方というこの状態…逆らえないモノとは言え、チェリー泣っ。

字数の都合もゴザイマスため、ひとまずはナミダを拭って本題に移ることにいたしましょう。

ポピンズのお二人と言っていの一番に思い出されるのは、所属した事務所のことかと思われ。なんといってもそれまでにアイドル歌手育成を手がけたことがなかった(当時)吉本興業が、一寸の狂いもない正統派アイドルデュオを誕生させた…ということで、その当時はココに話題集中だったとキオクするのである。ポピンズの売り出しに関しては一大プロジェクトとして扱われていた様子(そりゃそうだわナ、社の新事業だったのだもの)で、TVの告知用スポットや下記のようなプロモ広告などがデビュー前からビシバシと打たれていたのでありまする。

イメージ 2
デビュー前のプロモ広告。ポピンズのプロジェクトにみんなも一緒に参加しよう!といったコンセプトで、より一体感をこしらえようとしていた様子を垣間見ることができる。非の打ちドコロがないほど、完璧にキャワゆいポピンズ。

この盛大さに決してヒケを取らない作家陣により紡がれたデビュー曲…これがまたアイポとして純度が高いのなんのって…とにかくスゴイんだから。

イントロからしてキャワゆ~いアイポの雰囲気で充満、萌え~っ!(笑)ワクワクするよなサウンドに妖精のモチーフを絡ませ、おとぎ話ちっくにしてみたの~といった出来栄えナノ、kawaii。ショッパナから入ってくるウ~ウ~男声コーラスが春でも夏でもない季節?のここちE雰囲気を演出し、聴き手のココロをムギュ!曇りのない透明感を届けてくれるのでありまする(曇りのない…と言えば、たしかデビュー盤はソレに沿わせたかのような透明色だったとキオク)。さすがは世界のソニー(注:当時)でゴザイマスよ…音楽部門の位置づけとしては一時と比較したらやや下向きか?という勢力図の中におりながらも、さすがの高品質を打ち出せる底力。それが今じゃね…企業としてどうなのヨ!時代の流れを感じずにはいられませんことヨ、泣っ。

♪金色の粉をピンクの魔法のつえで
 空に振りまいて逢いに来たのよ
 PiPiPaPiPo…
 それが合言葉 壊れたシャボン玉から
 虹の階段をそっと滑って

雪印アイス「宝石箱」ではないけれど…「歌詞の中にメルヘンの香りをたくさんちりばめました」といった趣きか。上記以外にも…

白い羽の女の子、レエスのパラソル、緑の煙突、夢のテレパシー、愛の呪文、甘い香りしてた葡萄畑、ほうき星…

などなど…おとぎ話アイテムがゾクゾクと繰り出され、女の子がだ~いすきなkawaii世界観を構築してみたノといったトコロ。作詞を担当された売野氏は中森明菜嬢の「少女A」をはじめとするツッパリ歌謡にて名を馳せた方でもあるのだが、こんなにフワフワした究極のファンタジーも描けるのじゃ~!といった雄叫びが耳をつんざくほどに聞こえてきそ~。そして曲サビ部分では…

♪PiPiPaPiPo…夏が来て逢えるかな
 パイナップルの風が街角を
 染める頃逢いたいなもいちど

♪PiPiPaPiPo…妖精のポピンズ

アタシたちは妖精のポピンズでぇ~す!と言わんばかり…ウフっ(笑)自己紹介ソング的な部分も練り込まれ、妖精らしい呪文とおぼしきモノもPiPiPaPiPo。可愛らしさを前面に打ち出すアイドルデュオのデビュー曲としては抜かりナシといった出来栄えであり、今風アイドルたちのソレラにも相通じるものなのではないかしらん。ユニット名がポピンズだから、メアリー・ポピンズの要素を取り入れてみまショといったコンセプト臭がプンプンしてくる作品でもある。井上氏による耳障りのよろしいメロは、シブがき隊における一連ヒット曲をこしらえていた同一人物とは思えん可憐さ。そしてアイドル作品において脂がノっていた清水氏による絶妙アレンジも…それぞれにツッコミどころナシ!といった完璧さ。

そしてこの王道作品を歌唱したポピンズのお二人にも要注目!だってホントに妖精みたい…フェアリーテールから抜け出してきたの~とでも言わんばかりのキュートなお衣装で歌い踊るお姿は、ピンク・レディー以来の完成されたアイドルデュオがキター!と驚嘆すべきレベルだったようにも感じるのである。デュオとしての均等割加減は、少し前にレビュったキララとウララのソレよりも上を行っていたと断言してしまってもよろしいのではないかと^^。

しかし時代というものは時に底意地が悪くなるモノである。フタを開けてみるとこのデビュー曲はオリコン最高49位、登場週数4、売上1.1万枚というお成績でエンドることになる、ガビ~ン!コレを結果オーライと取るのか否かは個人の主観にもよると思うのだが、あれだけの大きなプロジェクトを組んでコレというのは…やはり陣営としてはガックシなソレだったのではないかとスイソク。原因はなんだ?どこに落ち度があったのか?そうこうしているうちに、デビュー当初は双子ちゃんのような愛らしい容姿を保っていたお二人に変化が…。

イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
早くも布一枚!お脱ぎになる伏線?ファッショナブル系をカマしてみたのネ~。あら~フツーの人間になっちゃった...

妖精としての生活に飽き飽きしていたポピンズは、下界の男の子にフォーリンラブ!想いつのってある日地上に舞い降りた。しかし想い描いていた「蒼いときめき」も徐々に色褪せ、こんなものかとラクタ~ン。もっと刺激がほし~い!アタシたちにはもっと輝くストーリーが待ってるのよ!と強欲に溺れてしまった結果、妖精としてのオーラは消え去ってしまいましたとサという、おとぎ話残酷バージョンにおけるエンディングみたいなオチ?特に最後のなんて「どうしちゃったの?」わずか1年でなんでこんなになっちゃうなんて...。ここのあたりは偉大なる先人成功デュオの垢抜け術は見習わず?キララとウララが布教した宇宙学的スーパー変貌法を採用してしまわれたのかしらね、ナゾ。

1986年…時はおニャン子ブームの真っ只中。ティーン男子は素人っぽさを前面に打ち出した新しいタイプのアイドル達にゾッコンという状況下。そしてレッスンをたくさん積み、伝統的手法で挑んだ従来型アイドルたちは一部の成功者を除きすみっこに追いやられるハメに…。出てきた時代が悪かったと言えば、たしかにそれまでになってしまうのかもしれない。しかしながらそれまでの概念で非の打ち所がない(と思われる?)アイドルユニットを作り上げたところで見向きもされない時代がやってきてしまっていたことだけは、ポピンズの低迷ぶりがソレの確たる証拠だったのではないかと。時代があともうちょっと遅ければ...Winkの成功例もあることだしぃ。

今風に言えば「萌え~」に属されると思われる、とってもキャワゆいポピンズのお二人なのだが、彼女らはユニットとしての自信を失くす必要性はなかったのではないかと思われるのでありまする。ただただ時代に翻弄されてしまっただけなのではないかと。一点だけ気になっているのは「妖精」というコンセプト?ポピンズのデビューから遡ること2年前にも♪ピラパルピラル~とカマして失敗こいてしもうたアイドルさんがいらしたではないの。アチラは45%分だけが妖精で残りは…だったらしいけんど。

仮にポピンズのお二人がおニャン子ブランドの元でこの曲をリリースできていたのであれば…

♪金色の粉をピンクの魔法のつえで

そんな魔法なんぞ使わなくとも、オリコン1位は容易く獲得できたのではないかしらん?

幼なじみだった少女二人が切磋琢磨しながらひとつの夢を追いかけたあの頃…それこそワタクシメがその時代に戻りまして、ピンクの魔法のつえで金色の粉をパラリンコン!その後のアイドル界における流れが変わりませぬようにと...

♪PiPiPaPiPo…

先回りしておまじないをカマしておいてあげたかったワ~というキモチにさいなまれるのでありまする。そしたらポピンズだって…ネ。もっとなが~く…愛らしい妖精のままでいられたはず、あ~ぁ残念PiPiPaPiPo!

☆作品データ
作詞:売野雅勇 作曲:井上大輔(1986年度作品・CBSソニー)

ファイルNo.18|キャッチフレーズ辞典|渡辺桂子

$
0
0
イメージ 1

さてさて、前回はかな~り間ノビした挙句の更新となりました本書庫「キャッチフレーズ辞典」。おジミな記事ながらも当書庫を好んでくださっている方もチラホラいらっしゃるらしく…誠にありがたい限りなのでありまする。ってことでこの賛辞をマにウケまして、今回はそそくさ更新とカコつけてみましたノ。(笑)

それはそうとここのところのニッポン列島…まだ5月だというのに真夏みたいなお天気が襲来しているようでゴザイマスね。たしかつい先般に小耳に挟んだ長期予報では「今年の夏は冷夏になる」とおっしゃっていたようだけんど?アレは空耳だったのかしらん、ナゾ。なにはともあれ…昭和の時代には考えられないほどに、赤道直下型風のお天候に変わりつつあるようでゴザイマスね。

それはそうと赤道直下型と言えば…

渡辺桂子さん

そそっ!この方でゴザイマスよね。このブログでは通称“ナベケイさん”と呼ばれているようではゴザイマスが。なにはともあれ今回はココにコジつけさせていただき、いつものようにキャッチフレーズ考察をカマしてみたいと思うのでありまする。

渡辺桂子嬢と言えば、1984年3月21日にテイチク&ゴールデンミュージックというタッグにより、強力プッシュ体制の下に売り出されたキャワゆい女の子でゴザイマシタよね。当時のゴールデンミュージックにおける大黒柱と言えば…しまうン腰ヒッコンこと、柏原芳恵嬢。その先輩に追いつけ追い越せ?いわば妹分のような形でのデビューと相成りましたのが、今回の主役である桂子嬢だったというワケ。そう言われてみれば、たしかに桂子嬢は歌番組に出てくる度に…

「目標はかっしわばらよっしえさんでっす」

とおっしゃって(言わされて?)おられたような。(笑)そんな彼女における歌手デビュー時のキャッチフレーズとやらが…

お友達にしてくれませんか。

コレだったのでゴザイマス、ジャジャーン!

新人の女の子歌手が、春というナニか新しいワクワクが始まりそうな季節にデビューをし、「はじめまして。よろしくお願いしま~す」とご挨拶するにはピッタリコンコンではないですか!してくれませんか?と尋ねているあたり…新人らしい謙虚さと奥ゆかしさも垣間見られる、実に初々しく可愛らしいキャッチフレーズなのでありまする。

テイチクと言えば、前々年度の北原佐和子嬢、そして前年度の大沢逸美嬢ともども…演歌色が強いレコ会社として知られるトコロではゴザイマシタが、キャッチフレーズ製作に関してはなかなかのお手前を見せてくれていたもの。まぁ、テイチクさんと言えば皆様ご存知のとおり…こういうお膳立て部分におけるとっかかりは良いのだけんど、後が続かず尻すぼみ~ってな点が玉にキズだったけんど^^;。

イメージ 2
デビュー時のカラー広告。テイチクの気合とイキゴミをヒシヒシと感じさせる内容が垣間見られる。愛嬌タップリで実に可愛らしいナベケイさん。
イメージ 3
レコード盤は陣営の情熱度合いを表すかのような、まっ赤なカラー・レコード。初回プレス5万枚のみの特典として採用されたもの。
イメージ 4
桂子専用のロゴマーク。コレも前回の田中久美サン同様に、似せようとしすぎてリアルになりすぎた一例か?キャワゆいデフォルメイラストにした方がよかったような気も?
イメージ 5
ラストシングルになった「純情レジスタンス」のプロモ広告。デビュー時のイメージとのギャップがあらわに。たった1年ちょっとのことなのに...芸能界ってコワイわ。

それにしても陣営が桂子嬢へ寄せていた期待というのは、それはもうハンパなものではなかったご様子ナノ。なんとレコード購入先着50,000名様には…

●素敵なピクチャー・レーベルとカラー・レコード
●カレンダー・ピンナップ付ジャケット
●桂子と遊べる“お友達シール”

ほらネ…スゴイでしょ~!レコード盤1枚買うだけでごっそりオマケが付いてきたんだからん。製作側が自ら「素敵な」と謳ってしまうのも謙虚さのカケラもないというかなんというか…、桂子嬢のキャッチフレーズとは正反対のようで^^;。だけどそこは商売ショーバイだものネ、アッサリコンコンに割り切らなくっちゃ。ってかその「素敵な」カラー・レコードこそ、当ブログのタイトル画として使わせていただいているソレだったりで…エヘっ。なんだかんだ言っておきながら、だ~いすきナノ。(笑)

コホン…話が逸れすぎる前に次の話題へ。

「KEIKOフレンドリー・コンサート~お友達にしてくれませんか~」
歌手デビューにあたり、こんなはじめましてコンサートを全国津々浦々で開催していた桂子嬢。まぁまぁ!テイチクの一押しだったこともあり、これまた豪華なお膳立てでゴザイマスこと!ワタクシメもアイドルデビューできるのなら~これくらいどハデ~に担いでくれるトコをキボンヌ~!ってかもう完全に手遅れだから…。(笑)

でもってこのお友達にしてくれませんかコンサートへのモグりこみはどのよう
にすればよかったのかと言うと…

●3/21のデビュー日にレコードを買うべし
●そしたらその場でコンサートの入場整理&握手券をあげちゃう

こういう二段がまえになっていた模様。それこそ…

「このテのエサをいっぱいくっつけて手堅く50,000枚いくべ!」

くらいの皮算用だったのかしらん、ナゾ。

それはそうと…あらら!つい先日○KB48さんたちの握手会とやらで痛ましい事件が勃発したばかりでゴザイマシタが、このテの青少年まさぐり商法は今から遡ること30年も前から芽吹いていたようで。今回の「キャッチフレーズ辞典」はコレを証明する回になってしまったようでゴザイマスね、なんてタイムリーなんでしょ。まぁ、今ハビこりまくるその商法とは比較にならんほど、あの頃のソレは純でウブウブ!キャワゆい程度のモノでゴザイマシタけれどもネ。

それにしてもこのような握手会とやらを毎日のようにさせられていた当時の清純派アイドル歌手たち!それはもうタイヘンだったことでしょうよ~なんせどんなのが並んでるのか分かりゃしないんだからネ…恐っ。渡辺桂子嬢のごとく…

♪うっとり~しちゃうわ~

ってな美少年ばかりが並んでいれば生つばゴックン、ウッヘッヘ?

♪なにかに~つけてシャクに~さわる人を~

こんなのばかりだったのならば心中お察し申し上げますといったトコロ?こういう気苦労が絶えまなく続き…デビューからたった1年半後…精も根も尽き果てたお顔が↑ということだったのかしらね、ナゾ。

♪ジンジンジン むなさわぎ~

なにやらイヤな雲行きになってまいりましたヨ。

♪ジンジンジン そそのかす~

ほらネ~やっぱり。「言うこと聞かんとどういうことになるかわかってんだろうナ!」ってのが、いわゆるザ・芸能界と呼ばれるトコロのようでゴザイマスからして。

それでもワタクシメは桂子嬢をとっても気に入っておりましたのでゴザイマス。愛嬌のある可愛らしいお顔にハート型のく・ち・び・る。そしてこなれた作法と立ち振る舞い…それはそれはA級アイドルと見まごうばかりの、品性と格式を兼ね備えた堂々たるお姿だったのですからん。それこそ将来有望の大型アイドル、キター!!!!ってな具合で。なのにツレないワ…わずか2年足らずでアイドル活動はエンドることになり、挙句の果てには純情レジスタンス~!それこそ“アッチのお友達にさせてあげる風”。デビュー当時の面影はどこへやら?大胆姐さんになってしまわれたノ、泣っ。

ナミダがダダモレする前に…今回はこれにてお開きとさせていただくことにいたしまする。

「キャッチフレーズ辞典」にまたまたお付き合いくださいまして、ありがとうございましたん^^。

田中久美さんとスリリング?「昭和TVワンダーランド」が電波に乗りましたヨ! 

$
0
0
イメージ 1

本日はこんなトコロからちょいとお知らせが^^。

2014年6月5日(木)、田中久美さんがDJをされているラジオ番組「スターコーンほっと!ネットラジオ」(スターコーンFM|福岡|午前11時~)にて、ワタクシメが田中久美さんにお送りしたメッセージが、ご本人様によりましてご一読されるという珍事が発生~!

ってことでココにてそそくさ報告とさせていただきまする。(笑)

スターコーンFM公式サイト:www.starcornfm.com/

スターコーンFMは福岡の築上町に特化したコミュニティラジオ局として地元の方々に親しまれている局なのですが、この局の該当番組にて田中久美さんは木曜日のDJをご担当されておりますノ。

この件に関しましては以前からも存じ上げてはいたのですが、普段は会社でお仕事している時間帯であり、なかなか生放送の状態でラジオを聴くことが叶わなかったワタクシメ。いつもはスマホを駆使で録音したモノを聴いていたのでありまする。

しかしながら今週木曜日までのワタクシメと言えば...なっなんとタマりすぎた有給を消化中というノンキな身分でゴザイマシて♪ひとりお部屋で~ひざ小僧抱え~状態だったのでありまする。まぁ、ひざ小僧抱えた座り方なぞは一切合切しておりませんでしたけどネ。(笑)

そんなところにブログのご訪問者様のおひとりである「まきやん様」より、ぜひとも田中久美さんの番組宛てにメッセージを...とのご推奨案をいただきまして。それではダメもとでカリっとカマしてみるかってなことに相成りましたノ。

ワタクシメのメッセージが読まれたのは、放送が開始してから約1時間くらいの頃でしたかしらん?久美さんの落ち着いたお声(DJがとってもお上手になられた久美さん)にて「オーストラリアのメルボルンから云々」という、なにやら身に覚えのある文面がミミに届きはじめたのでありまする。ドキュ~ン!!

♪からみつくぅ~スゥ~リリ~ング

まさにこれこそが「スリリング」と表現すべきものヨ!といった瞬間でゴザイマシて。80年代のあの頃...テレビの向こう側でアイドルしてた田中久美さんが、我のメッセージをナマ読み~!とキたもんだ!田中久美さんと「スリリング」な瞬間(とき)を味わいましたヨ。これまた...チェリーこまっちゃ~う。もちろんウレピイ嘆きという意味になるけんど。(笑)

♪カリっと音が~すぅ~るわ~屋根の上でひぃ~ばな~

まさにワタクシメの頭上で火花がビシバシと大スパ~ク!!といった状態。

●オーストラリアからのメッセージであること
●「昭和TVワンダーランド」というサイトを運営していること
●偶然にも久美さんのキャッチフレーズ考察記事を更新していたこと
●「少女の中の悪魔(デビル)」が大好きなこと

などなど...ワタクシメが書いた文面をハショることなく、一字一句丁寧に読んでくだすった久美さん。

そして当ブログの「キャッチフレーズ辞典」でも扱いました...

めざせ・ふれeye久美nity

コレに関しましてもメッセージに含めましたところ、久美ご本人様はきちんとご記憶されていたことも判明~。「当時キャンペーンで使いました」とハッキリおっしゃっておりました、久美さんステキすぎます!

また、本日の電話ゲストは田中久美さんと同じく80年代アイドルで、最近になって芸能活動に復帰したばかりの桑田靖子さ~んとキたもんだ!

久美さんと靖子さんは同じ福岡のご出身、そして堀越学園時代の同級生。そりゃお話に花が咲くわナ...井戸端会議みたくになってたワ。でもって久美さんは靖子さんとお話する際にも「今日はネ、オーストラリアにいる方からメッセージが...」と興奮覚めやらぬご様子^^。ワタクシメといたしましても久美さんにそのようにお喜びいただけて、とってもウレピかったのでありまする。

また、まきやん様のメッセージも同時に読まれるという...まさに2倍うれしい木曜日!まきやん様が書かれたトピックから、荻野目洋子さんの話題にもなったりで...80年代アイドル好きにとりまして、こんなに興奮したのはひさしぶり~といった一日になったのでゴザイマス。

ってことで...なんだか本日という日はワタクシメがお家にいるべき一日だったようでゴザイマスよね...どう考えても^^。有給とっておいてよかったワン!とひしひし感じたワタクシメ。

メッセージを読んでくださった田中久美さん、そしてご推奨してくださったまきやん様にもこの場をお借りいたしましてココロからのお礼を申し上げたいと...ありがとうございます♪

あ~興奮シタシタ~!!ってことで...

♪目覚めさせたのだ・あ・れ~?

あら!ソレはイケませんイケません!クセになるもの~ネ、こういうの。しかもあんまりシツこくするとネ...

♪いけない~このままじゃ~

久美さんに嫌われてしまうからん^^;。

♪おぉとなにぃ~なる~わぁ~

そそっ...きちんとワキまえないとネ。

時期をみてまたいつか...久美さんへふたたびメッセージを送ってみたいと思ったのでありまする。

ってなワケで...取り急ぎのご報告まで。

注):上記イメージ画像は田中久美さんが出演したCM、森永「ハテナッツ」のひとコマより。左のイケメンさんはワタクシメではゴザイマセンのであしからず。(笑)同時期にアイドルされていた麻見和也さん(いつぞえはこのブログにも遊びに来てくださいましたネ)でゴザイマス。

CHERRY★CREEK
2014年6月5日(木)

キョドる理由とは?「あの頃に もう一度」 早見優

$
0
0

イメージ 1

さてさて…とうとう梅入り宣言が公布され雨のシーズンがやってまいりましたネ。雨と言えば靴は濡れるワ、裾も濡れるワ、恋人も濡れるワ(←コレは違うのでは?)で…ロクなことがないイメージしかないのだけんど、この降るべき時期に降らないとタ~イヘンってなことになるからネ。あのニッポンのあつ~い夏に備えて水のビチクをする必要性があるからして…異様などしゃぶりをカマすゲリラ豪雨などになりませぬよう「ほどほどマイ・ダーリン」?適度に降雨していただき、今年の梅雨をエンドとしてほしいものでゴザイマスよね。

それはそうと…どしゃぶりと言えば、昭和アイポの世界にも該当するものがいくつかゴザイマシタよね。ってなワケで今回はココにコジつけさせて頂き、ワイハ育ちのあの方が放ったこの1曲をレビュってみようと思うのでありまする。

表題の「あの頃に もう一度」は早見優さんのシングル第4弾として、1983年1月21日に発売された楽曲。

この頃の優ちゃんと言えば、花の82年組のひとりとして前年度の4月に大手プロ(サンミュージック)より華々しくデビュー。そして同年度末に開催された「日本レコード大賞」における新人賞では、小泉今日子さんや中森明菜さんを押しのけて本選へ…とハタから見ると順風満帆だった頃である。しかしながら実際のトコロは表題曲のひとつ前シングル「アンサーソングは哀愁」(阿久悠氏が作詞を担当)でやや伸び悩みを見せるなど…今後の売り出しイメージを模索していたと思われるぷち迷走期?決してどしゃぶりではないけれど、ワイハの陽光が彼女をカンカンに照らしつけていたとは言えない、そんな状況下におられたのでありまする。

優ちゃんと言えばそれこそ静岡県熱海生まれのワイハ育ちという、特異な生い立ちを持つアイドルさん。デビュー曲ではそのイメージを彷彿とさせる作品を授かったものの、その後はなぜかマイナー調続き。しかも失恋だの、哀愁だの…と、リリースする度にその暗さが増してゆくという?やや不可解な方向へ。なんせこの頃は優ちゃんがアイドルとしてブレイクしたアレ(「夏色のナンシー」)前夜の話でゴザイマスものね。

このような状況下で放たれたのが表題曲ということになるのだが、この曲もまたまた懲りずのマイナー調。しかもズブ濡れになりながらの失恋~シアワセだったあの頃に戻りたいワという、若さハジける娘ざかりにはなんとも似つかわしくない内容で、当時の優ちゃんにおける等身大ソングとはちと言い難い雰囲気。まぁ、発売が年の内でイチバン寒い1月、しかもアメウタと言っても夏を前にしたこの時期の雨とはその趣が大きく異なるという…なにかとても冷たくて突き刺さるような「痛い雨」とでも表現したらよろしいのかしらん。ならばこのねずみ色の作風にはガッテンかしらね。

♪タッタラタッタラタッタラタッタラタッ

ドラムの軽快なサウンドからおっぱじまり、間髪入れずの唄いだしはコレ。

♪あなた 追いかけて 追いかけて どしゃぶりの中
 ひとり 泣きながら 泣きながら ずぶぬれのまま

のっけから悲しみのどん底(ズンドコ?)といった風。コチラまで重いキブンにさせられるけんど、ひとまずは解説を続けないとネ^^;。

本作品の作詞ならびに作曲は松宮恭子氏、そして編曲を担当されたのは鷺巣詩郎氏である。冒頭のドラムはどうよコレ…♪あなた追いかけて追いかけて~絶望寸前の主人公がズブ濡れ覚悟で雨の街へと飛び出してゆく際の靴音?そんな状況を表現したかったのではないかしらんと妄想。だってこの太鼓サウンドの後に続くストリングスの調べだって…不安をかきたてられるソレ以外のナニモノでもゴザイマセンといった風だし。この推測が当たっているのだとしたら、鷺巣センセイが施されたアレンジにナイスぽちっと!を差し上げたいトコロか。(笑)それのみならず、好アレンジが曲中の随所に散りばめられているのも、本楽曲の特長でもありますがね。

そして詞と曲の両方を手がけた松宮センセイと言えば、80年代初頭にかけてそのお名前をかなり多く目にした方でもある。おそらく彼女の歌謡曲ワークにおける旬はこのあたり?だって見てよ、下記の作品群。

涙のジルバ(高田みづえ)、潮風の少女(堀ちえみ)、涙のコンチェルト(石毛礼子)、未経験(中野美紀)、リリカルなさよなら(矢野良子)、Hey!ミスター・ポリスマン(石川秀美)、愛をください(河合奈保子)、カナリア(倉田まり子)、ひき潮(榊原郁恵)、め・ま・い三秒(山口かおり)、パールモンド・Kiss(渡瀬麻紀)、ダブルブッキングなんてこわくない(細川直美)など

マニア垂涎の良質作品がズラリンコン!こういう状況下におられた松宮センセイが、優ちゃんのためにノリノリで書きあげてしまったのが表題曲?いやちょっと待った!そう解釈してしまうのはまるっきりの早合点というものヨ。まぁ、コレに関しての説明は後ほど。(笑)

♪気づいていたのよ 優しくなったから
 電話くれたり 送ってきたり あなたらしくない
 口が悪くって わがままなところ
 はにかむような やさしい瞳 好きだったのよ

♪窓をつたう雨が 激しくなるわ

普段は口が悪くわがままだった彼。その彼がいきなりマメなヤサ男に豹変。コレは疑う余地あり!といった最たるモノではないかと。なぜなら…

「ナニかを隠蔽しようとする時、極めて挙動不審な態度をとる」

こういう習性が我らにはあるらしい。どうよ、コレ…おそらくは皆様にだって一度や二度くらい(もっと?)の身に覚えがあるのでは…?そしてこのお歌の主人公も感づくのがお早いようで…かなりカンの冴えた人物と見た。俗に言う“オンナの勘”と呼ぶべきものなのかしらね、ナゾ。(笑)

それはそうとこの主人公が置かれた状況とはいかに?ホントにどしゃぶりの街へ出てずぶぬれ~になったのか?そして破局を確信した決定的瞬間を目撃したのか?単に悲劇のヒロインになった挙句の妄想だったのか?このあたりの詳細がいまひとつハッキリしてこないもので、歌詞全体を追って我なりに分析をしてみましたノ。(笑)

1:主人公は恋の終わりを悟りながらも、確信を求めどしゃぶりの街へ。そこで決定的瞬間を目撃!
2:恋の幕切れを悟り絶望の淵。彼の幻影を追いどしゃぶりの街を彷徨った。
3:自分の置かれた状況が、あたかもどしゃぶりの中でずぶぬれ同然だと嘆き悲しんだ。

上記1と2の解釈はいずれもホントにずぶぬれになってしまうパターンで、3のみがそうでないモノということになる。女子アイドルの曲なので3の線もアリかな?とは考えてみたものの…

(窓をつたう雨が 激しくなるわ)→(窓にうつる私 雨がぬらして)

このクダリにより主人公が内→外へと動かされているのではないかとみた。このことから考えるに3の仮想パターンってのが候補から早々と消えるワケでありまして。となるとやはり1か2…いずれも実際に主人公がずぶぬれになったケースということになる。基本的に歌詞というものは聴き手の想像力で解釈すればよし!というものだと思うので、絶対的な回答というモノは存在しないのではないかと。だけどあえて…とうことであれば、ワタクシメ的推理における答えは1かしらね。まぁ、1ともなれば優ちゃん2ndシングル「Love Light」の悲惨度を更にグイ上げしたのが本曲ということになるようだが。

「あの頃に もう一度」

自分の力ではどうしようもない、たとえば時間の経過や確固たる真実など…なにか決定的な事実に阻まれている際の偲び…この想いこそがソレに該当するのではないかと考える。だって物事のヨリを戻せる可能性アリならば、そのようになるよう努める余地が残されているワケで。部屋でモンモン→あなた追いかけてどしゃぶりの中→決定的瞬間を目撃→泣きながらずぶぬれ→どん底…どうでショカ、この解釈。

このように徹底的に暗い曲ということになってしまうのだが、救いと言えば↑で笑顔のレコジャケかしらね。曲の作風にそぐわぬスマイルを振りまく優ちゃんがソコに佇むノ…この笑顔がサッパリ開き直った後の晴れやかなるソレというものなら安心といったトコロなのだが、どうこうなっておかしくなってしもうた後のうすら笑いのようにも見えてくるから困ったもの。

本楽曲はたかが3分のとても短い物語…である。されどその中には聴き手のイマジネーションをこれほどまでに刺激するドラマが潜んでいる。コレ…やっぱり傑作でしょ~歌詞よし、メロよし、アレンジよしの三拍子!優ちゃんのお声使いや表現力もデビュー当初のソレ比較で格段に良くなっていることが手に取るように分かるしで。ただマイナー調で内容も暗いため、デビュー2年目アイドルの新年明けて一発目として爆発的に売れるゾ!と、絶大なる自信を持って宣言できるタイプの曲ではないのだけんど。哀愁を唄わせたらニッポン一と言われた(当時)、つちやかおりさんあたりに唄わせたら、それこそお誂え向きだったのカモ?

当時の一般大衆もやはり同じように感じていたのか、この曲はオリコン最高27位、登場週数8、4.5万枚というジミめなお成績となる。後発シングルだった「夏色のナンシー」がバカ売れ(最高7位、登場週数17、26.9万枚)したのだから、やはり大多数はあのテの作風を優ちゃんに求めていたということになる。

イメージ 2
表題曲発売当時のプロモ用紙面広告。ヒットチャート赤マル急上昇中!と謳われている。トーラスレコードの販売は東芝EMIが手がけていたことも見て取れる。

ところでジレジレにジラしてしまいゴメンなさい…最後までひっぱってしまいましたワ。この曲の正体を暴いておりませんでしたよネ。実はこの曲…同じ事務所の先輩歌手、中山圭子嬢のボツ曲!って…マニアの皆様はとっくにご存知のお事柄でゴザイマスよね。

中山圭子嬢と言えば太陽の女王様こと松田聖子さまと色々ひともんちゃくネ…。この件に関してはかなり知られたお話になりつつあるからして、わざわざこの場でくどくど説明する必要性はないのかと思われ。是が非でも知りたいというお方は、当ブログのココでもご一読いただければと^^。なんでも例の一件でオクラ入りになっていた圭子さん用楽曲を、デビューするかしないかくらいの優ちゃんがたいそうお気に召され…ただし当初はレコード化は見送られたものの、1983年1月発売の新曲として実現したそうな。ってかサ…

♪ひとり泣きながら 泣きながら ずぶぬれのまま

なんなのヨ~コレ。この状況って当時の圭子嬢におけるご心境そのものだったのでは?松宮センセイが当時のさまざまな状況を把握されており、なおかつ確信犯としてコレをカマしたのであれば…やるわね、アンタ~見直したワ!って…いえいえ、センセイのことは昔っから…作家として好いておりますからん。(笑)

☆作品データ
作詞・曲:松宮恭子(1983年度作品・トーラスレコード)

カオちゃん、サバラっ!!「イニシャルは夏」 新井薫子

$
0
0
イメージ 1

サバラっ!!とは…

まんが家、楳図かずお氏の代表作「まことちゃん」にて手の指を駆使し「じゃあな」という意味を表現すべく、主人公らがくり出すフィンガーポーズ。

「まことちゃん」を一躍有名にしたのは「サバラ」よりも「グワシ」の方でゴザイマシタよね。それぞれに指を折る位置が微妙に異なっていたりもするのだが、アラフィフかそれ以上の世代の方々であれば、説明しなくともよく分かっていただけるのではないかと思われ。といってもワタクシメ自身は「極」がつくような「まことちゃん」フリークというワケでもなかったもので、コレに関するウンチクはあまり詳しくなかったりもする。見聞きしたトコロによれば、「グワシ」には初代だの2代目だのと…たかがグワシされどグワシ?色々と変遷史があったようでゴザイマシて。

イメージ 2
イメージ 3
グワシポーズはこんな風サバラをキメまくるまことちゃん

楳図センセイと言えば、代表作の「まことちゃん」以外にもたくさんお描きになられていたりもするのだが、中でも際立つのが当時は少女雑誌(「少女コミック」)に連載されながらも狂気じみたストーリー展開で失禁必至?とも囁かれた「洗礼」が特筆か。そう言えば突然偶然必然?その昔...センセイを新大久保駅周辺にてお見かけしたことがゴザイマシタわな。(笑)

それはそうとサバラと言えば…80年代アイドルにもソレに関連?する方がおりましたよね。異口同音に「はっ?」という状態かとも思われるのだが、まぁ、ひとまずは読み進めてくださいませナ。ってなワケで今回は今の季節にピッタリコンコン!あの方が放ったこのナツウタをレビュってみたいと思うのでありまする。2005年に書いたダメレビューをお色直し!2014年度バージョンでゴザイマスよ!

表題の「イニシャルは夏」は新井薫子嬢のシングル第2弾として、1982年6月9日に発売された楽曲。

新井薫子嬢と言えば、花の82年組のおひとりとして1982年3月21日に新設(当時)されたTDKレコードより華々しくデビュー。このブログでちょいと前に特集してぷちフィーバー?となりました田中久美さんともども…お目々のおっきな女の子であり、そしてアイドル歌手としては非常にめずらしい四文字のお名前(薫子|かおるこ)を持つお方としてその名を轟かせたものである。正直なところ、レコード売上やアイドルとしての活動期間などを考慮すると、Bクラスに属されてしまうお方なのかとも思われるのだが、それでもこのようなインパクト性により彼女の知名度はかなりのモノだったりもする。

そんな薫子嬢のシングル第2弾はデビュー曲でホップした後のステップにしたい曲ということで選ばれたとおぼしき、デビュー曲の軽やかで明るい雰囲気をそのまんま引き継いだ作風。作詞を手がけたのは三浦徳子氏、作曲は網倉一也氏、編曲は大村雅朗氏という最強布陣。このコンビはデビュー曲のソレとまったく一緒ということで…薫子嬢のデビュープロジェクトにあたり、当初から色々と書いていただいたうちの1曲という存在だったのカモと。作詞に太陽の女王様におけるデビュー3部作を手がけたことでも知られる三浦センセイを起用してきたあたり、かなり狙ってきたナといった匂いがプンプンと鼻を突く。ただし、ご本体である薫子嬢の歌唱力や素養が女王様のソレに及んでいたかと言えば…そうでもないような的ハズレ色もチラホラだったかしらん、ナゾ。それでもデビュー当初から「名古屋ムスメ、ハデにイクべ!」とばかりに、愛嬌をたくさんふりまき、とっても愛らしい薫子嬢でゴザイマシタ。

とにもかくにも…肝心のレビューを進めまショ。

♪チャッチャ~ラッチャ~チャッチャ~ラッチャ~

真夏のピーカンなおテント様が放つまぶしい光を彷彿とさせるようなイントロ。浜辺で下から見上げる真夏の太陽というのは、それはもうホントにまぶしいモノでゴザイマスものね。コレに絡むサウンドは♪ユ~ラ~ユ~ラ~揺れる夏がこ~わい~…ってコワイのはアナタの方よ、○○やさん。いえ…暑くなりすぎたことにより発生するかげろう現象?そんなあたりでも表現してみたのかしらネ。

♪イニシャルは夏よ 青空に描いた 愛は小麦色
 イニシャルは夏よ 潮風に描いた 愛は太陽の色よ

三浦センセイ…意味がまったく分かりませんことヨ。「イニシャルは彼のヨ」ならともかく…「イニシャルは夏」だものネ、滝汗。まぁ、いいからいいからそんなこと…こうして歌詞を深読みするとご憤慨される読者の方もチラホラなんだしぃ。(笑)それにしてもこの曲はイントロからおっぱじまり、↑の頭サビにいたるまで…アイドルポップスとしてはもう完璧なのでは?といった黄金手法が次から次へとくり出されるんだから。興味をそそられる短いイントロ、一度耳にしただけで覚えられる頭サビ。そして…

♪タンタラララ~タンタラララ~タンタラララ~タンタラララ~
(注:以後、計8回くりかえし)

ドラム音を効果的に配したココのつなぎ部分に至るまで、それこそ♪三人模様の絶体絶命~?いえいえ、ナニをおっしゃいますの!三者三様のセンスと才能が火花を散らしスパ~クっ!その直後にまさかのThe star is born?それくらいに完成度の高いモノが生まれたのだからスゴイのことヨ。歌詞の中でおっしゃりたいことはまったくもって分かんないけんど(笑)、それでもなんだかウキウキワクワクしますわナ。やっぱヤングの夏はこうでなくっちゃネ、ワケがわかんなくっても無条件に楽しくなきゃダメなのサ~パイナップルサマ~ってな具合にネ。ってかホントにワケが分かりません...ワタクシメが書いてるコト。(笑)

♪砂に寝ころぶ ホラ 彼の背中
 ひとさし指で 好きと書いた
 オリーブオイル ぬるふりしたけど
 見つめられたら この気持ち

イントロや頭サビの時点からウキウキさせられることこの上ないというのに、ココにきてまた更に盛り上げに加勢してくるコーラス隊のお兄さん方のテンションもスゴイわな。ラララだのルルルだの…陣営のどなたかがボランティアっておられたの?当時は製作費を浮かすためにそのようなこともよく行われていたらしく…仮にそうだったとしても、きちんと清涼感を表現できてるのはさすがといったトコロでゴザイマスよね、これこそが80年代クオリティー!

そしてサウンドに耳をすませてみれば♪ズンダズンダのリズムにのせた元気いっぱい仕込み!それこそアイドル歌手の女の子がぶりっ子しながら、膝カックン状態で歌唱するにはお誂え向きのソレといったトコロか。

♪ユラリ キラリ こぼれちゃうの 世界中 ふたりだけなの

いわばとある夏の日にはじまった恋のときめき、そして好きあうお二人のイチャイチャを描いた作品のようでゴザイマスね。恋は盲目と言うなれど、そんな時はいつだって「世界は二人のために」と化してしまうものでゴザイマスよね。懐アイドルヲタなワタクシメにだってそれくらいの経験はあるというものヨ…♪バカにしないでヨ~っと、なぜかココで百恵嬢がご登場。(笑)

それにしてもこのお歌の主人公さまはユラリキラリだなんて…早くもウレシ泣きをおぼえられたのかしら。あどけなくて可愛らしいうちは彼の背中へ遠慮がちに「好き」って書くのだけんど、そのうちカマキリ化が進めば彼のアソコに堂々と「好き」とでも書くようになるのかしらね、ナゾ。(笑)

そうこうしているうちにこの曲は、下記のような最大のヤマ場を迎えることになる。

♪ラブラブラブラブ~ラブミドゥ~

それにしても頭サビの♪愛は小麦色~における薫子嬢ったらばサバラっておりませんこと?それこそ…

カオちゃん、サバラっ!!

とでも表現すべき図なのかと。(笑)

イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6
まったりとサバラじゃ!!ハリきってサバラね!!号泣中もサバラよ~!!

アソコでもココでも…薫子嬢はサバラポーズを決して忘れることなく↑のようにキメこんでいたのでありまする!これこそがまさに本レビューにおける薫子嬢とサバラの関連性を示すトコロでありまして…レビュー冒頭にて「はっ?」と思われた方々も、ここにきて合点していただけたのではないかと^^;。

薫子嬢のサバラに関して映像を冷静に分析してみれば…彼女がカマされていたというソレはまさしく「まことちゃん」に出てきたサバラであることが見てとれる。しかしながらワタクシメにおける一方的な妄想とは別に...単にI LOVE YOUの意を手話方式で表現してみただけなのでは?という見方やピンク・レディーの「モンスター」ポーズと一緒では?なんてのもあったりで。(笑)

このようなパフォーマンスはさておき…薫子嬢の歌声も弾んでいてよろしいですな。レビューの冒頭にて太陽の女王様のソレに及ばず云々と手厳しく書き記してしまったことを後悔…うん、高音域に関してはなかなかのモノを持っておられ、アイドル歌手らしい華やかさやバウンドするゴムまりみたいな威勢のよさなども堪能することができるのである。薫子嬢の歌声についてはアチコチで色々と...なのだが、ソレはゴムまりがはねすぎてしまった上での「突拍子のなさ」とおぼしきものであり、声質自体はタイヘン優れたものをお持ちだったという援護射撃をしておくことにする。

この曲はオリコン最高50位、登場週数11、4.1万枚を売り上げて、デビュー曲(4.2万枚)に続くスマッシュヒットを記録。デビュー曲と同じくらいの売上になったのは喜ばしいことなのだが、最高順位が45→50位へと下がったのがちと気になるトコロか。

前述したように作品としてはアイドルポップスのお手本のような品質を誇るものであり、薫子嬢の衣装やパフォーマンスなどのビジュアル面でもアピール力があっただけに、他同期のソレラと比較していまいち伸び切れなかったのが残念なトコロ。その影響をモロにカブってしまったのか…当初は伊代チャンのソレに負けじと4人も取り揃えていた踊り子(スクールメイツからの選抜?)が、いつのまにか消滅...。

♪イニシャルは夏よ 青空に描いた 愛は小麦色

それはそうと「イニシャルは夏」って一体ナニよ、三浦センセイ。イニシャルと言えば、普通はM.KとかK.Hとか…ソチラの方を思い浮かべてしまうもの。だけどワタクシメがレビューを書き進めていくにあたり妄想ってしまったものは…

英単語のイニシャル(Initial)の意味は「初期」や「最初」や「始め」。ということは「イニシャルは夏」を日本語に無理やり置き換えてみると「(コトの)始めは夏ですの」。あらら…歌詞の内容にピッタリコンではないのサ!だって「ボクもスキさ」とコクられラブラブが始まった夏を描いた作品なんでしょ、コレ。なのでこのお歌で使われている「イニシャル」はM.Kとかのソレではなく、単語のInitialからもってきた「イニシャル」?英文法なんて♪どうでもいいワ~といった暴れっぷりか?そして青空や潮風に描くのは「愛」…そそっ、Initialの頭文字である「I」を描いたらソレは「愛」を意味するの~キャフっ!みたいな。アハ~ん…もしかしたらInitialの「I」と日本語の「愛」とでお言葉遊び?80年代ちっくでた~のしい!ってかこの思い込み…やはり的ハズレもいいトコロなのでは?(笑)

やるワね~センセイ、さすがヨ!…って「気づくの遅いんだよ」&「アタシを誰だと思ってるのっ、プンプン!」という怒号がセンセイ方面から勢いよく飛んできそうな気配を少なからず感じるもので…今回はこのあたりで退散することにいたしまする、サバラっ!!。ってか突拍子もない妄想によりセンセイをあきれ顔にさせてしまった恐れも...アリアリかしらね、ナゾ。(笑)

☆作品データ
作詞:三浦徳子 作曲:網倉一也(1982年度作品・TDKレコード)

トキメキちゃいマスね?「それ行け!サマービーチ」 よめきん(いいとも婦人隊|よめきんトリオ)

$
0
0
イメージ 1

おネエ系としてTV等で よくお見かけする方と言えば…

池畑慎之介(ピーター)さん、IKKOさん、尾木ママ、小椋ケンイチさん、おすぎとピーコさん、KABA.ちゃん、假屋崎省吾さん、クリス松村さん、坂本ちゃん、さくみさん、楽しんごさん、真島茂樹さん、マツコ・デラックスさん、まりもちゃん、マロンさん、美川憲一さん、ミッツ・マングローブさん、三ツ矢雄二さん、美輪明宏さん、米良美一さん、山咲トオルさん(あいうえお順)

アタシが入ってないワ~とか、なんでアタシが入ってんのよ~という怒号もチラホラか、滝汗。だってどこでどう線引きしたらよいのやら…カルーセル麻紀さんやはるな愛さん等のテンカン組や見た目わからんけど怪しい組(雄が基本の方?)とか、とにかくムズいものでゴザイマス。最近は↑の多くのようなカムアウト組(?)の皆々様方におけるメディア出没率がスゴイことになっとりますが、ニッポンもようやく変わりはじめたのでゴザイマしょうかネ。小耳に挟んだところによれば↑に掲げました幾人かの皆様方は当ブログをご贔屓にしてくだすってるとかで…うっ、ウレシュ~ゴザイマスよ^^。今後とも「お嬢さんお手やわらかに」チェリーのアイドル歌謡研究ブログを可愛がってくださいませネ。

それはそうとオネエ系と言えば、80年代アイドルポップスにもソレに関連するユニットがおりましたよね。ってなワケで今回はココにコジつけ、あのユニットが放ったこの1曲をレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「それ行け!サマービーチ」はよめきん(いいとも婦人隊)のデビュー曲として、1983年7月10日に発売された楽曲である。よめきん(いいとも婦人隊)というユニットは、フジテレビ「笑っていいとも!」における一コーナーとして人気を誇っていた「美少年コンテスト」の審査員としてレギュラー出演していた松金よね子、渡辺めぐみ、KINYA(キンヤ)お三方による組員構成。

ユニット名のいわれは…

松金よね子の「よ」、渡辺めぐみの「め」、KINYAの「きん」

と、それぞれのお名前から一字(または2字)を拝借して命名されたモノらしい。そもそもこのユニットに関しては「よめきんトリオ」という名称で脳みそのヒダあたりにコビりついていたものだけんど、このレビューを書き進めるにあたり色々と調査ってみたところ、実はそうではなかったことが判明。正式には「よめきん」と表記し、それのサブ名称のような形で「いいとも婦人隊」というのがくっつけられていた模様。まぁ、いずれにしてもソレをくっつけないと、どこぞの出なのか定かでなくなることが懸念されるし?番組側にとってもいい宣伝になるしで…とにもかくにもさまざまなお考えが交錯した上での命名劇だったご様子。(笑)

そもそも1980年代前半のこの頃と言えば、たのきんトリオや女たのきんと呼ばれたパンジーの3人娘、そして欽ちゃん(萩本欽一氏)番組から人気者になったイモ欽トリオやよせなべトリオなどなど…ちょっとしたトリオブームが沸き起こっていたもの。こうした流行になりふり構わず飛びつき「笑っていいとも!」からもトリオを出しちゃいまショ!的な考え方で生まれたのがよめきんだったのか、ナゾ。

しかもよめきんにはこうした便乗商法の他にも重要プロジェクトが見え隠れしてるからあなどれない。そそっ…ソレはね、前年度の4月1日に「ときめきTouch Me」でアイドルデビューした渡辺めぐみ嬢がメンツとして加入していたことなのヨ。わずか1年前に清純派歌手としてデビューしたのはいいけんど…その後はレコードがサッパリコンコン売れずに撃沈中だった彼女を焼きなおし?そんな野望らしきモノがチラリンコンとね、垣間見られたりする。

清純派アイドルとして経験値のあるメンバーが名を連ねるユニットなんだもの…アイドル歌謡ファンといたしましてはガン無視するワケには参りませんのヨ!といったトコロでゴザイマシて。

さて、そんな彼女等(注:彼と表現すべき方も1名?)のデビュー曲を手がけたのは、作詞にHeart Baby氏、作曲に小杉保夫氏、編曲には鷺巣詩郎氏という布陣。

作曲の小杉氏は渡辺めぐみ嬢の前述デビュー曲や2nd「誘われて南南西」を含むその他作品などで積極的にめぐみ嬢と関わっておられたお方。その他にも原真祐美嬢の「Bye,Bye,September」や早見優チャンの「急いで!初恋」など、珠玉と呼ぶに相応しいアイドル歌謡を次々と世に送り込んでいたことでも知られる。よめきんのデビュー盤は発売元がSMSというレコード会社だが、ココは渡辺プロダクション系列のソレであり、めぐみ嬢がアイドルデビューの時点で所属していたトコロと一致。まぁ、こんな点からも本プロジェクトにおける重要案件は、やはりめぐみ嬢再生ということだったのかナ?というのが浮きボリになってきたりもするか。

そして作詞のHeart Baby氏…このお方に関しては未だに正体不明という感じなのだけんど、伊藤さやか嬢の作品に多く関わっておられたHeart Box氏となにかしらのご関係がおありに?ご存知の方はコメント欄にてご教示お願いいたしまする。

さて…そういう邪推らしきモノはとっとと終了し、肝心のレビュー作業を進めてまいりまショ。

♪ジャジャジャジャジャ ワァ~ゥオッ!

♪ジャジャジャジャジャ ワァ~ゥオッ!

♪ジャジャジャジャジャ ワァ~ゥオッ!

あっつ~い夏を演出するエレキサウンドに絡んでくるは、見世物小屋の名物である猛獣の雄叫びでゴザ~イ!…ってのは冗談でゴザイマスからん。あんまヘンなこと書くとKINYA嬢あたりからイチ早く怒号が聞こえてきそ~「ちょっとアンタっ、失礼ヨ!」ってな具合にネ、シッケイシッケイ。ソレを取り繕うワケではないけれど、実はKINYA嬢ったらかなりの実力者?なんと彼(彼女と言うべきなんだろか…悩むぅ)は83年にソロ歌手としても「涙のデイト」という曲でデビュー!しかもその楽曲は竹内まりや嬢の書き下ろし&アン・ルイス嬢のプロデュース~っとキたもんだ、スゲェ~人脈!

イメージ 2
「涙のデイト」 KINYA

コレは意外と知られてない事実?でもってその彼(彼女?)によるいちオクターブ低いオトコ声(またまたシッケイ)がよめきんのデビュー盤に加わることにより、ソレ全体の歌声がウンと分厚くなるという効果がアリアリなのでゴザイマス。

それにしてもお三方…飛ばしますナ~ショッパナから。松金よね子婦人はおクビのトコに青スジ立てながらワァ~ゥオッとい大絶叫なんだもの~すでにこの時点で暑苦しさマンテン!でも「好きよ」こういうの。(笑)

♪毎度 おなじみ夏デス! 海デス! 恋デス! トキメキちゃいマス!
 ハートきめて スタイルきめて くり出せ! それ行け!サマービーチ

その暑苦しさを尻目に…小杉氏により紡がれたノリの良いサウンド、そして鷺巣氏により編みこまれたジャンジャカアレンジはサスガの出来栄えといったトコロ。楽曲全般に漂うは、ビーチボーイズやジャン&ディーンに代表されるサーフィンサウンドの調べか。でもってこの歌い出しにおける頭サビを聴いていて「おやっ?」と感じたのがこの曲。

イメージ 3そそっ…1960年代初頭の米国で、人気イケメンアイドルだったブライアン・ハイランドくんが放ったヒット曲「ビキニスタイルのお嬢さん」。この曲は昨年の秋頃に当ブログにてレビュった青葉久美嬢のデビュー曲「恋はティニィ・ウィニィ」のタイトル付けで参考にされたのカモ?と記述った際に引き合いに出したものだけんど、よめきんデビュー盤も…いやはやそうでゴザイマシタか、ふむふむ…なんだかメロや間合いの構成がニタピロで。ソレをより80年代的に、更にスピーディーに、そしてメンツのキャラに合わせてもっと暑苦しく…ナツウタとしていいじゃないっすか、コレ。ワタクシメのペン先だってシルがしたたりおち、ノリノリウハウハになってくるというものヨ。(笑)

(KINYA)♪こっち気にしてるわ 胸がときめくわ

(よね子)♪お化粧 なおさなくちゃ

(めぐみ)♪ちょいマチ! 彼女連れよ

(三人一緒)♪ザンネンネェ!

♪夏のSeaside Beachは Love Love気分で どーにも サマータイム 
 瞳キラリ! ボディはスラリ! やったね! いかした サマーボーイ

ズバリ言わせていただくと、本曲は歌詞の分析どうこうの必要性はあまりなさげな作風っぽい。だって要は三人のご婦人方が夏まっさかりのビーチへレッツラゴ~!して騒ぎ立てるコンセプトで、ソレのおもな目的とやらが…

オトコの品定め

といった風。のっけから響き渡るKINYA嬢のなまめきソロ声は、それこそ夜の帳(とばり)が降りてきてしまいそうな風情。そしてよね子婦人が容赦なくハリあげるカナきり声も耳をつんざくほどで…朝っぱらにナマ放送されてたコドモ番組に出演させちゃってヨロしかったの?といった今さらの懸念もチラホラか。そもそもよね子婦人だって舞台女優や声優としての輝かしい地位をすでに確立しておられたではないの~なにゆえにこの企画モノにご参加?(笑)

そしてこうなった(どうなった?)流れを必死で清純派方向へ引き戻そうとしておられるのが…

♪おねがい おねがい Ah-Ah 私だけ見つめて
 好きなの 好きなの Ah-Ah 愛してる!と ささやいて

と唄うめぐみ嬢ナノ。しかしこのクダリの歌唱はサスガでゴザイマスね~清純派アイドル時代に培ったとおぼしきスキルを最大限にフル活用?それこそ一服の清涼剤としてのお役目を担われていることは間違いなさげ。

そもそもめぐみ嬢がアイドル歌手としてデビューした際は、なにか硬質で男気のようなモノがチラホラと見え隠れしていた印象が無きにしも非ず?しかし、よめきん内ではそんなモノは軽くフキ飛ばしてしまうほどのスゴキャラが投入され中和効果テキメン?すこぶる美麗で女の子らしい風情がムンムンと漂うのだから、アクの強い他おふたりとのコラボは大成功だったのではないかと。一時的な企画モノとして終わらせるには、いささかもったいのうゴザイマス的なクオリティも見え隠れで…トキメキちゃいマスわ。(笑)

イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6
こん中では清純派ナノ美脚がマブしいめぐみ嬢三人ソロうとアクがスゴっ!

そんなお三方のパフォーマンスがキラリと光ったこの曲は、オリコン最高70位、登場週数7、2.0万枚を売り上げてぷちヒット!KINYA嬢ならびによね子婦人にとりましては歌手としてお初のチャートイン、めぐみ嬢にとりましても100位以内へは2作品ぶりのカムバックぅ~と相成りまして。このヒットに気を良くしたらしいお三方は、同年11月に早くも次作として「突然おじゃまの恋だけど」をリリース。こちらも(まさかの?)チャートイン(最高84位、1.0万枚)を達成し、よめきん人気の続行を朝昼バンバンバンと見せつけたのである。いつものパターンだとこのテの企画モノにおける二作目ってのはたいがい撃沈するものでゴザイマシタが、コレはかなりの大健闘?やるわナ~よめきんったら!

かといってデビューしてわずか1年後にバニーガールみたいな格好でコレって…めぐみ嬢のご心境はいかに。それでもコレをされたことにより経験値や人脈がググっとなったことは明らかであり、それが故の現役バリバリ?しかもお若いイケメンも手中にされるなんて…生き様がステキすぎますワ。見聞きしたトコロによれば、最近じゃアイドル時代からの大親友である武田久美子嬢に化粧品のご推奨もされてるとかで…「美」へのこだわりも相当なご様子。今でもとってもおキレイだし…アナタってば花の82年組における美容部員なの?

(三人一緒)♪次いこ!次いこ!

今後もナニをしでかしてくださるのか、目が離せないったらありゃしないめぐみ嬢なのでありまする。

(三人一緒)♪次いこ!次いこ!

ちなみによね子婦人はと言うと…女優としての活動を続行中とのこと。

(三人一緒)♪次いこ!次いこ!

そして気になるKINYA嬢は…伊豆の稲取温泉にて「おかまのワンマンショー」を催行、人気を博しているとのことでゴザイマス。まさに「それ行け!サマービーチ」もとい「それ行け!稲取温泉」のココロで毎日ご出勤なのかしらね、ナゾ。

☆作品データ
作詞:Heart Baby 作曲:小杉保夫(1983年度作品・SMS)

ファイルNo.19|キャッチフレーズ辞典|高野浩和(イソップ)

$
0
0
イメージ 1

さてさて、またまた間ノビに間ノ~ビしてしまいました本書庫「キャッチフレーズ辞典」。

こうしてタラタラと日々をやり過ごし、やることもやらんと遊びほうけてばかりいると、一体どんな結末が待っているのか?それこそこのテのお話は、幼少の頃に「イソップ物語」などで散々ぱら読み聞かされたものでゴザイマスよね。だからこそ今はこうしてヒトの道から大きくハズれることなく、平穏無事に生きながらえているのでありまして。ってかワタクシメの場合はこんなドルヲタでマニアな性格が災いし?正常なヒトとしての道からは大きく逸脱してる可能性アリアリなんだけんど。(笑)

まぁ、ソレはさておき「イソップ物語」と言えば…

高野浩和クン

この方でゴザイマスよね。当書庫「キャッチフレーズ辞典」におきましてはお初!となる男性アイドルのご登場と相成りましたよ~ジャジャーン!

ってかサ…ジャニの人気者だったあの方々のことすら一切合財触れてないブログだってのに、なぜゆえにいきなりこういう人選になるのか、全くもって思考回路がよくわからんワタクシメの頭脳ナノ。まぁ、いずれにしても今にハジまったことではないからして…「いいじゃないの幸せならば」ってことで、早速に進めて参りまショ。(笑)

高野浩和クンと言えば、TBS系列で1984年から翌年にかけて放映され大人気を博した青春ドラマ…

「スクール☆ウォーズ」

にて、病弱な少年役である...

イソップ(奥寺浩 役)

として一躍人気者になったお方。ドラマ内では森田光男役の宮田恭男クンや、川浜一のワル(大木大助役)を演じた松村雄基クン等を尻目に…

「ボールが生きている間はベストを尽くさなきゃ。最後まで諦めちゃダメだよ。」

「小さなひとつひとつのプレー大事なんだよ。先生がいつも言ってるじゃないか。どんなことがあっても諦めない心。それが大きな勝利に繋がるんだって。例え負けると分かっている戦いでも、最後の最後まで戦い抜く。それが男だろ!ラガーマンだろ!」

こんな説法までおタレになり、いつのまにかチームメイトを指導する立場に。(笑)しかしまぁ…やるなぁ、イソップ!といったトコロでゴザイマスよね~。いくら雄が基本のお方がお相手のひとりだったとは言え、かなりの強気モードでガンガン突いてくるんだもの~イヤン♡、以下自粛…。でもおっしゃっていることはごもっとでゴザイマスよね、ワタクシメもこの名言を肝に銘じ、男らしくガムばりますワ…小さなことからコツコツとネ。

なにはともあれ、この劇中では主役陣を喰ってしまうほどの人気者に!ということで、当時の音楽業界がほうっておくワケもないのは言うまでもなく。まぁ、あの時代ってのは歌ってナンボ…そんな頃合いでゴザイマシタものね。それこそ猫も杓子も歌歌歌…だからこそこんなヒトがあんなお歌を!という盤が存在しているのでゴザイマスよ。(笑)

そんな時代でゴザイマシタから、ドラマで人気者になった高野クンにも白羽の矢が!でもってそのレールを走らされることになり、歌手としてのデビューは1985年3月25日。デビュー曲はズバリ言うわよ!とばかりの…

「イソップ物語」

ちと狙いすぎたかしらね、ナゾ。だけれどもコレがなかなかの傑作!なんだから。熱き青春がほとばしるぅ~といった風情がムンムンのポップスで、あたかもドラマの一幕でも見ているかのような出来栄えだったりもする。歌声はやや苦しげではあるなれど、ソレがまた青春のもがきや苦しみを表現できているかのように感じ(コレは単に錯覚とも呼ばれるモノなのかしらね、ナゾ)てくるからあなどれないのでありまする。素人のカラオケレベル~とかって評されちゃうとそれまでのコトなんだけんど。(笑)

でもってその際のキャッチフレーズとやらが…

甦れ!イソップ

コレだったのでありまする。ちなみにサブキャッチはこんな風。

ひたむきな青春。「スクール☆ウォーズ」で人気爆発!あのイソップが今、甦る。

そもそも例のドラマ内では、病弱の身で明日がやってくるのかわかりません…という状態の少年役。だからこそそのイメージを絡めに絡めたキャッチフレーズを陣営はこしらえたのではないかと推測。ってか、かなり意識しまくり!といったトコロでゴザイマスものね。

そして、デビュー時のプロモ用広告には高野クンを応援する熱きメッセージが、こんな風にツラツラと並べたてられておりましたの。

○原朋子さん(中2)「私のクラスで一番はやってるのが、「イソップ」の話題です。」
○島加代子さん(中3)「高野君を見てとても感激しました。入試にあなたのサインをおまもりとして、もっていきたいと思います。」
○丸千恵美さん(13才)「イソップの役、カッコよかった。笑顔が好きです。…夢は浩和君の奥さんになること。」

あいにく最後のお方の夢は引き裂かれたようでゴザイマスがね...泣っ。

ってかコレラってホントに実在する人物が送ったものなのかしらん、ナゾ。まさか通販広告でよく見かける「全国から寄せられた絶賛の声」ってのと同類じゃないでしょうねぇ。(笑)それこそ「このメッセージは本当に私が送ったものです!」というご本人コメが来るのを期待してやまないといったトコロでもありまして。

イメージ 2
デビュー時のカラー広告。徳間音工→徳間ジャパンへ改名した社のやる気マンマンが垣間見られるデザインか。背景にはファンから届いたことを想定?した封書などの画像がこれでもかと。右中央にはマルベル堂社員からのプロマイドが売れて売れてウレシイ悲鳴~とやらのメッセージも掲載されている。

こうした大きな期待に応えて歌手デビューを果たした高野クン。しかし歌の世界はなかなか厳しかったようで?ドラマの中で得られたような人気を歌の世界で獲得することはならず、残念無念!彼が残した盤というのは、このデビュー曲とアルバム1枚ポッキリなんだもの。だけれどもLP盤は「HIROKAZU」というタイトルで発売され、なっなんとフルアルバムだったりもするから意外とスゴイのね~高野クンといったトコロか。だって少なくともオリジナルチューンが14曲もある!ってことになるのですから…大したものでゴザイマスよね。ご本人様にとりましてもこのデビュー曲とアルバムは、青春時代の記念品扱いになっていることかと思われ。

ワタクシメ的にはドラマの頃から高野クン応援派ではゴザイマシタがね。だけど常にソレに反する派というのも存在するワケでありまして。とあるプロのボイストレーナー様は…

こんなんじゃ女の子にも負けちゃうヨ

こんなにも手厳しいお言葉を高野クンめがけてお投げつけ。センセイったら…ちょっとあんまりではないのサ!そこまで激辛のコメントしなくたっていいではないの~もっと温かな目で見守ってあげてほしかったものでゴザイマシタよ。それこそ当のご本人である高野クンには…

甦れ!イソップ

叩かれてもナジられても…甦れ!男だろ!!の精神でガムばってほしいトコロではゴザイマシタがね。しかしながら、いかんせんご本人様の芸能界に対する執着が…

青春時代の記念

このようにカ弱かったこともあり、甦ることなくそのまんま撃沈!

♪ぶきっちょな ありきたりの青春だけど

まさにこのとおり…ぶきっちょでありきたりな芸能活動になってしまわれたようでゴザイマス。

このように芸能界からは早々とサバラされたけんど、その後の人生は順風満帆?某おカツラ企業にご就職され今でも変わらずご就業中とのこと…それこそ「イソップ物語」のエピソードである「アリとキリギリス」のアリさんのごとし、コツコツと堅実な人生を歩まれているようでなによりでゴザイマスよ。そして…

♪胸はヒーローより 熱い

長らくの独身生活の後、つい最近になって16才も年下の若いお嫁さんをゲットされたとのこと。

♪俺なりに 君を恋して 愛しているよ

あらあら、うらやまシュ~ゴザイマスよ。歌手デビューから29年!それまでのコツコツな歩みはもとより、ヒーローよりもお熱い胸の内をお披露目してくださるなんて!やるなぁ、イソップ!!男気タップリコンコンでステキでゴザイマスよ!!!

ってなワケで…今回はこの祝福ムードのままお開きとさせていただくことにいたしまする。

「キャッチフレーズ辞典」にまたまたお付き合いくださいまして、ありがとうございましたん^^。

陽気にパインパイン!「恋のパイナップルサマー」 西崎みどり ※60年代デビューです

$
0
0
イメージ 1

「暑いですのぉ~」

と...季節がまるっきり反対の南半球に生息するワタクシメが吐くべきセリフじゃないけんど。それにしてもウダるような暑さであわやの40度超えを記録しそうなニッポン列島!単なる暑さだけならともかく、ニッポンの場合はその暑さに加えジレジレムンムンな湿度が加わるからたまったものではゴザイマセンよね。こうした暑さ対策として、冷たいモノ(アイスやかき氷など)をおクチに運ぶ機会もかなり頻繁になるけれど、実は冷たいモノを食べると逆効果?食後にはその反作用により体温が上昇してしまうらしい^^;。

アイスと言えば、少年時代のワタクシメにとりましては大好物この上なし!といったモノのひとつでゴザイマシタが、中でもお気に召しておりましたのがコレのパイナップルフレーバー。

イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
マコの棒フレンドと高らか宣言果汁50%のリッチ贅沢三昧メタリックな包装が涼しげネ

そそっ、カネボウから発売されていた「BOB」でゴザイマスよ。この商品は当時の人気アイドル、石野真子チャンをイメージキャラに据え、清涼感を感じさせるメタリック包装と美味なるフレーバーにより、昭和のあの頃における人気アイスキャンディーのひとつとして君臨していたのでありまする。

さて…暑さ→パイナップルという半ば無理やりの流れをこしらえた上で、是が非でもコジつけレビューしたい曲がここに。ソレが表題の「恋のパイナップルサマー」なの、ジャジャーン!

といってもその発売日は1977年5月と…当ブログにおけるご訪問者さまのジャストミート時代からハズれてしまう頃の曲であるからして…レビュー開始早々に「知らん」のお声がゾクゾクかしらん、ナゾ。まぁ、ご存知の方もそうでない方も…しばしのお付き合いをお願いいたしますネン^^。

この曲が巷に流れていた頃のワタクシメと言えば、まだこの世に生を受けて数年程度の小坊低学年。ナツウタと言えば時代にかかわらず名曲は多いものだが、ワタクシメの脳裏で未だにコダマしまくるが、なぜか77~79年あたりのソレってなことになってるノ。おそらくコレは純真無垢な少年として楽しい夏休みを過ごした想い出が、今でも色褪せることなく脈々と…といった類によるモノなのかと思われ。

それでは77-79年頃の、ワタクシメの脳裏に鎮座するというナツウタとはどんなものが?

「渚のシンドバッド」 ピンク・レディー、「暑中お見舞い申し上げます」 キャンディーズ、「アバンチュール」 キャッツ☆アイ、「夏のお嬢さん」 榊原郁恵、「ワンダーブギ」 石野真子、「波乗りパイレーツ」 ピンク・レディー

いわゆる屈託がなく底抜けに明るい!そう、あの頃の元気ハツラツ伸び盛りニッポンを象徴するようなチューンがズラリンコン。それこそお花畑(もちろん良き意味で)な曲ばかりだったりもする。こうしたナツウタは海水浴に出かけた際の、いわば海の家が建立されたオン・ザ・ビーチなどでヘビロテされていたものばかり。ヘビロテされることによりナニが起きるかと言えば…無意識のうちに脳裏へのスリコミがなされ、そうした夏の情景とともにキオクとして延々とメモられ続けてゆくというアレ。(笑)

こうしてスリこまれた1曲として、ワタクシメの脳裏には「恋のパイナップルサマー」という曲が存在するワケでありまして。でもってコレを唄うは西崎みどり嬢でゴザイマ~ス!とハデにご紹介したところで、彼女をアイドルとして認識できるのは、ワタクシメ世代あたりがギリギリってなところか?

みどり嬢に関して当時のチェリー少年(ワタクシメ)が存じ上げていたお事柄と言えば…

●「コメットさん」(九重佑美子バージョン)に美少女役としてご出演←モチ再放送で観賞
●「旅愁」という演歌ヒットがあるらしいがよく知らん

この程度のモノ。まぁ、当時のワタクシメはお子様だったし、インターネットなるものはあるはずもなく…そんな中で我ながらよくやったと誉めてあげたいくらい。(笑)こんなんだからテレビのコマソンとして、また、海の家あたりで耳にしていたこの曲が、アイドル歌手によって唄われているものなのかなんなのか…そこら辺の情報整理は全くもって出来ていなかったワケで。ただ単にこの曲「好きよ」という感情だけが先走る…という、理論分析などは一切合財できてないパターンか。(笑)

ただ今こうして振り返ってみれば、なぜにこの曲がそれほどまでに気になる存在だったのかがよ~く分かったりもする。なんせこの楽曲を作・編曲されたのは…

都倉俊一

そう、ピンク・レディーの一連ヒットとおんなじ方なの…どうりでネ。(笑)だからなのかやはりそれらとの共通点がしこたまなのは言うまでもない。ただし、ピンク・レディーのA面ヒット作品とは毛色が違い、B面に収録されていた曲群(「パイプの怪人」や「逃げろ!お嬢さん」みたいな)にかなり近い風情がムンムンする1曲といったトコロ。

イントロからココロ踊らされ♪ダララダッダラダッタタラララ…と叩くドラムの音色が軽快きわまりない。都倉センセイの伝統手法とも言える、歌謡曲とストリングスの調べを掛け合わせながらも、決してポップさは失わないというアレ。ソレがこの曲でもビシバシと使われているのでありまする。

♪パイナップルな あの人の瞳(め)は
 いつも遠くを見ているのです
 パイナップルな 私の胸は
 なぜか淋しくなります

♪ペンキペケペケ 海辺のベンチ
 二人の恋のよに
 はなれたまま白い渚 見つめているだけ

どうよ、コレ。この底抜けの明るさこそがTHE70年代でゴザイマスよね。この脳天気加減は翳ることなど一切知らんようで…

♪ラララララ…パイナップルサマー
 ラララララ…パイナップルサマー
 片想いでいいんです 二人分 恋してるから
 Oh! My Sweet…パイナップルサマー

こうして延々と続いていくの、まさに陽気にパインパイン!だけどサ、この分かりやすくてシンプルなところも70年代流行歌における魅力のひとつではなかったかしらん?そうした歌詞を耳ざわりの良いメロに乗せては次から次へと量産…まさに大量生産大量消費!今となってはあの頃のニッポンがおナツカシュ~ゴザイマスよね。

♪パイナップルな 男の子って
 白い歯ならびならびまぶしいのです
 パイナップルな女の子って
 はずかしがり屋なのです

まぁ、それにしてもパイナップルずくしのまま【コース終了のお知らせ】?それこそ食後はパイナップル特有のスッパ味により、おクチの中が酸性雨のワンダーランドと化しちゃいそう。(笑)

このある意味ステキな歌詞を作られたのは、キャンディーズの「やさしい悪魔」などのヒットで知られる喜多條忠氏。えっ!ちょっと意外カモ…だって彼は割りとしんみりした作風で本領発揮されていた方だったかと^^;。本曲の制作においてはクライアントさまからのご要望を丸呑みか?パイナップルをそこらじゅうに散りばめまくり、ノリノリ能天気なお花畑のまんまでお仕事完了~してしまったらしい。おそらくは...

パイナップル=甘ずっぱい

ってな公式で組み立て?歌詞中のパイナップルワードをその日本語に置きかえれてみれば合点するカモね。(笑)

イメージ 5この都倉サウンドが大炸裂する、陽気なパインパインポップを清々しく歌唱する西崎みどり嬢もこれまた乙!本来は日舞をたしなまれる和風総本家みたいなお方で、それこそ1974年の大ヒット曲「旅愁」(オリコン2位、58.1万枚)に見られるような演歌路線が中心だったはず。この曲以前のリリース経歴を調べてみても、そうした流れを組む作品がズラリ。それなのに1977年5月に突如としてアイポをカマし、当時はこの曲のための「歌とサイン会」(←行きたかった~!)なども開催していた模様。それこそアイドル然としたふくらみ袖のお衣装で日々キャンペーンに励まれていたらしい。みどり嬢は生まれついての美少女だったのだもの…いっそのこと本格的なアイドル道を歩んでほしかった逸材でゴザイマタからん。当時開催のコンサートでは右のようなピンク・レディーみたいな格好もされていたようだしで。

いずれにいたしましても、この曲をご存知ない方にはぜひともご拝聴いただきたい!そんなナツウタの傑作なのでありまする。

ちなみに当時の所属レコ会社は遠藤実センセイ絡みのミノルフォン~!ってことで…ソコに所属していた山本リンダ嬢における節操のなさ(流行りモノにとびつく?)を思い起こしてみれば、みどり嬢の突如ポップス化も納得事項ってなことになるのかもしれませぬが。

それにしてもリンダ嬢といい、西崎みどり嬢といい…遠藤実センセイはキラリンコンな美少女がお好みだったようで。(笑)

♪Oh! My Sweet...パイナップルサマー

お二人をこんな風にお呼びなすって…お鼻の下はノビノビだったのかしらね、ナゾ。ちょっと!大センセイにむかってなんてことを言うの!と、非パイナップルな怒号が皆様から押し寄せる前に、これにてお開きとさせていただきまする。(笑)

☆作品データ
作詞:喜多條忠 作曲:都倉俊一(1977年度作品・ミノルフォン)

マキは「萌え~っ!」デショショ?「I Love あのコ・夏のMaki」 江戸真樹

$
0
0
イメージ 1

追記:江戸真樹チャンのデビュー曲「I Love あのコ・夏のMaki」の当時発売シングル盤のC/Wとして収録されていた「虹色のプリズム」。実はこの曲を作曲されたのは瀬井広明さんなの、ジャジャーン!瀬井さんと言えば国生さゆりさん歌唱でゴールドディスクも受賞した「バレンタイン・キッス」の作曲者として、それから元ストロベリーのリキマルさんとして...このブログではすでにおなじみでゴザイマスよね^^。???な方は当ブログのぷちオフ会記事かストロベリーの「君の香りでいっぱい」記事をご参照くださいマセ。日頃からたくさんお世話になっております瀬井さんに敬意を表し、追記といたしました。瀬井さん、いつもありがとうございます^^。

江戸むらさきと言えば…

お海苔を甘辛く煮込んだ江戸の昔から伝わる伝統手法に則って作られたお海苔の佃煮。桃屋から昭和25年に発売されて以来、ニッポン庶民の食卓を彩り続け、「ごはんですよ!」のようなお仲間商品も続々。

イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
白黒時代からロングセラーカラフルな「ごはんですよ!」三木のり平サンでおなじみネ

こんな一品でゴザイマスよね。昭和のチェリー家では、どちらかと言えば「江戸むらさき」よりも「ごはんですよ!」が食卓にのぼる確率の方が高かったとキオクする。♪あ~ぁ~どっちもどっちね~ってな感じで、それらお味の異なりはさほど感じなかったような気もするのだが、桃屋の公式サイトにおける専用ページによれば「ごはんですよ!」は“より対象を幅広く”と書いてある。ってことは「江戸むらさき」が本格派で「ごはんですよ!」はお子様でも親しみやすい…くらいの位置づけだったのかと思われ。まぁ、いずれにしても、炊きたてのあったかごはんにのっけて食べる際の至福といったら…日本人として生まれてきてこの方…この先だって♪もうあなた~やめられません~の世界観!例えニッポン以外のどこで生息していようがネ。(笑)

それはそうと江戸と言えば…80年代アイドルにもソレに関連する方がおりましたよね。そそっ…

かわいい江戸時代

というキャッチフレーズとともにデビューしたあのコ!ってなワケで…今回は江戸に関わりのあるそのコが放ったこのナツウタをレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「I Love あのコ・夏のMaki」は江戸真樹嬢のデビュー曲として、1986年7月23日に発売された楽曲である。

真樹嬢における芸能界デビューのキッカケは、ライオンが開催したオーディション「ライオン・健康プリンセスコンテスト」での優勝でゴザイマシタの。この栄冠からあれよあれよという間に同社製品「Ban16」のCMギャルとしてお顔売り、そしてお歌もネ~という当時の主流に則り、歌手デビューにまで至ってしまったという、まさに…

できたてプリンセス

こんな表現がピッタリコンコン!それこそガラスの靴の持ち主さまだったのでありまする。

そんな真樹嬢のデビュー曲は、自身のお名前を歌詞に練りこみました~という、いわゆる自己紹介ソング的な色合い。アイドル自身が歌唱したお歌で、しかもご本人のお名前が歌詞やタイトルに宛がわれたものと言えば…

「センチメンタル・ジャーニー」松本伊代、「プロフィール」倉沢淳美、「キミのミキ」伊藤美紀、「ト・シ・エ」坂上とし恵、「チェミィはアイドル」甲斐智枝美

などなど…シングルとして発売された曲のみならず、アルバムに収録されたものも含めれば、それこそ次から次へと出てくるものでゴザイマスよね。まだまだあったと思われますからん、残りはコメント欄にてご教示をお願いネ^^。

でもって本レビューのプリンセスこと、江戸真樹嬢のデビュー曲だってそれの一角を担う…というか♪もしかすると~ひょっとすると~それらの頂点に君臨しちゃう?とおぼしきスゴ作品だったりもするからあなどれない。

本曲は作詞を谷穂ちろる氏、作曲は山梨鐐平氏、編曲はかしぶち哲朗氏という3人タッグによるもの。作詞の谷穂氏はおニャン子の我妻佳代嬢、吉沢秋絵嬢等の作品でめきめきと頭角を現していた方。河合その子嬢の作品にも携わったが、なんとその子嬢からは直々のご指名を受けるほどのご寵愛状態にあったらしい。また、シングル作品としてよく知られるものとしては、原田知世嬢の「太陽になりたい」、宇沙美ゆかり嬢のデビュー曲B面に収録の(A面曲とは最後まで争いまくった)「と・き・め・きタイフーン」、そしてナンノこと南野陽子嬢の「へんなの」などなど、色々な意味で粒ぞろい。ただナンノ作品に関しては、売れっ子の彼女を失速させたソレであるからして…微妙なとこネ!といった感アリか。

そして作曲の山梨氏に目を向けてみれば、やはりこちらも同じくおニャン子…特に吉沢秋絵嬢への提供がとても目立つ方であり、デビュー曲「なぜ?の嵐」も彼のペンによるもの。昨今ではウイスキーのコマソンで話題にもなったのがキオクに新しいトコロか。編曲担当のかしぶち氏と言えば…悲しいかナ、つい昨今に遠いところへと旅立たれてしまったばかりの方だが、作家としての全盛期には岡田有希子嬢の「Love Fair」そして未発表曲になった「花のイマージュ」を。こうしてレビュー上にて当時の作家陣のことをふりかえるにあたり、そういう人が年々増えていくという事実…コレは実に切ないものでゴザイマスよね。それこそ♪ハンカチ ギュとしぼるほど~泣いてしまいたいキモチにかられるものだが…ひとまずは気を引き締め肝心のレビューを進めてまいりまショ。

♪夏休みだもん ハートがウ・フ・フ!
 恋の宿題 早くすませちゃお
 水浴びだけじゃ つまんない
 知らんぷりing しないで お・ね・が・い・よ

キモチがウキウキしてくるようなイントロではじまり~!ただ、ちょいと垢抜けないアトラクションが満載の、遊園地みたいな風情がそこはかとなく漂うような気も…。まぁ、なにはともあれ…ひとまずはかしぶち氏渾身のウキウキアレンジとでも書いておくことにしようか。

それはそうと夏休みのはじまりと言えば…それこそいつもこんな風でゴザイマシタよね。誰もが「宿題早くすませちゃお」の抱負を胸にはじまるもの。なのに夏休みはあっという間に終わりを告げ、片付いてない宿題だけが山積みに…というアレ。(笑)それにしてもあの当時はとてつもなくなが~いと感じた夏休み。こうして今振り返ってみれば、その期間とやらはたった1ヶ月と少々?意外とあっけないモノだったのでゴザイマスね。(笑)

でもってお歌の中にいる夏のMaki嬢はナニをされてるのかと言えば…

オトコ漁り

だもん、ウ・フ・フ!

おそらくはこんな状況に身をおかれているのかと。どうもコレを意味するものが♪恋の宿題を早くすませちゃお~ってことらしい。(笑)

たしかに昭和のあの頃の夏休み…母親からは「宿題は早く済ませなさい」「朝の涼しいうちに済ませなさい」などと、開始早々からのおこごとにウンザリしたものだが、ソレは決して「お相手漁り」のことを意味するモノではなかったと…ワタクシメのキオクに間違いがなければの話になるが。(笑)

それにしてもどうよ…谷穂ちろるセンセイったら。知らんぷりというお言葉に「ing」ですって!もうショッパナから反則技とおぼしきものが飛び出すんだから、ズゴ。そして真樹嬢のあま~くたどたどしい萌え~っ!な歌声がソレに追い討ちをかけてくるの。この時点でノックアウト~!脳がグルグルさせられ、病院(←アッチの)送りにされそうになるリスナーさんたちもかなり多いことかと思われ。

そして満を持したようにカマされるのが、このお歌のサビ部分であるココ。

♪わ~ったしのなっまぁ~えっ・えっ・えっ~えは~

フギャ~ついにキましたヨ…ガクガクブルブル!

あれれ?ブルブル中に気づいたことが。

コレって…とある有名クリスマスソングの調べにニタピロ?

まぁ^^;、それはさておき…

♪えっ・えっ・えっ~

だものネ。コレには一体全体どのように対処したらよろしいのか…まったくもってサッパリコンコンになるワタクシメ。それこそ「わからないの、動けないの」ヨロシクのつちやかおりさんみたいに固まってしまうというものヨ。しかしそのようになりながらも「でもホントにスキなの。」というキモチがどこかしらで蠢くのを感じるのだから、タチが悪いったらありゃしない。(笑)

そしてこのように困惑しまくるワタクシメを尻目に、真樹嬢の攻撃は執拗にもingしてゆくのである。

♪え~どまきです はじめましてぇ~

っとネ。え~どまきってのはアイドル本体のお名前である「江戸真樹」のことであるのは言うまでもなく、冒頭でも触れたとおりの自己紹介。(笑)それにしてもアイドルで江戸って苗字…なんだか微妙カモ^^;。エド山口とかエドはるみならともかく…いずれもアイドルとは縁遠いところにおられる方々でゴザイマスものねぇ。あっ、エド山口さんの方は元アイドルが奥様でゴザイマシタわな、シッケイシッケイ。(笑)とにもかくにも…

♪I Love You あのコ・スキスキ♡
 夏のMakiは カ・ゲ・キ!?でしょ

ウヘヘ…腰クダけ。なんてキャワゆいのでしょ…チェリーもスキスキ♡!(笑)

でもたしかにおっしゃるとおりカ・ゲ・キでゴザイマスよ、アナタってば。いくら恋の宿題を早くおすませになられたいからとは言え…自らでお名前を公式発表されオトコに急接近だなんて!それこそ素敵なラブラブモーションでカゲキもカゲキぃ~でもキャワゆいから許しちゃお、もうダ~イスキ!コレを読んでる男性読者諸君のみなさまの多くだって、おそらくは同じおキモチ…

♪でしょ?

コホン。(平静を取り戻し…)このような歌詞やメロにココロうばわれるだけではなく、真樹嬢の歌声にも注目しておきましょう。彼女のソレはいわゆる…うん、やはり「萌え~っ!」のひとことに尽きるか。その甘さやたどたどしさ、そして弱々しさなども含めて表現するにあたり、そのお言葉がこそが現代語の中における的中ワードなのでは?真樹嬢はお生まれになった時からこういうお声なのか、はたまた練習する時間なんてろくすっぽ与えられずのレコーディングだったからこうなのか…どうでもいいけどやっぱり萌え~っ!ニッポンの長きに渡るアイドル史上において、おそらくはお声がキャワゆいアイドルさんの最高峰…

♪でしょ?

ということなりそうか。それこそあま~く煮つめてトロリンコン!ソレを味わう者へ至福をもたらすという…お海苔の佃煮みたい。やみつきになる中毒性アリといったトコロだし、お顔に存在する表情筋のすべてをユルユルにさせる歌声というかなんというか。(笑)

イメージ 5
イメージ 6
イメージ 7
あのコ~スキスキ~♡カゲキぃ~デショショ?2ndは江戸グルグル巻き

1986年という時代には「萌え文化」は存在せず…いえ、そういう感情自体はあったと思われるのだが、ソレを的確に表現できるお言葉…いわゆる「萌え~っ!」は使われずでありまして。そういう意味で真樹嬢は生まれてくるのがあまりにも早すぎた女の子?どう見積もっても30年弱早すぎ…

♪でしょ?

ってことになるのかしらん、ナゾ。(笑)

真樹嬢がデビューしたニッポンのアイドル界と言えば、あの素人集団が猛威をふるっていた真っ只中…である。仮に彼女がその集団の中にいたとて…違和感は覚えさせずで、それこそ人気者となり中心メンバーの一角を担い、連続ベストテンヒットも狙えたのでは?と思わせるくらいの素材にも見える。諸事情によりおニャン子入りを逃した小原靖子嬢(後の相原勇)とも立ち位置的にはやや似?その集団における相関図なるモノを書き起こしてみたとすれば、ソコから限りなく近い場所に立っていたのがこれらお二人ということに?真樹嬢にもそのようなオファーがあったのかどうかはナゾだけんど、少なくともデビュー曲の作家陣クレジットを見るにつけ…

♪でしょ?

なにやら地面から萌えたつようなモノを感じずにはいられなくなるワタクシメ。(笑)

しかし世間というものは、時としてエタイの知れないモノに冷酷になるもの。いくら似た風情を湛えていたとて…その人気ブランドがシカリとくくり付かなければ見向きもしてくれないというアレである。現に本曲もオリコン最高54位で登場週数4、0.8万枚はマークできたものの…あの集団との差は歴然である。

♪知らんぷりing しないで お・ね・が・い・よ

真樹嬢が自己紹介も交えながらこんなにキャワゆく迫っているというのに!当時のニッポン男子たちは一体どこにおメメを付けてらっしゃったのか。

♪でしょしょ?

まったくもってもったいのうゴザイマスよ…ホント。(笑)

☆作品データ
作詞:谷穂ちろる 作曲:山梨鐐平(1986年度作品・トーラスレコード)

ナミノリニイサンつかまえた!「あこがれ」 大場久美子

$
0
0
イメージ 1

2014年の暑かった夏もそろそろ終盤戦に突入?今回のサマーシーズンは前半から猛スパートかけて暑くなったと思いきや、中盤になると♪雨は降る降る~な天候になったりで、それが原因で災害なども発生してしまいましたわナ。災難に遭われた方々にはココロからのお悔やみを申し上げるとともに、無事でおられた方々には一日も早く元の穏やかな暮らしが戻りますことを願わんばかりでゴザイマスよ。どうにもこうにもここのところ天候が♪過激~でしょ?になりすぎている気がしてならず、快適で楽しい夏とやらはドコへ行ってしまったのかしらん、ナゾ。

なにはともあれ、こう暑い日々が続くとひんやりとしたデザートについつい触手が伸びてしまうものでゴザイマスよね。ワタクシメがお子様の時分に大変お世話になりましたひんやりデザートと言えば…

イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
ひんやりシャキっとシャービックちょいとホロ苦コーヒーゼリーミルクとまぜまぜフルーチェよ

数々のアイドルたちがCMに出演...

イメージ 5
イメージ 6
イメージ 7
クーコもいるヨ!トライアングルなんてキャワゆい、河合奈保子嬢ア~ン!北原佐和子嬢

こんなんありましたワ。どれもこれもハウス食品株式会社製の、お家で作れる簡単デザート!というコンセプトに基づいたモノ。ハウスさんってのはスナック系がどうにもこうにもイマイチではありましたが、このテのぷるるんデザートに関しては他の追従を許さず?なんといってもどれもこれも未だに現役バリバリ!ってのが素晴らしいトコロでゴザイマスよね。それらラインナップの中でもワタクシメがだ~いすきだったのが…

イメージ 8
イメージ 9
デカプリ~ン!のクーミンラインナップは充実の二種類

コレなの。そそっ「デカプリオ~!」もとい「デカプリ~ン!」のTVコマーシャルで一躍有名になった「プリンミクス」という商品。プリンってのはしきたりに沿ってこしらえようとすると、コシたり蒸したり…色々と手間がかかるシロモノ。しかしこのミクスを使えばチャチャっと簡単!というのが売り文句でゴザイマシタよね。当時のお子様たちにとってこのテの西洋デザートってのはあこがれの的であり垂涎モノ。コレが食後のデザートとして出てきた日にゃ、それこそ小躍りしたようなキオクもあったりで。その高ぶるキモチとやらは、給食でソフト麺がふるまわれた際のソレと同じ類だったかと思われ、おそらくは。(笑)

ってなワケで、今回のレビューは「プリン」と「あこがれ」で強引にゴジつけた結果、その線上に浮かび上がってくるという、このアイドルさんのあの1曲を考察してみたいと思うのでありまする。

表題の「あこがれ」はクーミンこと大場久美子嬢のデビュー曲として、1977年6月5日に発売された楽曲。

クーミンと言えば70年代後半という時代を榊原郁恵&石野真子嬢等とともに支えた大黒柱~でゴザイマシタよね。それこそとある番組内では3人娘として組まされ、豪華歌の競演~!なんて回もあったとキオクする。ただし、そのように番組メインをはれるようになったのは1978年以降のことであり、デビュー1年目のクーミンは意外や意外に苦戦を強いられていたもの。70年代のアイドル歌手というものは、売れればベストテンに入れるトップ歌手、売れないと見事に圏外~ってな具合で、その当落が実にハッキリしていたものでゴザイマシタよね。TVでよくお見かけするあの人この人…お名前自体は割りと轟いているのにもかかわらず、発売されたレコード盤は次から次へと鳴かず飛ばずの撃沈!なんて方も大勢いらっしゃったりで。デビュー当時のクーミンもその好ましくないレールに乗っかっていたようで、シングル3枚目の「大人になれば」(オリコン最高66位、登場週数8、2.4万枚)を記録するまでは撃沈生活を強いられていたのである。コレはあくまでも歌手として…という意味になるけんど。

そんなクーミンのデビュー曲を作詞されたのは岩谷時子氏、作曲は鈴木邦彦氏、編曲は萩田光雄氏という、当時批准としては豪華なトライアングルによるもの。しかも岩谷&鈴木コンビによる作品は、どちらかと言えば歌謡曲分野に多く、クーミンのような純度の高いアイドルへの提供はさほど多くないご様子。越路吹雪さまの訳詩やザ・ピーナッツ作品における作詞など、ソレ相当の分野でご活躍されていた岩谷氏がクーミンという少女アイドルのデビュー曲を担当することになったいきさつとやらを知りたいものでゴザイマスよね。まぁ、その前に岩谷氏は♪きみたち女の子~GOGO~!とやらにも手を染めておられたようだけんど。(笑)一方で作曲の鈴木センセイと言えば、「君こそスターだ!」の審査員を務め、作曲家としては黛ジュン、ザ・ピーナッツ、西城秀樹、奥村チヨ、森田健作、安西マリヤへ楽曲を提供…この時点でご活躍された年代が顕著になってくるというものか。ただし80年代になってからも…

●「あしたのジョー~美しき狼たち~」 おぼたけし
●「シークレット・ラブ」 八木美代子

などなど、ポップス分野での傑作も残されているから、あなどれませんワ、センセイったら!ということになるのである。

♪ドゥルドゥルドゥルドゥルドゥッテュ~↑ドゥテュ~↑ドゥテュ~↑

高鳴る想いを表したかのような疾走感あふれるイントロ。弾むようなピアノの音色は、夏の雫が水面に落ちる際の躍動感でも表現してみせたのかのよう。恋にあこがれ一直線~な感じがしごく伝わってくるというものヨ。77年デビュー曲におけるイントロ大賞なるものを開催できるのであれば、ワタクシメはこの曲のソレと五十嵐夕紀さんの「6年たったら」にでも一票を投じてみたいトコロ。奇しくもお二人ソロって東芝EMIムスメになるけんど。

♪私の恋人どこに 隠れているのでしょうか
 出て来て頂だい 私ここよ

新人のデビュー曲だものネ…♪は~じめが肝心~!というお考えに基づくものなのか、頭にサビをもってくる、いわゆるアイドルポップスの王道パターンでキましたナ。でもってココでクーミンがカマしたフリツケ…コレがまたキャワゆかったもの。う~ん、字ズラではなんと表現したらよろしいものか…

前髪チョッキン

のような仕草とでも?デビュー曲の時点では前髪パッツンヘアではなかったクーミンだったけんど、このフリツケに従うかのごとく、後には前髪パッツンカットへ。そしてソレが最終的にはクーミンのトレードマークにもなったのだから、いわばこのフリツケは「そうなりますのヨ~」と言わんばかりの伏線?という解釈でよろしいのかしらん、ナゾ。(笑)

♪波の上でゆらゆらゆられて
 夢を見てる私
 誰かが泳いで来るわ
 しぶきあげてやって来る
 もしも腕がふれたら
 ほほえんでもいいかしら

恋をした女の子は誰でもが天使よ…という歌詞が他アイドルのお歌にもゴザイマシタがね。コチラは恋にあこがれる女の子は誰かれかまわず、後ろから前からアプローチOKよ!とでも言いたげ。波のお上でゆらゆら夢見ゴゴチ…だけれども泳いで来るオトコの風貌は薄目で確認してるのよネ、おそらくは。それこそ「そのまえにチェック・オン・チェック」の心意気というモノよ、必須必須。(笑)

♪私の恋人どこに 隠れているのでしょうか
 答えて頂だい 私ここよ

あまりに短くシンプルな歌詞のため、探究すべき点が果たして存在するのやら、はて。それでもハッキリと物申せる事、ソレは…

夏のオトコ漁り

というモチーフか。あらま!コレは前回の江戸真樹嬢におけるソレと同じなのでは?恋の宿題なんて早くすませちゃお~!っとばかりに、夏の恋人候補を探しまくる主人公さま。まぁ、自らの本名を名乗って自己紹介なんてしてない分、クーミン盤の方が奥ゆかしき70sといった趣?(笑)ただし、そう言う割には腕がふれただけでも微笑んでやるぅ~!という奥底に潜むある種の意気込みのようなモノもチラホラか?薄目による事前確認作業により良好と判断を下した場合にゃ、波にゆられるフリしてぷかぷかと…徐々にそのオトコとの距離をちぢめてゆくのよネ。水面下のお足はおそらくガチョウのソレとおんなじサバキ?やや焦燥モードな「にじり寄り」。さもないとキラキラ星な出逢いは♪なかった~なかった~ってな具合になり、後で後悔することになるというものヨ。(笑)

なにはともあれ…ティーンの男女ってのは恋にあこがれ、色恋沙汰でご多忙の愛・視点ルールになるのが当たり前の年代と理解しておりましたけんど…はて?最近増殖中らしい二次元云々という若人たちに関しましては、こういうプロセスはハショリ気味という解釈でよろしいのかしらん、ナゾ。クーミンのデビュー曲にテ習って…恋に関してはこれくらいの意気込みと積極性が欲しいトコロでゴザイマスよね。さもないと日本人という種族自体が途絶えてしまいますもの、ゆくゆくは^^;。

ってなワケでこのデビュー曲…レビュー冒頭でも触れましたとおり、100位以内へのチャートインは逃しておりまする。まだまだキャワゆさが爆発する前…いわばアイドルとしてのクーミン夜明け前小唄となりますからネ、いた仕方がゴザイマセヌ。所属していた東芝EMIも、デビュー年度は五十嵐夕紀嬢の方をオセオセモードでやっていた模様でゴザイマシタしねぇ。

だけどそのお成績とは関係なく、ワタクシメ個人による楽曲出来栄えチェックにおきましてはデビュー曲としては合格印~!ってことに。なんといってもあこがれの描写が歌詞、メロ、アレンジで三位一体!しかもたった2分30秒程度の間に聴き手めがけて一気に畳みかけてくるのだから大したもの。なのにアイドルらしい可愛らしさは決して決して忘れないという…ネ。クーミンの歌声に耳を傾けてみても、世間一般的に言われるソレではなく、丁寧かつ落ち着いてカマせているご様子ナノ。さすがはデビュー曲だもの、彼女の音域と力量を綿密に計算というアレ?要は北原佐和子嬢のデビュー曲でも垣間見られるソレと同等効果がアリアリになっているとでも申し上げたらよろしいのかしらん、おそらくは。

♪あの人誰ひとりで 波のりするお兄さん

2011年5月には一般人男性とビックリ婚を発表したクーミン。なんでもクーミンのアイドル時代からのファン様でちびまる子ちゃん似(クーミン曰く)のご風貌の持ち主らしい。そもそもはその男性がクーミンのブログに書き込みしたことが発端になってのご縁ということで…要は「一億人の妹」らしく↑の歌詞になぞり、ネット上でナミノリしてたニイサンと劇的にめぐり逢い&ゴールインしたのだから仰天だわな、こりゃ!まぁ、実際のトコロは10歳離れた年下の男の子のようだけんど。なんでもその男性からのメールにクーミンが直々にご返答を差し上げたのがナレソメという…それこそ↑で書いたようなある種の「にじり寄り」も功を奏したようでゴザイマスがね。なにはともあれ「大人になれば」…♪恋とはなんでしょ~愛とはなんでしょ~なんだっていいじゃないの、そんなこと。

♪出て来て頂だい 私ここよ

こうしてちゃんと素敵な方が出て来たんだからサ。なにはともあれ、クーミンがハッピーでおられるのであれば、コチラも幸いで候(ソウロウ)というものヨ^^。

☆作品データ
作詞:岩谷時子 作曲:鈴木邦彦(1977年度作品・東芝EMI)

田中久美さんとスリリング?「昭和TVワンダーランド」が電波に乗りましたヨ! 

$
0
0
イメージ 1

本日はこんなトコロからちょいとお知らせが^^。

2014年6月5日(木)、田中久美さんがDJをされているラジオ番組「スターコーンほっと!ネットラジオ」(スターコーンFM|福岡|午前11時~)にて、ワタクシメが田中久美さんに宛にお送りしたメッセージが、ご本人様により読み上げられon the air~という珍事が発生~!

ってことでココにてそそくさ報告とさせていただきまする。(笑)

スターコーンFM公式サイト:www.starcornfm.com/

スターコーンFMは福岡の築上町に特化したコミュニティラジオ局として地元の方々に親しまれている局なのですが、この局の該当番組にて田中久美さんは木曜日のDJをご担当されておりますノ。

この件に関しましては以前からも存じ上げてはいたのですが、普段は会社でお仕事している時間帯であり、なかなか生放送の状態でラジオを聴くことが叶わなかったワタクシメ。いつもはスマホを駆使で録音したモノを聴いていたのでありまする。

しかしながら今週木曜日までのワタクシメと言えば...なっなんとタマりすぎた有給を消化中というノンキな身分でゴザイマシて♪ひとりお部屋で~ひざ小僧抱え~状態だったのでありまする。まぁ、ひざ小僧抱えた座り方なぞは一切合切しておりませんでしたけどネ。(笑)

そんなところにブログのご訪問者様のおひとりである「まきやん様」より、ぜひとも田中久美さんの番組宛てにメッセージを...とのご推奨案をいただきまして。それではダメもとでカリっとカマしてみるかってなことに相成りましたノ。

ワタクシメのメッセージが読まれたのは、放送が開始してから約1時間くらいの頃でしたかしらん?久美さんの落ち着いたお声(DJがとってもお上手になられた久美さん)にて「オーストラリアのメルボルンから云々」という、なにやら身に覚えのある文面がミミに届きはじめたのでありまする。ドキュ~ン!!

♪からみつくぅ~スゥ~リリ~ング

まさにこれこそが「スリリング」と表現すべきものヨ!といった瞬間でゴザイマシて。80年代のあの頃...テレビの向こう側でアイドルしてた田中久美さんが、我のメッセージをナマ読み~!とキたもんだ!田中久美さんと「スリリング」な瞬間(とき)を味わいましたヨ。これまた...チェリーこまっちゃ~う。もちろんウレピイ嘆きという意味になるけんど。(笑)

♪カリっと音が~すぅ~るわ~屋根の上でひぃ~ばな~

まさにワタクシメの頭上で火花がビシバシと大スパ~ク!!といった状態。

●オーストラリアからのメッセージであること
●「昭和TVワンダーランド」というサイトを運営していること
●偶然にも久美さんのキャッチフレーズ考察記事を更新していたこと
●「少女の中の悪魔(デビル)」が大好きなこと

などなど...ワタクシメが書いた文面をハショることなく、一字一句丁寧に読んでくだすった久美さん。

そして当ブログの「キャッチフレーズ辞典」でも扱いました...

めざせ・ふれeye久美nity

コレに関しましてもメッセージに含めましたところ、久美ご本人様はきちんとご記憶されていたことも判明~。「当時キャンペーンで使いました」とハッキリおっしゃっておりました、久美さんステキすぎます!

また、本日の電話ゲストは田中久美さんと同じく80年代アイドルで、最近になって芸能活動に復帰したばかりの桑田靖子さ~んとキたもんだ!

久美さんと靖子さんは同じ福岡のご出身、そして堀越学園時代の同級生。そりゃお話に花が咲くわナ...井戸端会議みたくになってたワ。でもって久美さんは靖子さんとお話する際にも「今日はネ、オーストラリアにいる方からメッセージが...」と興奮覚めやらぬご様子^^。ワタクシメといたしましても久美さんにそのようにお喜びいただけて、とってもウレピかったのでありまする。

また、まきやん様のメッセージも同時に読まれるという...まさに2倍うれしい木曜日!まきやん様が書かれたトピックから、荻野目洋子さんの話題にもなったりで...80年代アイドル好きにとりまして、こんなに興奮したのはひさしぶり~といった一日になったのでゴザイマス。

ってことで...なんだか本日という日はワタクシメがお家にいるべき一日だったようでゴザイマスよね...どう考えても^^。有給とっておいてよかったワン!とひしひし感じたワタクシメ。

メッセージを読んでくださった田中久美さん、そしてご推奨してくださったまきやん様にもこの場をお借りいたしましてココロからのお礼を申し上げたいと...ありがとうございます♪

あ~興奮シタシタ~!!ってことで...

♪目覚めさせたのだ・あ・れ~?

あら!ソレはイケませんイケません!クセになるもの~ネ、こういうの。しかもあんまりシツこくするとネ...

♪いけない~このままじゃ~

久美さんに嫌われてしまうからん^^;。

♪おぉとなにぃ~なる~わぁ~

そそっ...きちんとワキまえないとネ。

時期をみてまたいつか...久美さんへふたたびメッセージを送ってみたいと思ったのでありまする。

ってなワケで...取り急ぎのご報告まで。

注):上記イメージ画像は田中久美さんが出演したCM、森永「ハテナッツ」のひとコマより。左のイケメンさんはワタクシメではゴザイマセンのであしからず。(笑)同時期にアイドルされていた麻見和也さん(いつぞえはこのブログにも遊びに来てくださいましたネ)でゴザイマス。

CHERRY★CREEK
2014年6月5日(木)

キョドる理由とは?「あの頃に もう一度」 早見優

$
0
0

イメージ 1

さてさて…とうとう梅雨入り宣言が公布され雨のシーズンがやってまいりましたネ。雨と言えば靴は濡れるワ、裾も濡れるワ、恋人も濡れるワ(←コレは違うのでは?)で…ロクなことがないイメージしかないのだけんど、この降るべき時期に降らないとタ~イヘンってなことになるからネ。あのニッポンのあつ~い夏に備えて水のビチクをする必要性があるからして…異様などしゃぶりをカマすゲリラ豪雨などになりませぬよう「ほどほどマイ・ダーリン」?適度に降雨していただき、今年の梅雨をエンドとしてほしいものでゴザイマスよね。

それはそうと…どしゃぶりと言えば、昭和アイポの世界にも該当するものがいくつかゴザイマシタよね。ってなワケで今回はココにコジつけさせて頂き、ワイハ育ちのあの方が放ったこの1曲をレビュってみようと思うのでありまする。

表題の「あの頃に もう一度」は早見優さんのシングル第4弾として、1983年1月21日に発売された楽曲。

この頃の優ちゃんと言えば、花の82年組のひとりとして前年度の4月に大手プロ(サンミュージック)より華々しくデビュー。そして同年度末に開催された「日本レコード大賞」における新人賞では、小泉今日子さんや中森明菜さんを押しのけて本選へ…とハタから見ると順風満帆だった頃である。しかしながら実際のトコロは表題曲のひとつ前シングル「アンサーソングは哀愁」(阿久悠氏が作詞を担当)でやや伸び悩みを見せるなど…今後の売り出しイメージを模索していたと思われるぷち迷走期?決してどしゃぶりではないけれど、ワイハの陽光が彼女をカンカンに照らしつけていたとは言えない、そんな状況下におられたのでありまする。

優ちゃんと言えばそれこそ静岡県熱海生まれのワイハ育ちという、特異な生い立ちを持つアイドルさん。デビュー曲ではそのイメージを彷彿とさせる作品を授かったものの、その後はなぜかマイナー調続き。しかも失恋だの、哀愁だの…と、リリースする度にその暗さが増してゆくという?やや不可解な方向へ。なんせこの頃は優ちゃんがアイドルとしてブレイクしたアレ(「夏色のナンシー」)前夜の話でゴザイマスものね。

このような状況下で放たれたのが表題曲ということになるのだが、この曲もまたまた懲りずのマイナー調。しかもズブ濡れになりながらの失恋~シアワセだったあの頃に戻りたいワという、若さハジける娘ざかりにはなんとも似つかわしくない内容で、当時の優ちゃんにおける等身大ソングとはちと言い難い雰囲気。まぁ、発売が年の内でイチバン寒い1月、しかもアメウタと言っても夏を前にしたこの時期の雨とはその趣が大きく異なるという…なにかとても冷たくて突き刺さるような「痛い雨」とでも表現したらよろしいのかしらん。ならばこのねずみ色の作風にはガッテンかしらね。

♪タッタラタッタラタッタラタッタラタッ

ドラムの軽快なサウンドからおっぱじまり、間髪入れずの唄いだしはコレ。

♪あなた 追いかけて 追いかけて どしゃぶりの中
 ひとり 泣きながら 泣きながら ずぶぬれのまま

のっけから悲しみのどん底(ズンドコ?)といった風。コチラまで重いキブンにさせられるけんど、ひとまずは解説を続けないとネ^^;。

本作品の作詞ならびに作曲は松宮恭子氏、そして編曲を担当されたのは鷺巣詩郎氏である。冒頭のドラムはどうよコレ…♪あなた追いかけて追いかけて~絶望寸前の主人公がズブ濡れ覚悟で雨の街へと飛び出してゆく際の靴音?そんな状況を表現したかったのではないかしらんと妄想。だってこの太鼓サウンドの後に続くストリングスの調べだって…不安をかきたてられるソレ以外のナニモノでもゴザイマセンといった風だし。この推測が当たっているのだとしたら、鷺巣センセイが施されたアレンジにナイスぽちっと!を差し上げたいトコロか。(笑)それのみならず、好アレンジが曲中の随所に散りばめられているのも、本楽曲の特長でもありますがね。

そして詞と曲の両方を手がけた松宮センセイと言えば、80年代初頭にかけてそのお名前をかなり多く目にした方でもある。おそらく彼女の歌謡曲ワークにおける旬はこのあたり?だって見てよ、下記の作品群。

涙のジルバ(高田みづえ)、潮風の少女(堀ちえみ)、涙のコンチェルト(石毛礼子)、未経験(中野美紀)、リリカルなさよなら(矢野良子)、Hey!ミスター・ポリスマン(石川秀美)、愛をください(河合奈保子)、カナリア(倉田まり子)、ひき潮(榊原郁恵)、め・ま・い三秒(山口かおり)、パールモンド・Kiss(渡瀬麻紀)、ダブルブッキングなんてこわくない(細川直美)など

マニア垂涎の良質作品がズラリンコン!こういう状況下におられた松宮センセイが、優ちゃんのためにノリノリで書きあげてしまったのが表題曲?いやちょっと待った!そう解釈してしまうのはまるっきりの早合点というものヨ。まぁ、コレに関しての説明は後ほど。(笑)

♪気づいていたのよ 優しくなったから
 電話くれたり 送ってきたり あなたらしくない
 口が悪くって わがままなところ
 はにかむような やさしい瞳 好きだったのよ

♪窓をつたう雨が 激しくなるわ

普段は口が悪くわがままだった彼。その彼がいきなりマメなヤサ男に豹変。コレは疑う余地あり!といった最たるモノではないかと。なぜなら…

「ナニかを隠蔽しようとする時、極めて挙動不審な態度をとる」

こういう習性が我らにはあるらしい。どうよ、コレ…おそらくは皆様にだって一度や二度くらい(もっと?)の身に覚えがあるのでは…?そしてこのお歌の主人公も感づくのがお早いようで…かなりカンの冴えた人物と見た。俗に言う“オンナの勘”と呼ぶべきものなのかしらね、ナゾ。(笑)

それはそうとこの主人公が置かれた状況とはいかに?ホントにどしゃぶりの街へ出てずぶぬれ~になったのか?そして破局を確信した決定的瞬間を目撃したのか?単に悲劇のヒロインになった挙句の妄想だったのか?このあたりの詳細がいまひとつハッキリしてこないもので、歌詞全体を追って我なりに分析をしてみましたノ。(笑)

1:主人公は恋の終わりを悟りながらも、確信を求めどしゃぶりの街へ。そこで決定的瞬間を目撃!
2:恋の幕切れを悟り絶望の淵。彼の幻影を追いどしゃぶりの街を彷徨った。
3:自分の置かれた状況が、あたかもどしゃぶりの中でずぶぬれ同然だと嘆き悲しんだ。

上記1と2の解釈はいずれもホントにずぶぬれになってしまうパターンで、3のみがそうでないモノということになる。女子アイドルの曲なので3の線もアリかな?とは考えてみたものの…

(窓をつたう雨が 激しくなるわ)→(窓にうつる私 雨がぬらして)

このクダリにより主人公が内→外へと動かされているのではないかとみた。このことから考えるに3の仮想パターンってのが候補から早々と消えるワケでありまして。となるとやはり1か2…いずれも実際に主人公がずぶぬれになったケースということになる。基本的に歌詞というものは聴き手の想像力で解釈すればよし!というものだと思うので、絶対的な回答というモノは存在しないのではないかと。だけどあえて…とうことであれば、ワタクシメ的推理における答えは1かしらね。まぁ、1ともなれば優ちゃん2ndシングル「Love Light」の悲惨度を更にグイ上げしたのが本曲ということになるようだが。

「あの頃に もう一度」

自分の力ではどうしようもない、たとえば時間の経過や確固たる真実など…なにか決定的な事実に阻まれている際の偲び…この想いこそがソレに該当するのではないかと考える。だって物事のヨリを戻せる可能性アリならば、そのようになるよう努める余地が残されているワケで。部屋でモンモン→あなた追いかけてどしゃぶりの中→決定的瞬間を目撃→泣きながらずぶぬれ→どん底…どうでショカ、この解釈。

このように徹底的に暗い曲ということになってしまうのだが、救いと言えば↑で笑顔のレコジャケかしらね。曲の作風にそぐわぬスマイルを振りまく優ちゃんがソコに佇むノ…この笑顔がサッパリ開き直った後の晴れやかなるソレというものなら安心といったトコロなのだが、どうこうなっておかしくなってしもうた後のうすら笑いのようにも見えてくるから困ったもの。

本楽曲はたかが3分のとても短い物語…である。されどその中には聴き手のイマジネーションをこれほどまでに刺激するドラマが潜んでいる。コレ…やっぱり傑作でしょ~歌詞よし、メロよし、アレンジよしの三拍子!優ちゃんのお声使いや表現力もデビュー当初のソレ比較で格段に良くなっていることが手に取るように分かるしで。ただマイナー調で内容も暗いため、デビュー2年目アイドルの新年明けて一発目として爆発的に売れるゾ!と、絶大なる自信を持って宣言できるタイプの曲ではないのだけんど。哀愁を唄わせたらニッポン一と言われた(当時)、つちやかおりさんあたりに唄わせたら、それこそお誂え向きだったのカモ?

当時の一般大衆もやはり同じように感じていたのか、この曲はオリコン最高27位、登場週数8、4.5万枚というジミめなお成績となる。後発シングルだった「夏色のナンシー」がバカ売れ(最高7位、登場週数17、26.9万枚)したのだから、やはり大多数はあのテの作風を優ちゃんに求めていたということになる。

イメージ 2
表題曲発売当時のプロモ用紙面広告。ヒットチャート赤マル急上昇中!と謳われている。トーラスレコードの販売は東芝EMIが手がけていたことも見て取れる。

ところでジレジレにジラしてしまいゴメンなさい…最後までひっぱってしまいましたワ。この曲の正体を暴いておりませんでしたよネ。実はこの曲…同じ事務所の先輩歌手、中山圭子嬢のボツ曲!って…マニアの皆様はとっくにご存知のお事柄でゴザイマスよね。

中山圭子嬢と言えば太陽の女王様こと松田聖子さまと色々ひともんちゃくネ…。この件に関してはかなり知られたお話になりつつあるからして、わざわざこの場でくどくど説明する必要性はないのかと思われ。是が非でも知りたいというお方は、当ブログのココでもご一読いただければと^^。なんでも例の一件でオクラ入りになっていた圭子さん用楽曲を、デビューするかしないかくらいの優ちゃんがたいそうお気に召され…ただし当初はレコード化は見送られたものの、1983年1月発売の新曲として実現したそうな。ってかサ…

♪ひとり泣きながら 泣きながら ずぶぬれのまま

なんなのヨ~コレ。この状況って当時の圭子嬢におけるご心境そのものだったのでは?松宮センセイが当時のさまざまな状況を把握されており、なおかつ確信犯としてコレをカマしたのであれば…やるわね、アンタ~見直したワ!って…いえいえ、センセイのことは昔っから…作家として好いておりますからん。(笑)

☆作品データ
作詞・曲:松宮恭子(1983年度作品・トーラスレコード)

カオちゃん、サバラっ!!「イニシャルは夏」 新井薫子

$
0
0
イメージ 1

サバラっ!!とは…

まんが家、楳図かずお氏の代表作「まことちゃん」にて手の指を駆使し「じゃあな」という意味を表現すべく、主人公らがくり出すフィンガーポーズ。

「まことちゃん」を一躍有名にしたのは「サバラ」よりも「グワシ」の方でゴザイマシタよね。それぞれに指を折る位置が微妙に異なっていたりもするのだが、アラフィフかそれ以上の世代の方々であれば、説明しなくともよく分かっていただけるのではないかと思われ。といってもワタクシメ自身は「極」がつくような「まことちゃん」フリークというワケでもなかったもので、コレに関するウンチクはあまり詳しくなかったりもする。見聞きしたトコロによれば、「グワシ」には初代だの2代目だのと…たかがグワシされどグワシ?色々と変遷史があったようでゴザイマシて。

イメージ 2
イメージ 3
グワシポーズはこんな風サバラをキメまくるまことちゃん

楳図センセイと言えば、代表作の「まことちゃん」以外にもたくさんお描きになられていたりもするのだが、中でも際立つのが当時は少女雑誌(「少女コミック」)に連載されながらも狂気じみたストーリー展開で失禁必至?とも囁かれた「洗礼」が特筆か。そう言えば突然偶然必然?その昔...センセイを新大久保駅周辺にてお見かけしたことがゴザイマシタわな。(笑)

それはそうとサバラと言えば…80年代アイドルにもソレに関連?する方がおりましたよね。異口同音に「はっ?」という状態かとも思われるのだが、まぁ、ひとまずは読み進めてくださいませナ。ってなワケで今回は今の季節にピッタリコンコン!あの方が放ったこのナツウタをレビュってみたいと思うのでありまする。2005年に書いたダメレビューをお色直し!2014年度バージョンでゴザイマスよ!

表題の「イニシャルは夏」は新井薫子嬢のシングル第2弾として、1982年6月9日に発売された楽曲。

新井薫子嬢と言えば、花の82年組のおひとりとして1982年3月21日に新設(当時)されたTDKレコードより華々しくデビュー。このブログでちょいと前に特集してぷちフィーバー?となりました田中久美さんともども…お目々のおっきな女の子であり、そしてアイドル歌手としては非常にめずらしい四文字のお名前(薫子|かおるこ)を持つお方としてその名を轟かせたものである。正直なところ、レコード売上やアイドルとしての活動期間などを考慮すると、Bクラスに属されてしまうお方なのかとも思われるのだが、それでもこのようなインパクト性により彼女の知名度はかなりのモノだったりもする。

そんな薫子嬢のシングル第2弾はデビュー曲でホップした後のステップにしたい曲ということで選ばれたとおぼしき、デビュー曲の軽やかで明るい雰囲気をそのまんま引き継いだ作風。作詞を手がけたのは三浦徳子氏、作曲は網倉一也氏、編曲は大村雅朗氏という最強布陣。このコンビはデビュー曲のソレとまったく一緒ということで…薫子嬢のデビュープロジェクトにあたり、当初から色々と書いていただいたうちの1曲という存在だったのカモと。作詞に太陽の女王様におけるデビュー3部作を手がけたことでも知られる三浦センセイを起用してきたあたり、かなり狙ってきたナといった匂いがプンプンと鼻を突く。ただし、ご本体である薫子嬢の歌唱力や素養が女王様のソレに及んでいたかと言えば…そうでもないような的ハズレ色もチラホラだったかしらん、ナゾ。それでもデビュー当初から「名古屋ムスメ、ハデにイクべ!」とばかりに、愛嬌をたくさんふりまき、とっても愛らしい薫子嬢でゴザイマシタ。

とにもかくにも…肝心のレビューを進めまショ。

♪チャッチャ~ラッチャ~チャッチャ~ラッチャ~

真夏のピーカンなおテント様が放つまぶしい光を彷彿とさせるようなイントロ。浜辺で下から見上げる真夏の太陽というのは、それはもうホントにまぶしいモノでゴザイマスものね。コレに絡むサウンドは♪ユ~ラ~ユ~ラ~揺れる夏がこ~わい~…ってコワイのはアナタの方よ、○○やさん。いえ…暑くなりすぎたことにより発生するかげろう現象?そんなあたりでも表現してみたのかしらネ。

♪イニシャルは夏よ 青空に描いた 愛は小麦色
 イニシャルは夏よ 潮風に描いた 愛は太陽の色よ

三浦センセイ…意味がまったく分かりませんことヨ。「イニシャルは彼のヨ」ならともかく…「イニシャルは夏」だものネ、滝汗。まぁ、いいからいいからそんなこと…こうして歌詞を深読みするとご憤慨される読者の方もチラホラなんだしぃ。(笑)それにしてもこの曲はイントロからおっぱじまり、↑の頭サビにいたるまで…アイドルポップスとしてはもう完璧なのでは?といった黄金手法が次から次へとくり出されるんだから。興味をそそられる短いイントロ、一度耳にしただけで覚えられる頭サビ。そして…

♪タンタラララ~タンタラララ~タンタラララ~タンタラララ~
(注:以後、計8回くりかえし)

ドラム音を効果的に配したココのつなぎ部分に至るまで、それこそ♪三人模様の絶体絶命~?いえいえ、ナニをおっしゃいますの!三者三様のセンスと才能が火花を散らしスパ~クっ!その直後にまさかのThe star is born?それくらいに完成度の高いモノが生まれたのだからスゴイのことヨ。歌詞の中でおっしゃりたいことはまったくもって分かんないけんど(笑)、それでもなんだかウキウキワクワクしますわナ。やっぱヤングの夏はこうでなくっちゃネ、ワケがわかんなくっても無条件に楽しくなきゃダメなのサ~パイナップルサマ~ってな具合にネ。ってかホントにワケが分かりません...ワタクシメが書いてるコト。(笑)

♪砂に寝ころぶ ホラ 彼の背中
 ひとさし指で 好きと書いた
 オリーブオイル ぬるふりしたけど
 見つめられたら この気持ち

イントロや頭サビの時点からウキウキさせられることこの上ないというのに、ココにきてまた更に盛り上げに加勢してくるコーラス隊のお兄さん方のテンションもスゴイわな。ラララだのルルルだの…陣営のどなたかがボランティアっておられたの?当時は製作費を浮かすためにそのようなこともよく行われていたらしく…仮にそうだったとしても、きちんと清涼感を表現できてるのはさすがといったトコロでゴザイマスよね、これこそが80年代クオリティー!

そしてサウンドに耳をすませてみれば♪ズンダズンダのリズムにのせた元気いっぱい仕込み!それこそアイドル歌手の女の子がぶりっ子しながら、膝カックン状態で歌唱するにはお誂え向きのソレといったトコロか。

♪ユラリ キラリ こぼれちゃうの 世界中 ふたりだけなの

いわばとある夏の日にはじまった恋のときめき、そして好きあうお二人のイチャイチャを描いた作品のようでゴザイマスね。恋は盲目と言うなれど、そんな時はいつだって「世界は二人のために」と化してしまうものでゴザイマスよね。懐アイドルヲタなワタクシメにだってそれくらいの経験はあるというものヨ…♪バカにしないでヨ~っと、なぜかココで百恵嬢がご登場。(笑)

それにしてもこのお歌の主人公さまはユラリキラリだなんて…早くもウレシ泣きをおぼえられたのかしら。あどけなくて可愛らしいうちは彼の背中へ遠慮がちに「好き」って書くのだけんど、そのうちカマキリ化が進めば彼のアソコに堂々と「好き」とでも書くようになるのかしらね、ナゾ。(笑)

そうこうしているうちにこの曲は、下記のような最大のヤマ場を迎えることになる。

♪ラブラブラブラブ~ラブミドゥ~

それにしても頭サビの♪愛は小麦色~における薫子嬢ったらばサバラっておりませんこと?それこそ…

カオちゃん、サバラっ!!

とでも表現すべき図なのかと。(笑)

イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6
まったりとサバラじゃ!!ハリきってサバラね!!号泣中もサバラよ~!!

アソコでもココでも…薫子嬢はサバラポーズを決して忘れることなく↑のようにキメこんでいたのでありまする!これこそがまさに本レビューにおける薫子嬢とサバラの関連性を示すトコロでありまして…レビュー冒頭にて「はっ?」と思われた方々も、ここにきて合点していただけたのではないかと^^;。

薫子嬢のサバラに関して映像を冷静に分析してみれば…彼女がカマされていたというソレはまさしく「まことちゃん」に出てきたサバラであることが見てとれる。しかしながらワタクシメにおける一方的な妄想とは別に...単にI LOVE YOUの意を手話方式で表現してみただけなのでは?という見方やピンク・レディーの「モンスター」ポーズと一緒では?なんてのもあったりで。(笑)

このようなパフォーマンスはさておき…薫子嬢の歌声も弾んでいてよろしいですな。レビューの冒頭にて太陽の女王様のソレに及ばず云々と手厳しく書き記してしまったことを後悔…うん、高音域に関してはなかなかのモノを持っておられ、アイドル歌手らしい華やかさやバウンドするゴムまりみたいな威勢のよさなども堪能することができるのである。薫子嬢の歌声についてはアチコチで色々と...なのだが、ソレはゴムまりがはねすぎてしまった上での「突拍子のなさ」とおぼしきものであり、声質自体はタイヘン優れたものをお持ちだったという援護射撃をしておくことにする。

この曲はオリコン最高50位、登場週数11、4.1万枚を売り上げて、デビュー曲(4.2万枚)に続くスマッシュヒットを記録。デビュー曲と同じくらいの売上になったのは喜ばしいことなのだが、最高順位が45→50位へと下がったのがちと気になるトコロか。

前述したように作品としてはアイドルポップスのお手本のような品質を誇るものであり、薫子嬢の衣装やパフォーマンスなどのビジュアル面でもアピール力があっただけに、他同期のソレラと比較していまいち伸び切れなかったのが残念なトコロ。その影響をモロにカブってしまったのか…当初は伊代チャンのソレに負けじと4人も取り揃えていた踊り子(スクールメイツからの選抜?)が、いつのまにか消滅...。

♪イニシャルは夏よ 青空に描いた 愛は小麦色

それはそうと「イニシャルは夏」って一体ナニよ、三浦センセイ。イニシャルと言えば、普通はM.KとかK.Hとか…ソチラの方を思い浮かべてしまうもの。だけどワタクシメがレビューを書き進めていくにあたり妄想ってしまったものは…

英単語のイニシャル(Initial)の意味は「初期」や「最初」や「始め」。ということは「イニシャルは夏」を日本語に無理やり置き換えてみると「(コトの)始めは夏ですの」。あらら…歌詞の内容にピッタリコンではないのサ!だって「ボクもスキさ」とコクられラブラブが始まった夏を描いた作品なんでしょ、コレ。なのでこのお歌で使われている「イニシャル」はM.Kとかのソレではなく、単語のInitialからもってきた「イニシャル」?英文法なんて♪どうでもいいワ~といった暴れっぷりか?そして青空や潮風に描くのは「愛」…そそっ、Initialの頭文字である「I」を描いたらソレは「愛」を意味するの~キャフっ!みたいな。アハ~ん…もしかしたらInitialの「I」と日本語の「愛」とでお言葉遊び?80年代ちっくでた~のしい!ってかこの思い込み…やはり的ハズレもいいトコロなのでは?(笑)

やるワね~センセイ、さすがヨ!…って「気づくの遅いんだよ」&「アタシを誰だと思ってるのっ、プンプン!」という怒号がセンセイ方面から勢いよく飛んできそうな気配を少なからず感じるもので…今回はこのあたりで退散することにいたしまする、サバラっ!!。ってか突拍子もない妄想によりセンセイをあきれ顔にさせてしまった恐れも...アリアリかしらね、ナゾ。(笑)

☆作品データ
作詞:三浦徳子 作曲:網倉一也(1982年度作品・TDKコア)
Viewing all 160 articles
Browse latest View live